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	<title>エンターテイメント - 瀬戸内通信社</title>
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	<title>エンターテイメント - 瀬戸内通信社</title>
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		<title>創作が日常になる。香川へ移住したアーティスト・吉田亜希さん</title>
		<link>https://setouchipress.com/scf002/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[小林繭子]]></dc:creator>
		<pubDate>Sun, 15 Aug 2021 04:32:00 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[はたらく]]></category>
		<category><![CDATA[くらす]]></category>
		<category><![CDATA[アート]]></category>
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					<description><![CDATA[<p>瀬戸内サーカスファクトリー ２.吉田...</p>
<p>投稿 <a href="https://setouchipress.com/scf002/">創作が日常になる。香川へ移住したアーティスト・吉田亜希さん</a> は <a href="https://setouchipress.com">瀬戸内通信社</a> に最初に表示されました。</p>
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<p><strong>瀬戸内サーカスファクトリー ２.吉田亜希さん</strong></p>



<p>ミュージシャンのツアー、舞台への出演や振付など、エンターテイメントの第一線でエアリアル専門のパフォーマとして活躍してきた吉田亜希さん。瀬戸内サーカスファクトリー（以下、SCF）がアーティストを多角的にサポートする「<a href="https://scf.or.jp/associate-artists-j" target="_blank" rel="noreferrer noopener">アソシエイト・アーティスト制度</a>」ができる前、2019年に東京から香川に拠点を移して活動しています。（１.SCF代表田中さんの記事は<a href="https://setouchipress.com/scf001/" target="_blank" rel="noreferrer noopener">こちら</a>）</p>



<p>——現代サーカスとの出会いと、香川に拠点を移された経緯を教えてください。</p>



<p>大学卒業してからずっとエアリアル（空中演技）を専門に、東京を拠点にして活動していました。エアリアルの基礎を学びたいと思った時に、練習場所があるのも、教えてくれる人がいるのも東京だったし、人の繋がりもある。エンターテイメントの世界で生きていくには東京じゃないと、っていうのがずっと強くて。</p>



<p>様々なステージに立ちながらも、エアリアル以外にもこんな感じのことをやりたいな、という抽象的なものが自分の頭の中にありました。それが何かわからないまま、さまざまな人と関わったり、会話したり、舞台を観たりしている中で、「私がやりたい事って “現代サーカス” っていうんだ！」とある日気が付きました。</p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img fetchpriority="high" decoding="async" width="960" height="960" src="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2021/08/65755614_2430738363827846_2687151485652828160_n.jpg" alt="" class="wp-image-1972" srcset="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2021/08/65755614_2430738363827846_2687151485652828160_n.jpg 960w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2021/08/65755614_2430738363827846_2687151485652828160_n-300x300.jpg 300w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2021/08/65755614_2430738363827846_2687151485652828160_n-150x150.jpg 150w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2021/08/65755614_2430738363827846_2687151485652828160_n-768x768.jpg 768w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2021/08/65755614_2430738363827846_2687151485652828160_n-600x600.jpg 600w" sizes="(max-width: 960px) 100vw, 960px" /><figcaption class="wp-element-caption">フランスでのエアリアルパフォーマンス／写真提供：吉田さん</figcaption></figure>



<p>現代サーカスについて調べてみると、ヨーロッパの情報や映像は見つけられるけど、日本の情報がなかなか出てこなくて。知人からSCF主宰のフランスの現代サーカス演出家<a href="https://circusdo.exblog.jp/21717770" target="_blank" rel="noreferrer noopener">カミーユ・ボワテルのワークショップ</a>の情報を聞いて、彼の映像も見たこともないし、よくわからなかったけど、面白そうだからと香川まで受けに行きました。それが2015年のことです。</p>



<p>カミーユは、フープ(空中に吊されたリング）やティシュー（空中に吊るされた布）などのメジャーなサーカス器具は使用せず、身体だけを使ったストイックな表現が中心。「一体、頭の中はどうなっているの？」っていう作品を作る人で、こんな人を日本に呼んでいることが衝撃的でした。参加アーティストたちは東京含めて各地から集まり、数日間泊まり込みで作品作りをしました。このときに、カミーユを呼んだSCF代表の田中さんともいろいろと話をしましたね。</p>



<p>作品作りに参加しながらも「現代サーカスって何だろう？」と思っていましたが、それが明確にわからなくてもすごく楽しかったし、やっぱり自分が探求したいのは現代サーカスなんだという手応えがありました。それでも、当時はエンターテイメントのお仕事が多く、拠点はまだ東京でした。</p>



<p>このワークショップの約4年後、2019年に海外プロジェクトでの契約が決まり、東京の家を引き払いました。ところが、そのプロジェクトが中止になってしまって。帰る家もないし、東京に戻る必要はないんじゃないか。これまで行きたかったけど行けなかった場所、やってみたかったけど足踏みしていたことをやるタイミングなんだと考えました。</p>



<p>そんなとき最初に浮かんだのが、SCFの田中さんです。カミーユを呼んだ田中さんなら、絶対に面白いことをしていると思って香川まで会いに行ったら、これからどんどん新しいことが始まっていく印象を受けて。よし瀬戸内にいこう、と2019年に香川県に移住しました。</p>



<p>——ほとんど馴染みのない土地への移住に加え、エンターテイメントが数多くある東京とは離れた場所へ。生計を含めた生活への不安はなかったのでしょうか。&nbsp;</p>



<p>「練習場所は絶対にある」って田中さんが言ってくれて、他に心配することはなかったんです。楽観的ですよね（笑）。練習ができて何か良いものができたら、それを使ってどうにかなる、なんとかできると思っていました。実際に香川で活動してみると、練習場所に加え、新しいことにチャレンジする機会や、パフォーマンスの場を想像以上にいただけました。</p>



