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	<title>Writer: 小林繭子 - 瀬戸内通信社</title>
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		<title>地方で演劇を続ける、その答えをつくっていく</title>
		<link>https://setouchipress.com/chiriko/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[小林繭子]]></dc:creator>
		<pubDate>Mon, 23 Mar 2026 11:21:28 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[くらす]]></category>
		<category><![CDATA[移住]]></category>
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		<category><![CDATA[香川]]></category>
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					<description><![CDATA[<p>香川で演劇活動を続けている桐子カヲル...</p>
<p>投稿 <a href="https://setouchipress.com/chiriko/">地方で演劇を続ける、その答えをつくっていく</a> は <a href="https://setouchipress.com">瀬戸内通信社</a> に最初に表示されました。</p>
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<p>香川で演劇活動を続けている桐子カヲルさんと出会ったのは、ダンスのイベント。それぞれがソロでパフォーマンスをする中、桐子さんは白塗りで舞踏を披露していて、こんな人が香川にいるんだと驚いた。よくよく聞いてみると、メインでやっているのは「現代演劇」と呼ばれるもので、香川で10年以上活動していると言う。そんな桐子さんに地方で演劇を続けることについて、3月末に迫る自主公演『ペンブラ／Penumbra』について、話を聞いてみました。</p>



<p>*</p>



<p>——桐子さんが演劇を始めたのは？</p>



<p>大阪の大学で演劇部に入ったのが最初でした。卒業後は東京で就職し、その3年後には大阪に戻って、事務の仕事をしながらずっと演劇活動をしていました。2013年に香川に戻ってからはしばらく演劇活動を休んでいましたが、2016年に瀬戸内国際芸術祭での屋外パフォーマンス『讃岐の晩餐会』出演をきっかけに、活動を再開しました。ここで香川の俳優やダンサーと出会うことができ、彼らとカフェや本屋でのパフォーマンスを作っていくようになります。今は約半分が事務の仕事、残り半分は演劇や表現を軸にしたワークショップなどの仕事をしながら、演劇の活動をしています。</p>



<p>——桐子さんは、俳優や舞台作家などの表現者としての活動のほか、絵本の読み聞かせの講師、ぬいぐるみ作りのワークショップなどさまざまな活動をしていますが、「何をしている人」ですか？</p>



<p>舞台を作る人、かな。舞台って劇場に限らない「場」なんだと思います。戯曲の音読会やぬいぐるみ作りのワークショップもその一つ。人が集まるために自分にできることを提供して、楽しんでもらえる時間を作るっていう意味では舞台なんです。私はとにかく演劇が好きで、なんで演劇ってこんなにもみんなに嫌われているんだろう、なんで日常的じゃないんだろうってずっと思っていて。あらゆる活動は「演劇に出会ってもらう」「演劇を好きになってもらう」ためのきっかけ作りの意図もあります。</p>



<p>——演劇が嫌われている？</p>



<p>「知られていない」の方が近いかもしれない。私のやっている演劇は現代演劇と呼ばれるジャンルの一つで、セリフに頼らないパフォーマンス主体の演劇です。エンタメ作品や台本があってそれを演じるような、一般的にイメージする演劇とは少し違うんですよね。大阪時代は現代演劇が好きな人たちに囲まれていたので、興味がない人のことを考えずとも、大好きな演劇の中で生きていけました。</p>



<p>ところが13年前香川に戻ると、演劇をやっている人はいたけれど、私と同じような現代演劇をやっている人が全然いなかったんです。やっている人がいないから、当然見る人も好きな人もなかなかいない。なので香川で自分の目指す演劇活動をするなら自分で企画からやるしかないし、現代演劇に興味がない人にも足を運んでもらえる企画を考える必要があった。そうして2016年からカフェや本屋といった日常的な空間で、その場に合ったテーマで現代演劇を展開するようになりました。本屋なら『モモ』で知られるミヒャエル・エンデにちなんだ作品を作ったり。</p>



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<p>自分が活動していくことで、香川という地で誰かと演劇を繋いでいくことができると思っていたし、私自身が求めていた仲間に出会えるようにもなりました。香川に帰ってから最初の3年は、演劇をやっている人や好きな人って、どこにいるの？って感じで、あちこちに足を運んでは探していたんです。今思えばですが、そういうモヤモヤした時期があったから「自分がやらなきゃ始まらない」って感じで動きだせたのかもしれません。</p>



<p>——桐子さんは固定のチームを組まずに一人で活動し、企画ごとにさまざまな出演者やスタッフが関わっていますね。どうやって仲間を見つけてきましたか？</p>



<p>会う回数がちょっとずつ重なっていって、徐々に距離を縮めていくことが多いです。香川で舞台芸術やワークショップに顔を出せば、自然と合わせる顔があって。同じ体験をした人と気が合って、何かやるときにぱっと顔が浮かんだり。いいなと思ったら唐突に話しかけて「惚れました」って言っちゃうのもあるかも（笑）。作品や人に惚れちゃう感覚は大事にしたいし、その気持ちは伝えていますね。</p>



<p>私自身はとても臆病な人間で、心を開く、つまり相手を信頼するのに時間がかかる方だとは思います。触角のような繊細なセンサーがあって「この人だったら大丈夫」っていう感覚がつかめたら、一気にオープンマインドになることもあります。今回出演してくれるダンサーの三木優希さんとは2016年の『讃岐の晩餐会』以来の長い付き合いで、俳優の米谷よう子さんは岡山で主宰されているワークショップに何度も参加したところからご縁が繋がっています。</p>



<p>——2026年3月29日の舞台『ペンブラ／Penumbra』は3作品で構成されていますね。三木さんによるダンス作品『ε-δ definition of limit』、みにくいアヒルの子を基にした桐子さんの一人芝居『The Ugly Duckling』、そして今回新たに作るのが三木さん・米谷さん出演、桐子さん演出の『人形の家 -Prototype』。</p>



<p>三つ目の『人形の家 -Prototype』はワークインプログレス公演といって、一定の段階まで完成した作品を公開し、観客の反応を反映しながら作品を作り上げていく手法をとっています。つまり、その作品が本当に完成するのは今回の公演の後。完全に完成された舞台とはまた別の、「完成に向かっていく創造性」を味わうことができるのが、ワークインプログレスの魅力です。予定はまだ決まっていませんが、今回の公演を経て、1時間以上の完成形の公演もやりたいと思っています。</p>



<p>——「完成形じゃないの？」と思ってしまいそうですが、制作過程だからこそ見える演者のチャレンジ、その日その時に生まれる偶発性も面白そうですね。</p>



<p>決められた流れや枠はありますが、その枠の中で出演者がどう観客と向き合ってその場に対応しながら化学反応を起こしていくのか。そのせめぎ合いを見てもらいたいと思っています。</p>



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<p>——どうしてワークインプログレスという形に？</p>



<p>いくつかの思いが重なっています。まず、香川で制作に興味がある人に何らか関わる機会を提供できればという思いと、制作過程をオープンにすることで、見た人の当事者性が宿るのではないかという期待がありました。</p>



<p>また、限られた日数しか出演者が揃わないことがわかっていたので、その中でできるチャレンジを考えてというのも大きいです。今回のようなぎゅっとした稽古、かつワークインプログレスという挑戦は、信頼関係のある米谷さん、三木さんとだからできることでもあります。</p>