<p>——2019年から一年近くは、一人で練習されていたんですか？</p>



<p>そうですね、でも最初の一年はフランスやフィンランド、福岡に滞在しながら作品に出る期間があったので、ずっと香川にいるわけではなかったです。一年を通して香川にいたのはコロナ禍以降。この一年で、初めて香川の季節の移り変わりを知りました。冬は思ったほど寒くないし、一年を通して穏やかな場所ですね。いつも「さわさわさわ」っていう感じの海とか。</p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img decoding="async" width="750" height="500" src="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2021/08/123687550_10214373558212371_3953510414984911357_n.jpg" alt="" class="wp-image-1973" srcset="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2021/08/123687550_10214373558212371_3953510414984911357_n.jpg 750w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2021/08/123687550_10214373558212371_3953510414984911357_n-300x200.jpg 300w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2021/08/123687550_10214373558212371_3953510414984911357_n-600x400.jpg 600w" sizes="(max-width: 750px) 100vw, 750px" /><figcaption class="wp-element-caption">2020年YonaYonaサーカスより／写真提供：SCF</figcaption></figure>



<p>——2020年を振り返ってみていかがですか？</p>



<p>公演「<a href="https://youtu.be/RqH7BXi1MIc" target="_blank" rel="noreferrer noopener">YonaYonaサーカス</a>」は回を重ねるごとに仲間が増えているような感覚でした。5つの会場を回りましたが、各会場の場所の力もお借りできたと感じています。それぞれに雰囲気が異なり、良いところがあって、場によって集まる人が変わりました。各会場に近い方やその場所が好きな方が来てくれたり、他の回を観た方、手伝ってくれた方が別の会場にも足を運んでくれたり。場所ごとに創作することも面白かったです。</p>



<p>パフォーマンス後のアフタートークでは、思いがけない質問や率直な感想、「こういう風に見えた」と伝えてくれるお客さんがいて、観た人が自由に何かを感じてくださっていました。現代サーカスには余白があって、そこに自分の感情を乗せていろんな見方ができます。そうやって見た人が自身の物語として受け入れて、そこから会話がうまれたらといいなと思っていたので、すごくうれしかったですね。</p>



<p>&nbsp;——今日練習していた新しい器具 “ムービングキューブ（仮称）” は、吉田さんが考案したんですよね？</p>



<p>はい。立方体の支柱による “キューブ” と呼ばれる器具を３年以上使っているなかで、「もっと違う動きをしたい」「不安定な面があったら面白い」「自分の身体をこう動かしたい」っていう思いが出てきて。お世話になっている高松の<a href="https://www.steel-factory.jp/" target="_blank" rel="noreferrer noopener">槙塚鉄工所</a>に相談したら、「まずは好きな形を考えて、模型を作ってみて」と言われ、ゼロから自分で考えました。模型を見た職人さんからアドバイスを受けながら進めて、2021年2月に完成したばかりです。実際に使うまでは、本当に使えるかどうかもどうかもわからない、チャレンジングな取り組みでした。</p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img decoding="async" width="1024" height="727" src="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2021/08/P4290209-1024x727.jpg" alt="" class="wp-image-1974" srcset="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2021/08/P4290209-1024x727.jpg 1024w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2021/08/P4290209-300x213.jpg 300w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2021/08/P4290209-768x545.jpg 768w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2021/08/P4290209-1536x1090.jpg 1536w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2021/08/P4290209-2048x1453.jpg 2048w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2021/08/P4290209-600x426.jpg 600w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /><figcaption class="wp-element-caption">ムービングキューブでいろいろな動きを試す吉田さん</figcaption></figure>



<p>——この不思議な形は、どのように辿りついたのですか？</p>



<p>動かしたときに形が変わる、そこに身体を合わせたときにどうなるのかを考えて製作しました。手持ちのキューブとは支柱の重さや太さを変えてもらって、体重をかけるとコロンと動いて形が変わることを追及しています。使ってみてから気づいたことですが、動かすことで複雑に変化する影も面白いですね。キューブを使うと、支柱によって視覚がフレーム化されるのか、お客さんがよりフォーカスして観てくれる印象があります。新しいキューブがどんな風にお客さんの目に映るのか、それも楽しみです。</p>



<p>——ムービングキューブでの練習を拝見していると、様々な動きを試し、それを動画に撮ってチェックして、また少し動きを変え、再びチェックして——と、ゼロから創作するのって、地道な作業の繰り返しなんですね。</p>



<p>すごく地味ですよね。サーカスは器具を使うことが多いですが、自分の身体をどう合わせるのかを探り、器具と対話しないとどんな表現や動きができるのかわかりません。一見地味な作業を繰り返していくのですが、この時間こそが面白いです。少しずつしか進んでいませんが、この器具とはだいぶ仲良くなってきました。新しいキューブは安定する面がすごく限られていて、ワクワクしながら探求しています。半年近く練習し、2度ほど人前でパフォーマンスしました。親密度は60％くらいかな。</p>



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</div></figure>



<p>（▲ムービングキューブ練習の様子2021年2月）</p>



<p>——いつでも使える練習拠点があることで、どんな影響がありますか？</p>



<p>普通に考えたら、こういった器具を置く場所ってなかなかありません。練習の度に組み立ててばらすって、結構な労力なんです。器具を置かせてもらえることで時間を有効に使えたり、時間をかけてじっくり創作できることは大きいです。東京だと一時間単位で会場代が発生し、時間になったらすぐに出なくちゃいけない。時間の制約がないことで、器具をただ眺めてじっと考える時間も増え、創作の向き合い方が変わりました。</p>