<p>そして一番は、数字や成果などの結果ではなく、普段光があたりにくい「過程」に重きを置き、その面白さを見せたいと考えたからです。</p>



<p>——そう思ったきっかけはありますか？</p>



<p>うーん……、大好きな演劇をやるにあたって、実績や結果を求められていると感じてきたから、ですね。私は外国語大学を出た後、正社員として働きながら大阪や東京で約10年俳優として演劇活動をしていました。その後香川にUターンし、事務の仕事をしながら今度は舞台を作る側として助成の申請もしてきましたが、求められるのは過去の実績や成果。それまで出演側だったので制作の実績はほとんどなく、これから始めようと思ってもなかなか取れる助成がなかったんです。</p>



<p>——今回は助成を受けずに自主公演という形を取っていますね。公演の予算的なことはどのように考えていますか？</p>



<p>もう10年前になりますが、香川で最初にやった作品の後、出演者の一人から「出演者にボランティアで参加してもらうのは良くないよ」って指摘してもらったことがあって。それまで自分は出演側しか経験がなくてお金の流れをわかっておらず、かつ大阪で出演していた際は主宰者が自腹で公演していたのでみんなギャラもなく、そういうものだと思っていたんです。でも、主宰するなら自分でプロジェクトや企画全体の収支も考えなくちゃいけない。そんな風に価値観が大きく変わる指摘をもらえて、とても感謝していますし、今では公演を主宰するなら、僅かでも謝礼をお渡しできるようにと考えるようになりました。</p>



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<p>そこからはワークショップの活動を中心に、カフェや本屋など、20人集客したら採算が取れるくらいの規模で演劇活動をしながら、「助成が取れたら広い会場で舞台公演といえるものをやりたい」と思っていました。でも、1年くらい前からさすがにそろそろ規模感のある公演をやりたい、やらなきゃ自分が止まってしまう、もう待てない！って気持ちに火がついて。</p>



<p>とはいえ、やろうと決めてから半年ほどはぐるぐる考えているだけで、ぼーっとしてしまったというか（苦笑）。どこかで踏み出さなきゃと思いつつ、何からやったらいいんだろう、手も足も出ないって感覚でした。「どうしたら自分の望む状態で公演ができるか」ではなく、もう腹を括ってやるしかないって思えたのは昨年末、ほんの3か月前のことです。そうして自分でやるしかないと、今回自費で公演をやることにしました。</p>



<p>——それはどうして？</p>



<p>年が明けた3月に公演をやることは出演者と決めていたので、単純に「もうやらなきゃやばい！」っていうことですね。約束していた期限があったから「どうしたらできるか」という思考になれた。やりたいことを完全な状態で目指すのではなく、今の自分ができる範囲で考えようとシフトできて、やっと具体的に動き出せたんです。</p>



<p>進められなかったのは理想が高すぎたから。せっかく自分が公演をやるならって大きな夢を描いちゃっていたんですね。でも大きな夢を描いたら、実現するために助成を獲得したり、たくさんの人に声を掛けたり、いろんな所に協力してもらう必要がある。自分の理想に対してまだまだ力が足りなかったと今では思います。</p>



<p>——丸亀ビルという味のある空間が今回の会場になっていますね。</p>



<p>ぼーっとしていた半年は、会場探しで行き詰っていた期間でもありました。自分のやりたい演劇は言葉中心ではなく、ダンスのような身体表現や人と人との距離感が大事なので、それなりに広い空間が必要で。さらに、運営的にお客さんが50人以上入る広さを求めていました。それらを叶える低予算で自由度の高い空間って、なかなかなくて。</p>



<p>丸亀ビルのことは、もともと建物そのものを気に入っていました。個性的なお店が集まる複合施設で、2階には何かできそうな雰囲気のいい広いスペースがある。ここで何かやってみたいと度々見に行っていたんです。今回の公演の会場探しをしていた時期に、2階でファッションショーをやっていることを知って。ファッションショーをやった人に「舞台公演をやりたいんだけど、ここって借りられる？」って聞いたらとんとん拍子に話が進み、無事会場が決まりました。</p>



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<p>——香川で活動している中で、自分の変化や気づきはありますか？</p>



<p>自分の求める演劇の場がないから作り始めましたが、作っているうちにそっちの方が楽しくなってきたんですよね。作る側の方が長く演劇を続けられると気づけたのも収穫でした。一人でやっているので、企画、会場や出演者の調整、演出、チラシやHPの作成、SNSの投稿と本当にやることだらけなんですけど、自分でやるしかないし、やればできることが増えていきました。</p>



<p>あとは、演劇にほとんど触れてこなかった方にどうやって届けるか、入り口やきっかけをどう設計するかを考えるようになりました。関わる人を増やすのはもちろんですが、エンタメや会話劇以外にも演劇があることを、知ってもらいたい思いからです。</p>



<p>私はエンタメや会話劇では俳優としての自分がハマる感覚がなかなかなくて、苦しい時期もありました。役割が決められていて、自分が入る余地がないというか。それを救ってくれたのが、懐が深い現代演劇です。セリフや物語がない現代演劇って難しく思われがちですが、実はとてもシンプルで感覚的、語弊を恐れずに言えば原始的なものでもあるんです。まだ現代演劇に出会ってない人にこの面白さを知ってもらいたい、この体験を届けたいという気持ちは強いですね。ちなみに、これまで演劇を見たことのない人の方が、現代演劇を気に入る傾向だと感じています。</p>



<p>——集客や広報について、感じることは？</p>



<p>大阪時代と同じなのは、チケットは手売りが一番っていうこと。プレスリリースやSNS等の広報って、集客のためというよりはここでこんな活動をしているよという声を届けたり、業界にエールを送ったりするツールなんだと最近気づきました。チケットを売るためには、人に会って営業したほうがいいですから。今回初めて本格的に広報をしてみて、全国メディアに掲載されるとやっぱりうれしいですね。自分の声が遠くに届く感覚というか。そして、これは副産物的なものだけど、ネット上に実績を積み上げていくことも大事だと思います。</p>



<p>——自分のやりたいことができている感覚は、今どれくらいですか？</p>



<p>50％くらいかな。足りないものの一つは、人です。既に何人かの人とは出会えていますが、演劇に対して熱量の高い人がどこにいるのか、本当にわからないんですよね。実は体を使うのが好き、演劇が好き、そういう人がきっとどこかにいるはずなんです。どうやったらそこに届くんだろうっていうのはずっと考えていて、いろんな場所で演劇をやることやワークショップ、SNSなどでの広報には、誰かとの出会いへの期待もあります。</p>



<p>もう一つは、演劇をやるために別のことで生計を立てている状況から、脱却できればいいですね。香川で演劇、そしてワークショップなど演劇周辺のことで生活ができる環境を作っていきたいです。</p>



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<p>——地方という場所で、自分の感受性は守れていますか？</p>



<p>どうやって自分の感受性を守りながら生活し、表現ができるんだろうって考えているところではあります。香川に戻ってきた最初の頃は、自分を守るために否定から入っていたというか、いろんなものを寄せ付けない部分がありました。すごく反省していて、それだと地方で表現しながら生きていけないなって。行動や舞台で自分を見せていこうと、だんだんと自分から開いていくようになっていきました。</p>



<p>どこかで誰かが繋がっている環境で我を通しすぎると、知らないところで嫌われるとか、風評被害のように自分に返ってきます。全員に好かれないまでも、悪い印象を与えないくらいの関係性を広く保とうっていうのは、香川に来てから学んだバランス感覚かもしれません。でもそれは舞台にも生かせることで、舞台上でお互いの心地よさを保つためにどんな距離感を取るのか、すごく考えるようになりました。どうやったら共存できるかっていうのに近いかも。あなたの表現や世界観も、私の表現も同じくらい認める感覚というか。</p>



<p>——演劇を続けるために、桐子さんが大事だと思うものは？</p>



<p>演劇に救われた、恩恵を受けた、自分を変えてもらった、そんな経験を生み出していくことかな。それができれば演劇の周辺の人が増えていくだろうし、自分が演劇を続けていくことに繋がっていく。世界の見方が変わるほどの経験って、私にとっては演劇が一番多かったですね。ダイレクトに全身から入ってくるような、体の記憶に残るような経験は、演劇ならではだと思います。</p>



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<p>——桐子さんにとって、演劇とは？</p>



<p>今の時点の答えになるけど、人と一緒にいることがもっと好きになるもの、自分が人間であることを好きになれるものです。意見が合わないとき、会社の仕事だったら割り切ったり、距離を置いたまま続けたりできたけれど、演劇はどこまでも人と関わり続けながら一つのものを作らなくちゃいけない。でもそれを経験することでもっと人間という生き物を好きになれるし、新たな自分も発見できる、そんな希有なものが演劇だと思います。「仕方ないよねぇ」って愛しく思えたり、どんなに表面的にかっこつけていても泥臭い部分があったり。いろんな人の奥に触れることで、もっと人を愛せるようになるというか。</p>



<p>——以前「演劇をどうやって続けていけばいいのか、その答えをいつも探している」と話していましたが、今その答えは？</p>



<p>そうですね……、完璧な答えは見つかってないけれど、なんとか今できることをやり続けることで見えてくる道はある、そんな手応えみたいなものは感じています。私はそんなに恵まれた状況ではないものの、事実として演劇を続けられています。それは、常に続けていく方法を見つけてきたというよりは、自分で演劇を選び続けてきたから。選び続ければ、自ずと方法が見えてくる。選び続けることでしか、続ける方法がないのかもしれません。</p>



<p>私より才能があっても演劇を選ばなかった人もいるし、事情があって演劇ができなくなった人もいます。今演劇をやっている人、これからやっていきたい人たちもきっと私と同じようなことに困ったり、壁にぶつかったりする——だから何とかして続ける姿を見せていきたいし、演劇を続けられる場を残していきたいです。そして、自分が活動を続けることで、香川で演劇を知る、見る、やる、応援する……いろんな角度で演劇に関わる人が増えていったら、すごくうれしいですね。</p>



<p>*</p>



<p></p>



<figure class="wp-block-image size-large is-resized"><img loading="lazy" decoding="async" width="1024" height="768" src="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2026/03/IMG_4339-1024x768.jpg" alt="" class="wp-image-3047" style="width:550px" srcset="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2026/03/IMG_4339-1024x768.jpg 1024w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2026/03/IMG_4339-300x225.jpg 300w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2026/03/IMG_4339-768x576.jpg 768w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2026/03/IMG_4339-1536x1152.jpg 1536w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2026/03/IMG_4339-2048x1536.jpg 2048w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2026/03/IMG_4339-1200x900.jpg 1200w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2026/03/IMG_4339-960x720.jpg 960w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2026/03/IMG_4339-600x450.jpg 600w" sizes="auto, (max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p class="has-text-align-left"><strong>桐子 カヲル</strong><br>コキカル主宰。舞台作家、俳優、演出。大学在学中から不条理劇やパフォーマンス色のある「言葉だけに頼らない演劇」に触れ、卒業後は大阪のパフォーマンスカンパニーに入り、音楽を視覚化する舞台表現を追求。2013年より拠点を香川に移す。音を軸に、身体や空間との関係から舞台を立ち上げている。劇場に限らず、カフェ、本屋など、その場所に合わせた公演を行ってきた。ダンサー、音楽家と共に作品をつくるほか、読み聞かせ講師、朗読やぬいぐるみ作りなど、さまざまなワークショップも行っている。<br><a href="https://www.instagram.com/coquecal/" target="_blank" rel="noreferrer noopener">Instagram</a></p>



<p class="has-text-align-left"></p>



<figure class="wp-block-table"><table class="has-fixed-layout"><tbody><tr><td><strong>公演情報</strong></td></tr></tbody></table></figure>



<p><strong>『ペンブラ／Penumbra -人形の家へ向かう、３つの作品- 』</strong><br>ダンサー・俳優のソロ作品と、ダンサーと俳優による『人形の家』を起点にしたワークインプログレス公演の3部構成。完成した2作品と、形になり始めた作品、その両方を体験する公演です。</p>



<p>●『ε-δ definition of limit』振付・出演：三木優希（ダンスソロ作品）<br>●『The Ugly Duckling』台本・楽曲・構成・出演：桐子カヲル（一人芝居）<br>●『人形の家 -Prototype』構成・演出：桐子カヲル、出演 : 米谷よう子・三木優希 ほか（演劇×ダンス）</p>



<p class="has-small-font-size">※『人形の家 -Prototype』は、リハーサルを公開しながら制作します。 興味のある方は、下記メールにお問い合わせください<br>blueapple202011☆gmail.com（☆を@に変更）</p>



<p>【本公演】<br>2026.3.29（日）14時開演／17時開演&nbsp;<br>開場は開演の30分前​​​・上演時間約70分​<br>会場：<a href="https://maps.app.goo.gl/92xhnPgSrAV7qqSv7" target="_blank" rel="noreferrer noopener">香川県丸亀市南条町1-1丸亀ビル2F</a>（JR丸亀駅徒歩5分）<br>前売¥2,500、当日¥3,000、学生¥2,000&nbsp;<br>小学生以下無料※保護者ご同伴をお願いします<br>※チケット予約は<a href="https://coquecal.wixsite.com/coquecal/general-6" target="_blank" rel="noreferrer noopener">公式HP</a>にて</p>



<p><strong>【プレビュー公演】</strong><br>2026.3.28（土）15時開演・¥1,000（本公演と同会場）<br>人形の家-Prototypeのみ上演（約30分・本公演と同内容）。<br>お子さまと一緒にご覧いただけます。会場が真っ暗になったり、大きな音が出る演出はありません。必要があれば出入りもできます。会場の構造上元気に動き回るのは難しいですが、一緒に座って過ごせるお子さまでしたら大歓迎です。</p>



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<div class="wp-block-button is-style-fill"><a class="wp-block-button__link has-black-color has-cyan-bluish-gray-background-color has-text-color has-background has-link-color has-small-font-size has-custom-font-size wp-element-button" href="https://coquecal.wixsite.com/coquecal/general-6" target="_blank" rel="noreferrer noopener">公式HP（公演詳細・チケット予約）</a></div>
</div>



<p>*記事の内容は、掲載時点のものです</p>



<p></p>
<p>投稿 <a href="https://setouchipress.com/chiriko/">地方で演劇を続ける、その答えをつくっていく</a> は <a href="https://setouchipress.com">瀬戸内通信社</a> に最初に表示されました。</p>
]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>その時の自分でどうするのかが大事なのかなって</title>
		<link>https://setouchipress.com/taiga/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[小林繭子]]></dc:creator>
		<pubDate>Mon, 09 Sep 2024 01:55:27 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[くらす]]></category>
		<category><![CDATA[香川]]></category>
		<category><![CDATA[インタビュー]]></category>
		<category><![CDATA[小豆島]]></category>
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					<description><![CDATA[<p>小豆島に暮らす高校一年生の辰巳大雅さ...</p>
<p>投稿 <a href="https://setouchipress.com/taiga/">その時の自分でどうするのかが大事なのかなって</a> は <a href="https://setouchipress.com">瀬戸内通信社</a> に最初に表示されました。</p>
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										<content:encoded><![CDATA[
<p>小豆島に暮らす高校一年生の辰巳大雅さんは、2024年9月から一年間、フランスに留学することが決まっています。私が小豆島に住んでいた頃に小学生だった大雅くん。会わない間に高校生になり、海外留学を目標に定め、それをつかみ取ったと聞いて成長のスピードに驚かされると共に、とてもうれしく思いました。一年後の彼は、きっとまた変化しているのだと思い、出発前に久しぶりにタイガくんと話してみました。（取材・ライティング：小林繭子）</p>