<p>東京にいる時は練習が特別なものというか、「さぁ練習するぞ」と切り替えが必要でしたが、香川では練習が日常になり、自然と気持ちや感覚、視野が広がりました。2020年には3人のアーティストが香川に移住し、体育館に来れば誰かがいます。自分とは違う練習をしている様子が見られるし、私の器具を触って動いてみたり、意見をくれることもあります。それぞれジャンルが違うから、器具の動かし方やものの見え方が違うんですよね。これはすごく刺激になっています。</p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img loading="lazy" decoding="async" width="1024" height="768" src="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2021/08/P4290410-1-1024x768.jpg" alt="" class="wp-image-1978" srcset="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2021/08/P4290410-1-1024x768.jpg 1024w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2021/08/P4290410-1-300x225.jpg 300w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2021/08/P4290410-1-768x576.jpg 768w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2021/08/P4290410-1-1536x1152.jpg 1536w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2021/08/P4290410-1-2048x1536.jpg 2048w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2021/08/P4290410-1-1200x900.jpg 1200w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2021/08/P4290410-1-960x720.jpg 960w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2021/08/P4290410-1-600x450.jpg 600w" sizes="auto, (max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /><figcaption class="wp-element-caption">三豊市の練習拠点では、他のアーティストたちも各々練習に取り組む</figcaption></figure>



<p>——吉田さんは、いつもどのような思いでパフォーマンスや創作をされていますか？</p>



<p>現代サーカスを観る、という文化が醸成してきている実感がありますし、そこに関われていることが幸せです。「観た人にこういう気持ちになってほしい」っていうものはありません。楽しいとか、頑張ろうとか、何かを思い出したとか、なんだかよくわからない気持ち……いろいろあると思うんですが、心が動くと、日々に新しい色が増えて、鮮やかになっていくと思うんです。そんな風に、観た人の心が少しでも動く作品を創り続けていきたいです。</p>



<p></p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img loading="lazy" decoding="async" width="1024" height="801" src="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2021/08/IMG_1426_Original-1024x801.jpg" alt="" class="wp-image-1979" srcset="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2021/08/IMG_1426_Original-1024x801.jpg 1024w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2021/08/IMG_1426_Original-300x235.jpg 300w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2021/08/IMG_1426_Original-768x601.jpg 768w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2021/08/IMG_1426_Original-1536x1202.jpg 1536w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2021/08/IMG_1426_Original-2048x1602.jpg 2048w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2021/08/IMG_1426_Original-600x469.jpg 600w" sizes="auto, (max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p><strong>吉田亜希</strong><br>群馬県出身。幼少期から体操競技を始め、大学卒業後はエアリアル、ダンス、演劇等の様々な身体表現を学び、エンターテイメントの世界へ。浜崎あゆみ、郷ひろみ等のアーティストライブやTVCM、MV、演劇舞台、シルク・ド・ソレイユアーティストバンク登録などを経て、現代サーカスの道へ。日仏合同作品「空知遊覧」、横浜パラトリエンナーレ、SCF LaVigneフランスツアー、ながめくらしつ等に参加・出演し、国内外で活躍する。インストラクターやコレオグラファーとしても活動する。瀬戸内サーカスファクトリーアソシエイト・アーティスト。<br><a href="https://aki-yoshida.jimdofree.com/" target="_blank" rel="noreferrer noopener">Aki Yoshida Website</a>、<a href="http://scf.or.jp/" target="_blank" rel="noreferrer noopener">瀬戸内サーカスファクトリーホームページ</a></p>



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			</item>
		<item>
		<title>東京だけじゃない。アーティストに、新しい拠点の提案を。／田中未知子さん</title>
		<link>https://setouchipress.com/scf001/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[小林繭子]]></dc:creator>
		<pubDate>Thu, 06 May 2021 23:37:59 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[はたらく]]></category>
		<category><![CDATA[であう]]></category>
		<category><![CDATA[表現]]></category>
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					<description><![CDATA[<p>瀬戸内サーカスファクトリー（以下、S...</p>
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										<content:encoded><![CDATA[
<p>瀬戸内サーカスファクトリー（以下、SCF）は瀬戸内の香川を拠点に、現代サーカスのアーティストを国内外から招き、この地ならではのクリエーションとパフォーマンスを続けて11年目。コロナ禍の2020年にもその歩みを止めることなく、公演を開催しました。自粛が続き、生の舞台を観ることから遠のいていた私は、この瞬間しか見られないパフォーマンスを集まった人たちと共有できたことに、胸が震えました。</p>



<p>「サーカス」と聞けば空中ブランコや綱渡りなどのイメージがありますが、「現代サーカス」はこれまでのサーカスの要素や技を使いながらも、あらゆるジャンルのアートが混じり合う新しい芸術のことです。瀬戸内で現代サーカスを育ててきた、SCF代表の田中さんにお話を伺いました。</p>



<p>**</p>



<p>ーー2020年に開催した「YonaYonaサーカス」は、丸亀城や「<a href="https://www.mitoyotsuru.com/" target="_blank" rel="noreferrer noopener">三豊鶴</a>」など、5つの特徴的な会場でその場ならではのパフォーマンスを繰り広げましたが、手応えはいかがでしたか？</p>