<p>*</p>



<p>――お久しぶりです！数えてみたら、最後に会ってから5年も経っていました。この4月から高松の高校に進学したんですね。毎日朝早くからフェリーで通学するのは大変？</p>



<p>数か月経って、やっと慣れてきたところです。朝は6時まで寝られて、19時すぎには帰宅しているので、そんなにもハードではないですね。大変なのは勉強かな……高校は授業のペースがとんでもなく速くて、自分でも勉強しないとついていけない。その習慣をつけるのが大変で。</p>



<p>通学に時間がかかる分、フェリー往復二時間をできるだけ活用しようとか、授業中にできるだけ消化しようって意識はしています。授業を受けて出された宿題をやっていればなんとかなった中学時代とは、違いますね。</p>



<p>家に帰ってから学校の勉強をするときはするけど、毎日ではないです。家族にも言われるんですが、お風呂が長くて（笑）。ゆっくりお風呂に入っても寝るのが遅くならないように、でもできれば30分でも勉強できればなと。週末は疲れてしまって、ボーっとしちゃうこともあります。頑張ってメリハリをつけて、休日は休むようにしています。</p>



<p>――高校生活はどうですか？</p>



<p>同学年に同じ中学校出身の生徒がいないので、新しい人間関係を作っていっている最中です。僕はそんなに積極的に人に話しかけていくタイプではないけれど、親しい友人ができたらうれしいし、できるならいろんな人と話していきたいですね。いろんな中学から人が集まっていて、新しい出会いが面白いです。</p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img loading="lazy" decoding="async" width="1024" height="768" src="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/09/IMG_6938-1-1024x768.jpg" alt="" class="wp-image-2953" srcset="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/09/IMG_6938-1-1024x768.jpg 1024w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/09/IMG_6938-1-300x225.jpg 300w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/09/IMG_6938-1-768x576.jpg 768w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/09/IMG_6938-1-1536x1152.jpg 1536w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/09/IMG_6938-1-2048x1536.jpg 2048w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/09/IMG_6938-1-1200x900.jpg 1200w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/09/IMG_6938-1-960x720.jpg 960w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/09/IMG_6938-1-600x450.jpg 600w" sizes="auto, (max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p>――9月からの留学について聞かせてください。一年間、フランス北西部のブルターニュ地方に留学することが決まっているとのことですが、留学したいと思うようになったのは？</p>



<p>何か大きなことがあったというよりは、小さいころから見聞きしていた海外への興味が、いろんな事が重なって高まっていったという感じです。はじまりは、両親が若い頃バックパッカーとしてシルクロードを旅した時のことや、海外の文化について小さい頃から聞いていたことかな。あと、小学生の時に通っていた絵画教室の先生がドイツで活動していた経験があり、ドイツでの暮らしについて聞いたり、写真を見せてもらったりして海外って面白そうだな、となんとなく思っていたのもあります。</p>



<p>そして、豊島を拠点に活動する「usaginingen（ウサギニンゲン）」の二人との出会いも大きいです。usaginingenはオリジナルの映像機器と楽器を使用したパフォーミングアートグループ。アーティストとして活動しつつ、半分自給自足のような暮らしをしていて。海外で暮らした経験もあるし、独自のスタイルを確立して国内外で活躍する、すごい人たちです。</p>



<p>小学校高学年の頃に小豆島からフェリーで30分の豊島に連れていってもらい、usaginingenの劇場を訪れて以来、一人でちょくちょく遊びに行くようになりました。</p>



<p>豊島ではusaginingenの二人や豊島で暮らす人たちと話したり、二人のお子さんと遊んだり、簡単な農作業の手伝いをしたり。いろんな人と出会えるし、普段とはまた違う過ごし方ができるのが楽しかったですね。僕が自分からあまり話さなくても二人は気にせず、そのままでいいって感じでいろんな場所に連れていってくれ、豊島の人たちと引き合わせてくれました。二人のおかげで知らない人と話せるようになったと思います。</p>



<p>――彼らとの時間で、影響が大きかったことって何ですか？</p>



<p>小学校6年生の時に、ユニークな人生を歩む大人たちの話を聞く「usaginingenと空飛ぶゾウ」というYouTube企画に参加したことです。世界で活躍する人たちの話を聞いて、海外での暮らしや仕事って面白そうだ、行ってみたい、とそれまで以上に強い興味を持つようになりました。</p>



<p>また、それまでは仕事といったらスーツを着て会社に行くか、父のような自営業っていうイメージしかなかったけれど、usaginingenみたいに仕事をして自給自足もして暮らすとか、世界で活躍する舞踏家やお坊さん、九州でミニシアターをやっている人、絵本作家など、いろいろな仕事を知りその話を聞くことで、自分にとっての「仕事」というものが、がらっと変わったように思います。</p>



<p>特に印象に残っているのは、イギリスで暮らす発明音楽家のICHIさん。ICHIさんはおもちゃや調理器具など、いろんなものを楽器に変身させ、「曲」というよりは、音の組み合わせのような音楽を作る方。その独特な音楽が面白くて、ぐっと引き込まれました。「これ楽器にできるんじゃないかな」って思うことはあるけれど、本当に楽器にして音楽にしてしまう。それをとことん突き詰め、世界中で人を楽しませているって、すごいなぁって。</p>



<p>この企画を通して自分が知ることもなかったさまざまな生業をもつ人、海外で活躍されている人たちの話が聞けたのは、大きな財産になっています。いろんな仕事のやり方があるということ、自分の求めていることややりたいことを自分の望む形で続けて活躍できるということ――多分頭のどこかではなんとなくわかっていたんだけど、そういうことがはじめて実感できたというか。</p>



<p>夢中になれることを仕事にした人たちに出会い、こんなにいろんなことができるんだ、仕事になるんだ、ってたくさんの気づきがありました。将来何がしたいのかは今もまだわからないけれど、もっと柔軟に考えていいんだとか、自分に何ができるのか考えようって思うようになりました。</p>



<p>少し話がそれちゃいましたけど、こんなふうに小さい頃から海外での生活や仕事について、両親含めていろんな人たちから話を聞けたことが、留学したいって気持ちの根っこにあるような気がしています。</p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img loading="lazy" decoding="async" width="1024" height="768" src="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/09/P6163620-1024x768.jpg" alt="" class="wp-image-2946" srcset="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/09/P6163620-1024x768.jpg 1024w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/09/P6163620-300x225.jpg 300w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/09/P6163620-768x576.jpg 768w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/09/P6163620-1536x1152.jpg 1536w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/09/P6163620-2048x1536.jpg 2048w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/09/P6163620-1200x900.jpg 1200w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/09/P6163620-960x720.jpg 960w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/09/P6163620-600x450.jpg 600w" sizes="auto, (max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /><figcaption class="wp-element-caption">取材の日、大雅くんのお父さんの運転で港まで迎えにきてくれた</figcaption></figure>



<figure class="wp-block-image size-large"><img loading="lazy" decoding="async" width="1024" height="768" src="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/09/IMG_6944-1024x768.jpg" alt="" class="wp-image-2945" srcset="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/09/IMG_6944-1024x768.jpg 1024w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/09/IMG_6944-300x225.jpg 300w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/09/IMG_6944-768x576.jpg 768w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/09/IMG_6944-1536x1152.jpg 1536w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/09/IMG_6944-2048x1536.jpg 2048w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/09/IMG_6944-1200x900.jpg 1200w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/09/IMG_6944-960x720.jpg 960w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/09/IMG_6944-600x450.jpg 600w" sizes="auto, (max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /><figcaption class="wp-element-caption">大雅くん・お父さんと坂手地区を歩いた</figcaption></figure>



<p>――留学を具体的に考えるようになったのは、何かきっかけがあったのかな？</p>



<p>中学生の時に、知人のお子さんが留学するって聞いたことだと思います。高校生でも留学できるんだ！って驚いて、そこで初めて「留学」っていうワードが自分に入ってきた感じです。その方に留学体験談を聞かせてもらって、留学のイメージが具体的になってますます興味を持ち、いろいろと調べていく中で留学への気持ちが固まっていきました。</p>



<p>――どんなふうに気持ちが固まっていったの？</p>



<p>それまでは留学ってかっこいいとか、楽しそうとか、ふわっとした興味だったんだけど、海外での暮らしは日本とは全然違うし、考え方も違うことがあって、そういう環境に身を置いてみたいと思ったんです。留学の体験談や海外のニュースや情報は見聞きできるけれど、自分の肌で感じるのはきっと違うだろうし、その国だから体験できること、感じられることを得たいなって。</p>



<p>海外に行きたい気持ちは小さい頃からあって、それは旅行でも叶えることができます。でも、留学では一年ホームステイして、日本人学校ではなく現地の学校に通えるので、よりその国の暮らしができ、その国に近いところが体感できるんじゃないかなって。</p>



<p>――今回の留学決定には、試験があったんだよね。決定まではどんな道のりだったの？</p>



<p>試験では面接、グループディスカッション、英語の筆記試験がありました。中二の後半から勉強を始めて、試験は中三の春。筆記やリスニングは中学生には難易度が高く、高校の受験勉強と同じくらい勉強しました。中学英語とは違って、日本語で聞いても知らないような専門的な単語が多かったですね。おそらく、英語圏の高校の試験や講義のような内容だったと思います。なので、とにかく単語を覚えて、過去問や問題集をひたすら解いて勉強しました。</p>



<p>グループディスカッションについては、当時面接すら未経験だったので最初は想像もつかなくて。自分の意見を明確に伝える機会も、その手前、自分がどう思うのかを真剣に考えることもあまりなかったから、準備は大変でした。どんな質問がくるのかもわからなかったので、二つだけ、どうして留学をしたいのかと、自分はどういう人間なのかはしっかり深掘りして考え、準備しました。こんな機会がなかったら自分自身のことをじっくり考えたり、伝える練習をしたりはしなかったので、試験に受かるかどうか関係なく、いい経験になったと思います。</p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img loading="lazy" decoding="async" width="1024" height="752" src="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/09/P6163692-1024x752.jpg" alt="" class="wp-image-2948" srcset="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/09/P6163692-1024x752.jpg 1024w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/09/P6163692-300x220.jpg 300w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/09/P6163692-768x564.jpg 768w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/09/P6163692-1536x1129.jpg 1536w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/09/P6163692-2048x1505.jpg 2048w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/09/P6163692-600x441.jpg 600w" sizes="auto, (max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /><figcaption class="wp-element-caption">小さい頃から遊びに来ていた「瀬戸の浜」</figcaption></figure>



<figure class="wp-block-image size-large"><img loading="lazy" decoding="async" width="1024" height="768" src="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/09/IMG_6981-1024x768.jpg" alt="" class="wp-image-2947" srcset="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/09/IMG_6981-1024x768.jpg 1024w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/09/IMG_6981-300x225.jpg 300w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/09/IMG_6981-768x576.jpg 768w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/09/IMG_6981-1536x1152.jpg 1536w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/09/IMG_6981-2048x1536.jpg 2048w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/09/IMG_6981-1200x900.jpg 1200w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/09/IMG_6981-960x720.jpg 960w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/09/IMG_6981-600x450.jpg 600w" sizes="auto, (max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p>――試験のための勉強は、苦じゃなかったですか？</p>



<p>自分で決めたからには一生懸命やろうっていう気持ちもあったので、苦ではなかったです。留学のテストや高校受験など、何か大事なことがあると頑張れるのかな。普段はあまり勉強しないので、もっと普段からやっていたら少しは楽なんだろうけど（笑）。</p>



<p>不安はもともとあまりない感覚で、ぼんやり不安だとは思うし緊張はあるんですが、具体的な不安はあんまりない、って感じ。この性格がいい時も悪い時もあるけど、今のところいい時が多いので助かっています。中三でもし合格しなくても、高一でまたチャンスがあるという気持ちは正直ありました。また、僕が応募したプログラムは希望する国の応募者数と試験結果の掛け合わせなので、たくさん希望を出せばどこかには行けるだろう、というのもありました。どの国に行って何をしたいという希望があったわけじゃなくて、行ける国で頑張ろうと決めていました。</p>



<p>――実際の試験はどうでしたか？</p>



<p>個人の面接や英語のテストはそれなりに力を発揮できたけど、グループディスカッションはやっぱり苦戦しました。議題はコロナ禍で人の行動が制限されたことのメリットやデメリット、自分はどう感じたか、日本の状況について。テーマが難しいのもあって、自分の意見がなかなか出てこなかったですね。オンラインではどのタイミングで自分の意見を言っていいのかよくわからないし、どんなことを言えばいいのか考えているうちに議論はどんどん進んでしまって。次やるなら考え込まず、簡単でもいいからまず意見を持つようにしたいです。そもそも自分の意見が普段から弱いということにも気づきました。</p>



<p>――試験を受けたこと自体がすごくいい経験になったんだね。留学先のフランスはどうやって決めたの？</p>



<p>第一希望では、ドイツを希望していたんです。usaginingenが暮らしていたから、興味があって。テストも他の人に比べたらまだまだだろうというのもあって、ドイツに限らず、海外留学すること自体を目標に設定して。10個ほど希望の行き先を選び、結果第二希望のフランスになったって感じです。</p>



<p>周りの人から、なんで英語圏の希望を出さなかったのって言われたけど、なんとなく、英語圏はすぐ行ける気がしたんです。全然そうでもないんだけど（笑）。「行ける国に留学しよう」が僕の留学だから、現地の言葉の勉強は留学先が決まってから。大変だろうな、と思ってはいました。</p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img loading="lazy" decoding="async" width="1024" height="768" src="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/09/P6163688-1-1024x768.jpg" alt="" class="wp-image-2949" srcset="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/09/P6163688-1-1024x768.jpg 1024w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/09/P6163688-1-300x225.jpg 300w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/09/P6163688-1-768x576.jpg 768w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/09/P6163688-1-1536x1152.jpg 1536w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/09/P6163688-1-2048x1536.jpg 2048w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/09/P6163688-1-1200x900.jpg 1200w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/09/P6163688-1-960x720.jpg 960w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/09/P6163688-1-600x450.jpg 600w" sizes="auto, (max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p>――出発一年前の中三の夏に留学先が決まって、受験勉強もあるから大変そうだね。フランス語の勉強は順調？</p>



<p>フランス語は聞いてもまだよくわからないし、話すとなるともっと難しくて、会話はまだまだ難しい状態です。英語も似たようなことがあって、話したいことが自分の中にあっても言葉が出てこないんですよね。「何て言えばいいんだろう」って考えすぎちゃう。そうじゃなくて、知っている単語を続けるだけでもいいし、簡単な文法でもいい。正確には違っていても通じることもあるので、もっと柔軟な思考が必要だなって感じています。</p>



<p>留学から帰ってきた人たちからは、「少しでも話せるように勉強したほうがいいけれど、わかる人でも最初の三か月は全然わからないし、それが普通だから気にしすぎないでいい」「現地の言葉がわからなくても、何もできないわけじゃない」って言ってもらったことが印象的で。うまく言葉が出てこなくても、コミュニケーションを取ろうとする努力を大事にしたいです。</p>