<p>YonaYonaサーカスは、思いがけず理想の形になりました。無理のない規模感で6カ月かけて各会場を回り、一つずつ形にして残していく。たとえ規模が大きくなくとも、これが自分たちの特徴の一つになると思っています。例えば、酒蔵をリノベーションした複合施設の三豊鶴では、アーティストが何日か会場に通い、 “酒造り” をテーマに創作しました。</p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img loading="lazy" decoding="async" width="1024" height="683" src="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2021/05/673e44d8d1aa4e2ee991e7934efb1ddc-1024x683.jpg" alt="" class="wp-image-1880" srcset="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2021/05/673e44d8d1aa4e2ee991e7934efb1ddc-1024x683.jpg 1024w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2021/05/673e44d8d1aa4e2ee991e7934efb1ddc-300x200.jpg 300w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2021/05/673e44d8d1aa4e2ee991e7934efb1ddc-768x512.jpg 768w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2021/05/673e44d8d1aa4e2ee991e7934efb1ddc-1536x1024.jpg 1536w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2021/05/673e44d8d1aa4e2ee991e7934efb1ddc-2048x1365.jpg 2048w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2021/05/673e44d8d1aa4e2ee991e7934efb1ddc-600x400.jpg 600w" sizes="auto, (max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /><figcaption class="wp-element-caption">三豊鶴でのYonaYonaサーカスの様子／写真提供：SCF</figcaption></figure>



<p>昔使われていたタンクの淵を一人が歩きながら「櫂」をかき回すような動作をするときに、空のタンクの中でボールを使ったジャグリングをしていると、その姿は見えませんが、タンク上にぽこぽことボールが上がり、まるでお酒の発酵のよう。地元の方たちからは「あ、発酵してる」と声が上がりました。こんな風に各会場が持つ特徴や個性に合わせてサーカスを創り上げることと共に、各会場と一緒に公演を作りあげる方法論も確立できたと感じています。</p>



<p>例えば、三木町の「<a href="https://idomall.net/" target="_blank" rel="noreferrer noopener">IDO MALL</a>」では会場のオーナーさんが主催者となって、ご自身で地域のスポンサーを集めてくださり、この場に集まる多くの人に楽しんでもらえたらと、無料での開催となりました。昼は子ども向けのサーカス教室、夜は広い田園風景の中で公演を行ったのですが、IDO MALLさんには広報から当日受付まで担っていただいて、サーカス教室は満員御礼に。さらに、公演スペースとして隣の畑を借り上げて草刈りをした上、巨大なブルーシートを敷いてゆっくり座って観れるエリアをご用意してくださいました。</p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img loading="lazy" decoding="async" width="960" height="638" src="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2021/05/295351572ad9d0280da338633665a45e.jpg" alt="" class="wp-image-1881" srcset="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2021/05/295351572ad9d0280da338633665a45e.jpg 960w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2021/05/295351572ad9d0280da338633665a45e-300x199.jpg 300w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2021/05/295351572ad9d0280da338633665a45e-768x510.jpg 768w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2021/05/295351572ad9d0280da338633665a45e-600x399.jpg 600w" sizes="auto, (max-width: 960px) 100vw, 960px" /><figcaption class="wp-element-caption">IDO MALLでサーカス体験をする子どもたち／写真提供：SCF</figcaption></figure>



<p>結果多くのお客さまが集まり、みなさん思い思いの場所で現代サーカスを楽まれていました。この公演は、近隣の方たちを巻き込みながら、IDO MALLさんが私たちと共に公演を作りあげてくださったと感じています。こうやってさまざまな場所で創作を続けていけば、多様な場所や人と関係性を構築していけるんじゃないかとも思っています。2021年にはまた違う会場でもやろうと検討しています。</p>



<p>ーーSCFで使用する器具は香川の鉄工所さんが製作されていますが、どのようなご縁で？</p>



<p>ある講演会で「オリジナル器具を作りたいけれど、人の命に係わることもあってなかなか引き受けてくれる会社がなく、困っている」と話したのを聞いていた<a href="https://kozai-iron.co.jp/" target="_blank" rel="noreferrer noopener">香西鉄工所</a>さんが、「技術力でなら協力できるかもしれない」と声をかけてくれたことが始まりでした。この出会いによって、構想したまま7年ほど止まっていた企画が、動き出しました。</p>



<p>ーーオリジナルにこだわる理由は？</p>



<p>現代サーカスではオリジナル器具を使うことが非常に重要で、それが演出に大きく影響します。同じ器具だとどうしても動きや見え方に限界があります。日本ではまだまだオリジナル器具での創作はレアケースですが、SCFでは着々と進んでいて、とてもありがたいことです。</p>



<p>ーー香西鉄工所さんと製作した器具 “空中トラス” の製作は、どのように進めたのですか？</p>



<p>現在3台ありますが、1台目の製作には丸一年かかりました。最初は何から始めていいのかわからず、まずは香川県三豊市出身のアーティスト・長谷川愛実さん所有の器具を香西鉄工所に運び込み、東京から来てもらった長谷川さんに工場内で演技してもらい、10人近いエンジニアの方がそれを記録するところからスタートしました。今までにないものをとアイデアを出し合い、研究を重ねて完成しました。</p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img loading="lazy" decoding="async" width="960" height="841" src="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2021/05/3cdf308dd8566e7751606108217af0e1.jpg" alt="" class="wp-image-1883" srcset="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2021/05/3cdf308dd8566e7751606108217af0e1.jpg 960w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2021/05/3cdf308dd8566e7751606108217af0e1-300x263.jpg 300w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2021/05/3cdf308dd8566e7751606108217af0e1-768x673.jpg 768w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2021/05/3cdf308dd8566e7751606108217af0e1-600x526.jpg 600w" sizes="auto, (max-width: 960px) 100vw, 960px" /><figcaption class="wp-element-caption">香西鉄工所と打合せを重ね、オリジナル器具を製作してきた／写真提供：SCF</figcaption></figure>