<p>島外の高校を選んだ理由の一つには、自分からコミュニケーションを取っていけるようになりたいという思いもあったんです。フランスでも、ホストファミリーと仲良くしたいし、学校で友達も作りたいし、いろんな人に話し掛けていきたいですね。言葉の面で最初は困るだろうけれど、そこで自分がどうするのかが大事だと思う。だから、頑張ってみんなの中に入っていけたらいいな。<br></p>



<p>フランス語で現地の高校の授業を受けるのもあって向こうに行って苦しむかもしれないし、もっと心配したほうがいいのかもしれないけれど、そんなに大きな不安はない感じです。数週間後にはフランスの暮らしが始まるのに、まだ実感がないのかな。</p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img loading="lazy" decoding="async" width="1024" height="768" src="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/09/IMG_6988-1024x768.jpg" alt="" class="wp-image-2950" srcset="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/09/IMG_6988-1024x768.jpg 1024w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/09/IMG_6988-300x225.jpg 300w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/09/IMG_6988-768x576.jpg 768w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/09/IMG_6988-1536x1152.jpg 1536w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/09/IMG_6988-2048x1536.jpg 2048w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/09/IMG_6988-1200x900.jpg 1200w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/09/IMG_6988-960x720.jpg 960w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/09/IMG_6988-600x450.jpg 600w" sizes="auto, (max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p>――一年後日本に帰ってきたら、学年はどうなるんですか？</p>



<p>これは自分で決められるんです。僕の場合は、もう一回高校一年生をやることにしました。フランスではきっと日本の勉強のことはできなくなるだろうし、一年空くと勉強に追いつくのが難しいだろうと思って。人間関係も新しくなるので少し不安はあるけれど、せっかくいろんな経験をするんだから「知り合いが増える」って感じで、できるだけいい面を見ていきたいです。今の同級生とも、島の中学時代の友人たちとも、フランスで出会った人たちとも長く関係が続いていけばうれしいです。</p>



<p>――留学での楽しみは？</p>



<p>ブルターニュ地方は中世の町並みが残っていると聞いて楽しみにしているし、いつもとは違う食文化やホストファミリーが飼っている猫との暮らしも楽しみです。でも、一番の楽しみは「その地の日常」を味わえることかな。ごみ問題、移民文化についても興味があって、フランスだから触れられることも知っていきたいです。フランスがどんな国なのかこの目で見て、体験して知りたいし、フランスで暮らすことで見えてくるだろう「日本がどんな国なのか」を学び、感じたいです。</p>



<p>――一年後、留学から帰ってきた自分に期待することは？</p>



<p>フランス語が話せるようになっていたらいいな。でも、言葉がわからなくても、フランスで生活できていたらって思います。あと、今よりもっといろんな人と関われるようになっていたいかな。人ってそんなすぐ大きく変わるもんじゃないけど、初めてのフランスで自分の視野を広げて、その地の文化や考え方、今想像できてないこともたくさん吸収して日本に帰ってきたいですね。留学を目前に控えて間に合ってないこともあるけれど、今はできることをやるだけ。とにかく行ってみないとわからないので、出たとこ勝負で楽しみたいと思います。</p>



<p>*<br>協力：<a href="https://usaginingen.com/" target="_blank" rel="noreferrer noopener">usaginingen</a></p>



<figure class="wp-block-image size-large is-resized"><img loading="lazy" decoding="async" width="1024" height="777" src="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/09/IMG_6961-1024x777.jpg" alt="" class="wp-image-2951" style="width:650px" srcset="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/09/IMG_6961-1024x777.jpg 1024w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/09/IMG_6961-300x228.jpg 300w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/09/IMG_6961-768x583.jpg 768w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/09/IMG_6961-1536x1165.jpg 1536w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/09/IMG_6961-2048x1554.jpg 2048w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/09/IMG_6961-600x455.jpg 600w" sizes="auto, (max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p><strong>辰巳大雅</strong><br>2008年香川県仲多度郡まんのう町生まれ、高校一年生。三歳の時に両親と共に小豆島へ移住。大の阪神ファンで、甲子園まで観戦に行くほど。小学生の時に音楽部で担当していたチェロを高校に入ってから再開した。ヨット、バスケットボール、地域活動を行うジュニアリーダーなど、好奇心の向かう先へまっすぐ。<br><a href="https://www.instagram.com/tyga._fra">Instagram</a></p>



<p>*記事の内容は、掲載時点のものです</p>
<p>投稿 <a href="https://setouchipress.com/taiga/">その時の自分でどうするのかが大事なのかなって</a> は <a href="https://setouchipress.com">瀬戸内通信社</a> に最初に表示されました。</p>
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		<title>日常に変な空間を作って、自分の常識を超えてもらう。／堤聡さん（無人駅本店）</title>
		<link>https://setouchipress.com/tsutsumi/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[小林繭子]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 23 Aug 2024 09:22:19 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[であう]]></category>
		<category><![CDATA[くらす]]></category>
		<category><![CDATA[徳島]]></category>
		<category><![CDATA[表現]]></category>
		<category><![CDATA[インタビュー]]></category>
		<category><![CDATA[つくる]]></category>
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					<description><![CDATA[<p>徳島県の無人駅「JR池谷駅」では、2...</p>
<p>投稿 <a href="https://setouchipress.com/tsutsumi/">日常に変な空間を作って、自分の常識を超えてもらう。／堤聡さん（無人駅本店）</a> は <a href="https://setouchipress.com">瀬戸内通信社</a> に最初に表示されました。</p>
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										<content:encoded><![CDATA[
<p>徳島県の無人駅「JR池谷駅」では、2023年から年2回、本屋のPOP UP（期間限定の出店）「無人駅本店」が開催されています。無人駅での本屋POP UPに興味を持って調べてみると、企画・運営をしているのは、関東に住む会社員の堤聡さんでした。なぜわざわざ徳島の無人駅で本屋POP UPをしているのか、JR四国とどのようにこの場を実現したのかなどを聞いてみたくて、また、どんな本屋なのか気になって、無人駅本店を訪れてみました。</p>



<p>——さっそくですが、堤さんは関東の鉄道会社で働かれているんですよね。どうして徳島の無人駅「池谷駅」での不定期イベントとして本屋を？</p>



<p>この駅のすぐ近くに祖父の家があり、幼い頃からこの辺りには何度も訪れていました。農家として働く祖父の背中を見て、農家の課題解決を目指して農学部に進学したものの、公務員試験に落ちたり、いろいろな理由が重なったりして、就職では別の道を探すことに。子供の頃から好きだったものを考えてみると、そうだ電車が好きだったじゃないかと思い出し、関東の鉄道会社に就職しました。</p>



<p>職場の同僚は、地方の高校を卒業後、そのまま就職してきた人ばかりです。彼らとこの会社に就職した理由などを会話していたら、先生に勧められたから、高校に求人票があったからなど、能動的な理由を語る人がほとんどいなかったことに驚きました。高校卒業後の就職では、自己分析や複数企業の比較検討、同時選考などのいわゆる「就活」をする人はあまりいないのだと、その時初めて知ったんです。</p>



<p>経理、CADなどのスキルやクリエイティブなセンスのある人たちが、得意な分野とは違う仕事をしているのはなぜだろう。入社してから仕事とのミスマッチに悩む人を見て、「就職を検討するタイミングにもっといろんな選択肢や考え方を知っていたら、違う選択をしたのかもしれない」と思うようになって。それは、池谷駅を使って高校に通う学生たちの姿とも重なりました。自分にできることはないだろうかと考えた時に浮かんだのが、本でした。</p>