<p>特徴は、天辺部分にあります。一般的には1メートル程度の幅でぶら下がるだけの機能になりますが、この幅の長さを可変にして、最大4.5メートルまで延長できるようにした上に 、巨大クレーンの先端部分などに利用される三角形を繋ぎ合わせた “トラス構造” を組み込みました。こうすることで、天辺部分に頑丈な演技スペースが生まれ、器具全体が巨大な舞台装置となります。このスペースも活用して演技すれば、観客の視界は地上から６メートル以上の高さまで広がるんです。</p>



<p>さらに、演技スペース幅の長さは2種類製作して変化を持たせました。トラス製造の技術力が高い香西鉄工所ならではの器具になったと思います。2年以上使用していますが、非常に頑丈です。香西鉄工所さんとは「今後はこうしたい」といった対話もあり、ラボラトリーのように一緒にものづくりができる、心強いパートナーですね。</p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img loading="lazy" decoding="async" width="1024" height="683" src="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2021/05/377fc6c28cf285da370f953cd59d8822-1024x683.jpg" alt="" class="wp-image-1882" srcset="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2021/05/377fc6c28cf285da370f953cd59d8822-1024x683.jpg 1024w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2021/05/377fc6c28cf285da370f953cd59d8822-300x200.jpg 300w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2021/05/377fc6c28cf285da370f953cd59d8822-768x512.jpg 768w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2021/05/377fc6c28cf285da370f953cd59d8822-1536x1024.jpg 1536w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2021/05/377fc6c28cf285da370f953cd59d8822-2048x1365.jpg 2048w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2021/05/377fc6c28cf285da370f953cd59d8822-600x400.jpg 600w" sizes="auto, (max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /><figcaption class="wp-element-caption">第1号の空中トラスは、最上部でパフォーマンスも可能／写真提供：SCF</figcaption></figure>



<p>ーー三豊市の練習拠点にお邪魔しましたが、アーティストの皆さんの日常的な練習は、演目や曲に合わせて制作するのではなく、黙々と新しい動きを編み出している感じなのですね。</p>



<p>そうですね、現代サーカスでは、まず動きをたくさん創作していきます。他で見たことのない動き、できそうだけどできないことを模索して、創作を積み重ねていく。その動きを作る時間が一番大事だと思います。新しい演目を創作するとなったら、アーティストが持っている引き出しからその種を引き出して、組み立てていくイメージです。</p>



<p>ーーいつでも練習に没頭できる、専用の環境があるのは強いですね。</p>



<p>本場フランスでは、アーティストが日がな一日、なにか思いついたときや身体が乗ってきたときに練習したり、どんな形になるのかもわからないようなシーンを創り続けていました。一見無駄に思える時間こそが必要で、限られた時間では創作に限界があるんですよね。</p>



<p>ーー現代サーカスの拠点を瀬戸内に決めた理由は？</p>



<p>まず、農村歌舞伎や人形浄瑠璃などを大切にしてきた瀬戸内の歴史的な風土と、瀬戸内国際芸術祭などの影響もあり、アーティストの創作を応援してくれる自由な空気感が魅力です。そして、気候が良く気分転換にちょっと屋外で練習しようなんてことが簡単にできる自然環境も、創作に良い影響を与えてくれます。そういう意味では、瀬戸内以外の候補ってあまりなかったですね。島があることも非常に魅力的です。海外からアーティストが来たときも、「明日、島で創作してみたら」って言えるのは大きいです。船の定期便が複数の島にあるのは、世界的に見ても珍しいと思います。</p>



<p>ーーこれまで、どんな壁にぶつかりましたか？</p>



<p>本当にいろいろなことがありましたが、一番大きかったのは身の丈に合わないことに挑戦した結果、経営的に苦しんだことですね。2018年から2年連続、琴平で規模の大きいフェスティバルを開催しました。由緒ある建物や路上など、町中のあちこちで複数のサーカスが出現するというものです。琴平は面白い場所が沢山あって、その場でしか観られないものを作るにはぴったりの町でした。</p>



<p>それまで、高松で一つの公演を3日間やると1000人規模の集客がありましたが、琴平では200人ほどと想像以上に集客できませんでした。続けていけば定着したかもしれませんが、2019年の開催で大きな借金ができてしまって、継続開催は困難になりました。</p>



<p>無理してでもとにかくやってみるのが信条ではあるものの、じゅうぶん挑戦したと考え、団体として身の丈を超えるリスクは負わないと決めました。苦しんだ経験があったからこそ、YonaYonaサーカスのような、自分たちにフィットする形を見つけられたと思います。</p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img loading="lazy" decoding="async" width="1024" height="771" src="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2021/05/IMG_0713-1024x771.jpg" alt="" class="wp-image-1884" srcset="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2021/05/IMG_0713-1024x771.jpg 1024w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2021/05/IMG_0713-300x226.jpg 300w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2021/05/IMG_0713-768x578.jpg 768w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2021/05/IMG_0713-1536x1156.jpg 1536w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2021/05/IMG_0713-2048x1542.jpg 2048w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2021/05/IMG_0713-600x452.jpg 600w" sizes="auto, (max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p>ーーこの時期は、どのように乗り越えたのですか？</p>



<p>自分がこれだと思うことを進めて、うまくいかなくて、団体が大きな借金を抱えたときはエネルギーを全て失い、自尊心も崩れ去りました。自分は求められていないんじゃないか、なんのためにこれまでやってきたのかという虚しさでいっぱいになって……。何年かに一度は辛い時期がありますが、これまでで一番辛かったですね。</p>



<p>当時、全部やめて地元の札幌に帰る、とメンバーにも伝えていました。今は落ちついていますが、父の調子が悪く、定期的に病院に運ばれるような状態で。それもあって地元に帰ると言っていたのは正直、言い訳にしている部分もありました。そんな父からある日、「未知子は今、帰ってきちゃだめだ」って真面目な顔で言われて。</p>



<p>「9年間も香川で頑張ってきたのに、今帰ったらすべてがゼロになってしまう。もしまだ少しでも頑張れる力や勇気が残っているのなら、もうちょっと香川で頑張ったほうがいい」。そのときは自覚してなかったけど、本当はもう少しやりたい、もう少し頑張りたいって思っている自分に気付いたんです。でも、私にはそんな資格はない、そんなこと言える立場でもない、能力もない、無理だーーそんな風に気持ちを押し込んでいました。</p>



<p>だけど父の言葉によって、霧が晴れたみたいに視界がクリアになりました。状況は何も変わってないのに見える景色が変わり、捉え方が変わりました。よし、もう少し頑張ろうと思えて、やっぱり続けると伝えたら周りの方にも喜んでもらえて。人は、何度でも生まれ変われます。そう信じたいっていうのもあるけど、素直な心を忘れず、もう一度突き進むことにしました。そうやって持ち直してすぐに新型コロナが登場しましたが、私たちの上向きの気持ちの方が強かったんじゃないかな。アーティストたちの力も借りて、2020年は前進する一年になったと思います。</p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img loading="lazy" decoding="async" width="1024" height="683" src="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2021/05/c73160fbd1b452764f25074f3a812718-1024x683.jpg" alt="" class="wp-image-1885" srcset="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2021/05/c73160fbd1b452764f25074f3a812718-1024x683.jpg 1024w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2021/05/c73160fbd1b452764f25074f3a812718-300x200.jpg 300w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2021/05/c73160fbd1b452764f25074f3a812718-768x512.jpg 768w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2021/05/c73160fbd1b452764f25074f3a812718-1536x1024.jpg 1536w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2021/05/c73160fbd1b452764f25074f3a812718-2048x1365.jpg 2048w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2021/05/c73160fbd1b452764f25074f3a812718-600x400.jpg 600w" sizes="auto, (max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /><figcaption class="wp-element-caption">YonaYonaサーカスに出演したアソシエイトアーティストたち／写真提供：SCF</figcaption></figure>



<p>ーーSFCで2020年にスタートした<a href="http://scf.or.jp/associate-artists-j" target="_blank" rel="noreferrer noopener">アソシエイトアーティスト</a>制度は、練習場所の提供や創作の支援、お仕事のバックアップでアーティストを支援する仕組みですが、現在4名の方が登録されていますね。</p>



<p>全員首都圏から香川に拠点を移して活動しています。浜崎あゆみのツアーダンサーなど、エンターテイメントの世界で走り続けてきた吉田亜希さんが、まず2019年に東京から移住してくれました。最初はお互い独立関係だったんですが、だんだんと連携しながら信頼関係が構築できたところに、他の3人も移住してくれることになって。アソシエイトアーティストの構想は前々からありましたが、いまだ！とスタートしました。最初に亜希さんがいてくれたことは大きかったですね。</p>



<p>スタートの年からみなさんがすごく協力してくれて、良い制度になっていると思います。私たちがクリエーションしやすい環境を提供すると、彼らも自然な形でPRしてくれるようになってきました。教室事業など、彼らがいてくれるからこそ進められる事業もあり、心強いパートナーたちです。</p>



<p>東日本大震災や新型コロナの登場を経て、アーティストたちにとっての「東京拠点ありき」という価値観が一気に変わると思っていましたが、まだまだ根強く残るのが現状です。瀬戸内に来れば練習場所があるというだけではなく、豊かな自然や自由度の高い環境があり、この地だからこその環境とアーティストの関係性を構築できつつあります。コロナで1年ほど海外との交流ができませんでしたが、もともとSCFの強みは世界と繋がっていること。少し先になるとは思いますが、瀬戸内に来れば世界の一流のアーティストたちと交流できるんだということを、今一度体現していきたいです。</p>



<p>**</p>



<p>アーティストたちがより良い環境を求めて瀬戸内に来る。10年の時をかけ、その第一歩が始まっていると感じました。次回は、アソシエイトアーティストたちへのインタビューをお届けします。</p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img loading="lazy" decoding="async" width="1024" height="730" src="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2021/05/IMG_0739-1024x730.jpg" alt="" class="wp-image-1886" srcset="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2021/05/IMG_0739-1024x730.jpg 1024w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2021/05/IMG_0739-300x214.jpg 300w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2021/05/IMG_0739-768x548.jpg 768w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2021/05/IMG_0739-1536x1096.jpg 1536w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2021/05/IMG_0739-2048x1461.jpg 2048w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2021/05/IMG_0739-600x428.jpg 600w" sizes="auto, (max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p>田中未知子<br>一般社団法人 瀬戸内サーカスファクトリー 代表理事<br>現代サーカスディレクター、国際サーカス大道芸ネットワークCircostrada正規メンバー。<br>新聞社に勤務していた2004年に現代サーカスに出会い、「身体いっぽんで生きる」パフォーマーの生き様に衝撃を受け、現代サーカスの専門家になることを決意。2007年に本場フランスへ渡り、帰国後は芸術祭でのパフォーミングアート担当を経て独立。香川県に移住し、2011年「瀬戸内サーカスファクトリー」を創設。アーティストやスタッフ、技術者の育成、創作場所の確保を地域と共に続け、アーティストをサポートする「アソシエイトアーティスト制度」により、現在4名のアーティストが香川に移住。2021年6月からは子ども向け教室「<a href="http://scf.or.jp/circusgym-j" target="_blank" rel="noreferrer noopener">リバティ☆キッズジム</a>」がスタート。著書「<a href="https://www.amazon.co.jp/dp/4773809035/ref=cm_sw_r_tw_dp_JTJYTDP7VRTB8BY4MWEN" target="_blank" rel="noreferrer noopener">サーカスに逢いたい～アートになったフランスサーカス</a>」（2009年）<br>瀬戸内サーカスファクトリー：<a href="http://scf.or.jp/" target="_blank" rel="noreferrer noopener">ホームページ</a>、<a href="https://www.facebook.com/setouchicircusfactory" target="_blank" rel="noreferrer noopener">FB</a></p>
<p>投稿 <a href="https://setouchipress.com/scf001/">東京だけじゃない。アーティストに、新しい拠点の提案を。／田中未知子さん</a> は <a href="https://setouchipress.com">瀬戸内通信社</a> に最初に表示されました。</p>
]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>いつかまた、音楽が鳴り響く街に／海堀賢太郎さん（高松MONSTER）</title>
		<link>https://setouchipress.com/monster/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[小林繭子]]></dc:creator>
		<pubDate>Sun, 26 Apr 2020 14:55:00 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[めぐる]]></category>
		<category><![CDATA[くらす]]></category>
		<category><![CDATA[香川]]></category>
		<category><![CDATA[コロナ禍]]></category>
		<category><![CDATA[エンターテイメント]]></category>
		<category><![CDATA[インタビュー]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://setouchipress.com/?p=929</guid>