<p>——地方の高校生が将来を考える際の一助として、本が何かしらのいい影響になるのではと？</p>



<p>そうですね。私にとって、本はメンターのようなもの。本は、さまざまな生き方、考え方、問いを与えてくれる存在であり、何かを押し付けてくるようなことはありません。僕は、 少なくとも自分で決めたことは頑張れる。自分で気づく、考える、選ぶ、決めるっていう過程が重要だとも思っています。本が媒介になって進路を考えたり、決断したりと、何かしら役立てるのではないかと。それを子供の頃から知っているこの場所、高校生たちが通学で使う池谷駅でやってみたい——そんな思いつきが、最初の始まりでした。</p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img loading="lazy" decoding="async" width="1024" height="768" src="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/08/P1013262-1024x768.jpg" alt="" class="wp-image-2911" srcset="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/08/P1013262-1024x768.jpg 1024w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/08/P1013262-300x225.jpg 300w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/08/P1013262-768x576.jpg 768w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/08/P1013262-1536x1152.jpg 1536w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/08/P1013262-2048x1536.jpg 2048w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/08/P1013262-1200x900.jpg 1200w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/08/P1013262-960x720.jpg 960w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/08/P1013262-600x450.jpg 600w" sizes="auto, (max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<figure class="wp-block-image size-large"><img loading="lazy" decoding="async" width="1024" height="778" src="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/08/P1013426-1024x778.jpg" alt="" class="wp-image-2912" srcset="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/08/P1013426-1024x778.jpg 1024w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/08/P1013426-300x228.jpg 300w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/08/P1013426-768x583.jpg 768w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/08/P1013426-1536x1166.jpg 1536w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/08/P1013426-2048x1555.jpg 2048w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/08/P1013426-600x456.jpg 600w" sizes="auto, (max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /><figcaption class="wp-element-caption">徳島県・JR池谷駅での「無人駅本店」の様子</figcaption></figure>



<p>——実現するにあたって、何から始めて、どうやって進めていったのですか？</p>



<p>準備を始めたのは、2017年頃です。本に関して素人の私がJR四国さんにいきなり企画書を出しても難しいだろうと考え、まずは修業、学びになることをやってみることにしました。知人のツテで長野県の駅と電車内で開催する古本市のスタッフをやったり、一箱古本市に出店するようになったり。2018年には一箱古本市での収益性を検討するため、東京圏で一箱古本市への出店を積極的に行い、選書や値付け、オペレーションなどを身につけていきました。</p>



<p>——何が一番大事な学びになりましたか？</p>



<p>選書と値付けの掛け合わせでしょうか。どちらも収益性に直結する重要な要素です。一箱古本市では、自分で網羅的に本を揃えなくても、他の出店者さん含めた全体を一つの本屋さんと考えれば、来場したお客さんの満足度は高い。なので、自分なりに突き抜けた選書をするようになりました。一年で選書と値付けの力がつき、収益性を確保できるようになりました。</p>



<p>次のステップとして、四国の本屋さんや一箱古本市の活動をしている地域のプレイヤーと知り合おうと、四国の一箱古本市で出店するようになり、さまざまな出会いがありました。四国エリアでの出店で驚いたのは、高松や松山でも、人口が多いはずの東京圏と売上が変わらなかったことです。</p>



<p>2018年から2019年は一箱古本市のイベント出店に加え、飲食店のブックイベントを任されるなど、一人でその場に合わせた本を考える機会にも恵まれました。会社勤めをしながらなので年に数回ですが、新刊を仕入れられるようにしたり、古物商許可を取得したりしながらコンスタントに本に関する活動を続けていきました。</p>



<p>——自分だけが出店するようなケースでは、どんなことに注力していましたか？</p>



<p>間口は広く、いろんなジャンルを揃え、「ここでしか出会えない」と感じてもらえるような本も混ぜていくことです。気軽に読みたい人向けに映画化された小説を入れたり、立ち止まってもらうためにちょっと変わった本を入れたり、学生でも手に取りやすい金額の面白いZINEを入れたり。その空間に合わせてジャンルを考えることもありました。その経験が、単独出店のベースになっていますね。</p>



<p>——2017年からの「修業期間」を経て、JR四国への提案は、いつ頃から？</p>



<p>自分なりにそろそろと思えた、2019年5月です。鉄道関係のいろいろな知人に聞くのを繰り返し、人づてになんとか紹介していただいたのが最初です。無人駅・池谷駅での本屋出店の企画書には、大きく三つのポイントとして、地元の高校生に新たな価値観や仕事観を知ってもらうきっかけづくり、鉄道の利用促進、無人駅を活用した地域の賑わいづくりを打ち出しました。</p>



<p>無事JR四国さんから具体的に検討しましょうという声をいただけて、夏には駅の図面をお借りしてどこをどう使うのか、実施検討のやり取りが始まり、現地確認含めさまざまな調整を進めました。2020年3月には、駅待合室を活かしてミニマムに、まずはイベントとしてやってみようという話にまとまりました。</p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img loading="lazy" decoding="async" width="1024" height="768" src="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/08/P1013276-1024x768.jpg" alt="" class="wp-image-2913" srcset="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/08/P1013276-1024x768.jpg 1024w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/08/P1013276-300x225.jpg 300w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/08/P1013276-768x576.jpg 768w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/08/P1013276-1536x1152.jpg 1536w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/08/P1013276-2048x1536.jpg 2048w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/08/P1013276-1200x900.jpg 1200w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/08/P1013276-960x720.jpg 960w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/08/P1013276-600x450.jpg 600w" sizes="auto, (max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p>せっかく話がまとまったのですぐにでも開催したかったのですが、新型コロナによる緊急事態宣言でしばらくは実施できなくなってしまって。約3年後の2023年、そろそろ開催できるのではと再びコンタクトを取りました。もう一度駅を内見し、駅舎の外でやる想定で設営のイメージを具体的に説明したのが2023年4月。JR四国さん側の調整が完了してから二週間後、5月26日に初回を開催しました。</p>



<p>——決定から、ずいぶん短期間での開催だったのですね。</p>



<p>すぐにできなかったら貴重なチャンスを逃すかもしれないし、またコロナなどで延期になるかもしれないですからね。イベント空間を作る場数は踏んで、やれるとなったらいつでもできるようにしていたし、近隣の町内会の方にも温かい声をかけていただけたので、出店自体は案外スムーズでした。承諾から開催までは早かったですが、提案までに数年かけるなど、怖がって石橋を叩きすぎました。もっと短期間で実現することもできたとは思います。ただ、個人店での単発出店とはまた違った公共性の高い場所なので、自分の経験値を上げたうえで、丁寧に準備を進めたいという思いもありました。</p>



<p>——無人駅での出店に関して、集客への不安は？</p>



<p>実は、徳島や四国の人たちからは、「松山や高松なら上手くいくだろうけど、徳島で文化的なことをやるのは無理だ」と脅かされていました。でも、実際は全くそんなことはありません。本が好きな人は絶対にいて、そういった人が10人、20人と訪れてくれます。店舗を作るわけでも、地域の大きなイベントでもないので、十分だと考えています。</p>



<p>準備期間中に、徳島ですごく印象的だった出来事がありました。おそらく徳島県で初めての本格的な古本市だった「うだつのあがる古本市」（2022）に出店した際、お客さんに「この本を徳島で手に取れるとは思ってなかった、うれしい」と喜んでもらえて。個人出版の新刊本やZINEは、当時徳島ではあまり流通していなかったんですね。その時の経験で、ちゃんとやらなくちゃっていう思いがより強くなりました。</p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img loading="lazy" decoding="async" width="1024" height="768" src="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/08/P1013332-1024x768.jpg" alt="" class="wp-image-2914" srcset="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/08/P1013332-1024x768.jpg 1024w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/08/P1013332-300x225.jpg 300w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/08/P1013332-768x576.jpg 768w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/08/P1013332-1536x1152.jpg 1536w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/08/P1013332-2048x1536.jpg 2048w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/08/P1013332-1200x900.jpg 1200w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/08/P1013332-960x720.jpg 960w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/08/P1013332-600x450.jpg 600w" sizes="auto, (max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p>——それは、どうして？</p>