					<description><![CDATA[<p>新型コロナウイルスの影響で大きな打撃...</p>
<p>投稿 <a href="https://setouchipress.com/monster/">いつかまた、音楽が鳴り響く街に／海堀賢太郎さん（高松MONSTER）</a> は <a href="https://setouchipress.com">瀬戸内通信社</a> に最初に表示されました。</p>
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										<content:encoded><![CDATA[
<p>新型コロナウイルスの影響で大きな打撃を受けたライブハウス。その一つ、高松MONSTERでは存続に向けてクラウドファンディングで支援を募っています。店長の海堀さんにお話を伺いました。</p>



<p>海堀さんからお聞きしたのは、「ライブハウスの収入はゼロ、そんな状態が一カ月以上続いています」というショッキングな状況。2020年2月の後半からじわじわと影響が出て、現在は5月末までの全てのライブやイベントが延期に。「いつか開催してほしい」という思いから従来の延期手数料を取っておらず、現時点で中止になったものはないのだそう。</p>



<p>高松MONSTER は四国最大級の広さを誇るライブハウスで、毎週末のようにライブが開催されていました。満員の高松MONSTERの熱気は、こちらの写真のとおり。</p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img loading="lazy" decoding="async" width="1024" height="768" src="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2020/04/S__61915189-1-1024x768.jpg" alt="" class="wp-image-938" srcset="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2020/04/S__61915189-1-1024x768.jpg 1024w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2020/04/S__61915189-1-300x225.jpg 300w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2020/04/S__61915189-1-768x576.jpg 768w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2020/04/S__61915189-1-1200x900.jpg 1200w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2020/04/S__61915189-1-960x720.jpg 960w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2020/04/S__61915189-1-600x450.jpg 600w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2020/04/S__61915189-1.jpg 1478w" sizes="auto, (max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /><figcaption class="wp-element-caption">写真提供：高松MONSTER</figcaption></figure>



<p>取材では、実質休業中の高松MONSTERを訪れました。音のない、誰もいないライブハウスはまるで時が止まってしまったよう。</p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img loading="lazy" decoding="async" width="1024" height="768" src="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2020/04/P4240146-1024x768.jpg" alt="" class="wp-image-939" srcset="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2020/04/P4240146-1024x768.jpg 1024w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2020/04/P4240146-300x225.jpg 300w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2020/04/P4240146-768x576.jpg 768w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2020/04/P4240146-1536x1152.jpg 1536w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2020/04/P4240146-2048x1536.jpg 2048w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2020/04/P4240146-1200x900.jpg 1200w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2020/04/P4240146-960x720.jpg 960w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2020/04/P4240146-600x450.jpg 600w" sizes="auto, (max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /><figcaption class="wp-element-caption">空っぽの高松MONSTER</figcaption></figure>



<p>延期が立て続けに決まった頃に、スタッフからクラウドファンディングを勧められるも「助けてくれ、というのはかっこ悪い」と考えていた海堀さん。そんな中、非常事態宣言、高まる自粛ムード……ライブハウス再開の目途が全く見えない中、もうかっこ悪いなんて言えなくなった。とにかく大急ぎでスタートさせたのが、こちらのクラウドファンディング。</p>



<figure><iframe loading="lazy" height="365" src="https://camp-fire.jp/projects/256644/widget" width="245"></iframe></figure>



<p>「僕は人付き合いが良い方じゃないし、打ち上げもたまにしか行かない。そんな僕が助けと言ったところで、支援がたくさん集まるとは思ってなかったんです」</p>



<p>蓋を開けてみると、「ライブに行ったことがあるから」「大好きな箱だから」「行ったことないけど、応援しています」そんな応援メッセージと共に支援が数多く集まりました。（編集部注：POLYSICSやUDONプロレス、STU48と多種多様なアーティストも応援メッセージを寄せています。）</p>



<p>「こんなにもこの場所を必要としてくれとったんやな、と気合いが入りました。なんとかしてこの場所を残そうと意識が変わりましたね」&nbsp;</p>



<p>クラウドファンディングのリターン品も日々追加し、活動報告は毎日アップしている。高松MONSTERの一カ月の固定費は最低でも約70万円。自粛ムードが解消されたとしても、ライブハウスを営業できるようになるのは時間がかかるんじゃないかという不安もある。現在目標の200万円を超えてはいるものの、引き続き支援のお願いをしています。</p>



<p>「ライブハウスって、生活するのになくても困らないじゃないですか。でも、この騒動が収束したときに、みんなの下がったテンションを上げるのは音楽の力、アーティストの力。それを全力でバックアップできるのって、ライブハウスなんです。その日のために、この場所を残したいんです」</p>



<p>このクラウドファンディングには、海堀さんと親しいアーティストからの応援メッセージやリターン品が数多く並んでいます。この場所が愛されている秘密は、海堀さんにもありました。海堀さんは元々バンドマンだった経験から、ライブやイベントには必ず立ち会うことを大切にしています。これまで立ち会えなかったのは、9年間で2回だけ。</p>



<p>「出演者に『どうでした？』って聞かれたときに、どうだったのかちゃんと伝えたいんです。事務所のモニターで見るだけじゃわかんないんですよ。ライブは絶対に生で観て、聴いて。それを大切にしています」</p>



<p>海堀さんにとって、音楽はどんな存在なのかを聞いてみました。</p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img loading="lazy" decoding="async" width="1024" height="768" src="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2020/04/P4240111-1024x768.jpg" alt="" class="wp-image-940" srcset="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2020/04/P4240111-1024x768.jpg 1024w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2020/04/P4240111-300x225.jpg 300w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2020/04/P4240111-768x576.jpg 768w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2020/04/P4240111-1536x1152.jpg 1536w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2020/04/P4240111-2048x1536.jpg 2048w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2020/04/P4240111-1200x900.jpg 1200w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2020/04/P4240111-960x720.jpg 960w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2020/04/P4240111-600x450.jpg 600w" sizes="auto, (max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p>「僕自身は、音楽は生活に絶対必要なものだと思っています。子どものころから片耳の聴力がゼロだったことから、ボコボコに殴られるような、ひどいいじめを受けていました。友達もおらず、学校が終わったらすぐ帰る。毎日は曇り空のようで、楽しい気持ちにはなれなかったですね」</p>



<p>そんな中、高校で出会った子にバンドに誘われ、ドラムをやることに。</p>



<p>「初めて仲間とライブをやった時に、自分の世界が一変するような経験をしました。お客さんの中には、僕をいじめていた子、オタクっぽい子、自分とは縁のなさそうなおしゃれな人。自分の刻む音に乗って、お客さんが揺れる。バラバラの人たちが、ひとつになるんですよね。自分の音楽がみんなをひとつにしていることに、胸が熱くなりました」</p>



<p>「バンドを始めたことで、音楽という共通の話で盛り上がったり、友達ができたことはもちろん、それまで縁がなかったバレンタインにチョコを貰ったり、彼女ができたり。音楽を始めたその日から、人生が変わったんです。音楽ってすごいな。こんなに何もかもが変わるんやって。その頃の感動、喜びが自分の中にずっとあります。自分が信じた音楽は、何があっても絶対に裏切らないんですよ。ライブハウスは、その音楽が鳴る場所です。またここで、いっぱいの音を鳴らしたいです」</p>



<p>**</p>



<p>自分の暮らす町や、日常を彩っていたものはなんだろうか。 灯りの少ない夜、当たり前にあった風景を思い浮かべると、自分にとって大切なものが浮かんできます。大切なものを守るのは、自分自身のちょっとしたアクションなのかもしれません。今はいろんな形でサポートする方法があります。ぜひ一度、調べてみてください。<br>高松MONSTERのクラウドファンディングは5月11日まで。<br><a href="https://camp-fire.jp/projects/view/256644" target="_blank" rel="noreferrer noopener">https://camp-fire.jp/projects/view/256644</a></p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img loading="lazy" decoding="async" width="1024" height="768" src="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2020/04/P4240109-1024x768.jpg" alt="" class="wp-image-942" srcset="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2020/04/P4240109-1024x768.jpg 1024w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2020/04/P4240109-300x225.jpg 300w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2020/04/P4240109-768x576.jpg 768w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2020/04/P4240109-1536x1152.jpg 1536w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2020/04/P4240109-2048x1536.jpg 2048w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2020/04/P4240109-1200x900.jpg 1200w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2020/04/P4240109-960x720.jpg 960w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2020/04/P4240109-600x450.jpg 600w" sizes="auto, (max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p><strong>海堀 賢太郎</strong><br>1975年生まれ、香川県高松市出身。音楽で食べていこうと横浜に出るも、夢破れて高松へUターン。ライブハウス高松MONSTER店長。ドドドRECORDS代表。FM高松にて「ケンタロックのネクストジェネレーションズ」(毎月第一水曜日16:50〜) 、「だけんどしたんや！リターンズ」(隔週火曜日22:00〜)のパーソナリティ。現在もドラムを叩く。一児の父。<br><a href="https://twitter.com/kentaro_kaihori" target="_blank" rel="noreferrer noopener">Twitter</a></p>



<p><strong>高松MONSTER</strong><br>2011年にオープンした香川・高松にあるライブハウス。四国最大級の広さを誇り、ライブ以外にもダンス、演劇、お笑いライブ、UDONプロレスなど幅広く利用され愛されている。ことでん瓦町駅徒歩1分。<br><a href="https://goo.gl/maps/wdV52UFN3rnAbQaU7" target="_blank" rel="noreferrer noopener">香川県高松市瓦町2丁目6-14</a><br>087-813-1569<br><a href="http://www.monster.cx/" target="_blank" rel="noreferrer noopener">ホームページ</a><br>*記事の内容は、掲載時点のものです</p>
<p>投稿 <a href="https://setouchipress.com/monster/">いつかまた、音楽が鳴り響く街に／海堀賢太郎さん（高松MONSTER）</a> は <a href="https://setouchipress.com">瀬戸内通信社</a> に最初に表示されました。</p>
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