<p>「徳島では実物を見られないから、神戸に行って買う」といった感覚を超えるというか、ちょっとしたことでも諦めなくてもいい、徳島でもできるって、こんな小さな出店規模でも気持ちの変化を起こせることが面白くて。こういうところにも、都心ではなく徳島でやる意義を感じています。</p>



<p>物流とか、お店がないとか、子供も大人も当たり前のように諦めていることって、徳島に限らずきっといろいろあると思うんです。無人駅にPOP UPの本屋みたいな変な空間や普段見かけないような本が突然現れることで、自分の中の常識を超えてもらう。近所でも買えるんだとか、こんな小さいスタイルで駅を借りてもいいんだとか、日常の通学途中にある無人駅が異空間になるとか。変な人がいて、やろうと思えばできる、それが目に見えるってことが大事だと思うんです。</p>



<p>——言葉にせずともアクションで思いが伝わり、それが次の誰かや何かに波及していきそうですね。ところで、この「無人駅本店」の発端は地方の高校生に向けたアクションでしたが、どんな選書を？</p>



<p>通学時にぱっと目に入りそうなキャッチ―なもの、装丁が独特なもの、進学先を決めるときにヒントになりそうな特殊な仕事にまつわるものを選んでいます。学生さんに「変わっているけど、こういうのもいいんだ」って思ってもらえそうな見た目の本や、そんな働き方に関する本をなるべく多めに入れています。他には、徳島だと手に入りにくい出版社の新刊やおすすめのZINEも持ってきています。</p>



<p>——例えば、どんなものがありますか？</p>



<p>カラスの研究、インタビュー、渋滞学、食欲をそそる語感のマーケティング本や、詩集などさまざまです。人の生き方はいろいろで、間違った生き方はない。学校や親御さんに理解されなくても、自分がいいと思ったものを見つけ、将来へのヒントになればと選んでいます。</p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img loading="lazy" decoding="async" width="1024" height="768" src="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/08/P1013338-1024x768.jpg" alt="" class="wp-image-2915" srcset="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/08/P1013338-1024x768.jpg 1024w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/08/P1013338-300x225.jpg 300w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/08/P1013338-768x576.jpg 768w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/08/P1013338-1536x1152.jpg 1536w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/08/P1013338-2048x1536.jpg 2048w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/08/P1013338-1200x900.jpg 1200w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/08/P1013338-960x720.jpg 960w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/08/P1013338-600x450.jpg 600w" sizes="auto, (max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /><figcaption class="wp-element-caption">堤さん選りすぐりの、個性的なZINEが並ぶ</figcaption></figure>



<figure class="wp-block-image size-large"><img loading="lazy" decoding="async" width="1024" height="768" src="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/08/P1013288-1024x768.jpg" alt="" class="wp-image-2916" srcset="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/08/P1013288-1024x768.jpg 1024w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/08/P1013288-300x225.jpg 300w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/08/P1013288-768x576.jpg 768w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/08/P1013288-1536x1152.jpg 1536w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/08/P1013288-2048x1536.jpg 2048w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/08/P1013288-1200x900.jpg 1200w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/08/P1013288-960x720.jpg 960w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/08/P1013288-600x450.jpg 600w" sizes="auto, (max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /><figcaption class="wp-element-caption">対談、小説、詩、漫画などで構成され、独特な装丁の「団地のはなし」</figcaption></figure>



<p>——「無人駅本店」は2023年から今回で3回目の開催ですが、今感じていることは？</p>



<p>半年に二日間だけ開催する小さな場所をめがけて来ていただけることが、まずうれしいです。本が好きなんだな、と感じるようなお客さんが多くて、選書の励みになりますね。小さなお子さんを連れて毎回来てくれるようになったお母さんは、いつも絵本をたっぷり買っていかれます。全力で本を見に来てくれるので、私も全力で本を出す、そんな関係性になっていると感じています。</p>



<p>——取材中ちょうどいらしていた方ですね。売れ筋とはまた違う面白い本、徳島市内の大型書店では出会えない本があって楽しい、絵本への熱量も感じると話されていました。</p>



<p>そのお客さんの顔を浮かべて選んだ本たちもあるので、あれだけ選んでもらえると心の中でガッツポーズしちゃうし、お互い「しめしめ」って思っているようなこの感じがいいなあと。他にも毎回来てくれる大学生の顔を浮かべて雑誌をいれてみようとか、お店という形でさぐりさぐり提案できるのは面白いです。お客さんの数が限られているからこそ、そういう楽しみも生まれています。</p>



<p>——具体的な顔を浮かべて選んだ本は、必ず売れますか？</p>



<p>いや、思いっきり外すときもあります（苦笑）。なんにせよ、1回やっただけではわからないものがありますね。2、3回やって定期的に来てもらえるようになって、なんとなく好みがわかって……だから、続けていくほど新たな発見があって、これからもどんな面白いことが起こるのか、楽しみなんですよ。</p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img loading="lazy" decoding="async" width="1024" height="768" src="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/08/P1013305-1024x768.jpg" alt="" class="wp-image-2917" srcset="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/08/P1013305-1024x768.jpg 1024w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/08/P1013305-300x225.jpg 300w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/08/P1013305-768x576.jpg 768w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/08/P1013305-1536x1152.jpg 1536w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/08/P1013305-2048x1536.jpg 2048w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/08/P1013305-1200x900.jpg 1200w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/08/P1013305-960x720.jpg 960w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/08/P1013305-600x450.jpg 600w" sizes="auto, (max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<figure class="wp-block-image size-large"><img loading="lazy" decoding="async" width="1024" height="768" src="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/08/P1013309-1024x768.jpg" alt="" class="wp-image-2918" srcset="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/08/P1013309-1024x768.jpg 1024w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/08/P1013309-300x225.jpg 300w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/08/P1013309-768x576.jpg 768w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/08/P1013309-1536x1152.jpg 1536w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/08/P1013309-2048x1536.jpg 2048w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/08/P1013309-1200x900.jpg 1200w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/08/P1013309-960x720.jpg 960w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/08/P1013309-600x450.jpg 600w" sizes="auto, (max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p>——今回、新しいお客さんはどんな感じでしたか？</p>



<p>初めて来てくれた中高生の親子連れのお客さんに話を聞くと、お子さんが行きたがって一緒に来たと話してくれて。「行きたい」気持ちがあっても、実際に行くには恥ずかしさとか、移動とか、きっといろんなハードルがある中、自分で意思決定して行動する貴重な姿を見られるのはうれしいですし、やっていて楽しい瞬間でもあります。</p>



<p>列車に乗る為たまたまこの場に遭遇し、乗車まで数分しかなかったのにさっと本を見てくれた方もいました。詩のZINEなど何冊かを短時間で購入してくれ、急いで列車に乗っていかれたのが印象的でした。地元の方の日常に偶然この場がある、その自然な感じがうれしかったです。続けていくことで、新たな出会いも重なっていけばいいですね。</p>



<p>——今感じている課題はありますか？</p>



<p>毎週同じ日時での開催や、一か月間ずっと開催することによってその場やアクションが周囲に認識される、というのは場づくりの鉄則といわれています。アプローチしたい高校生にとっては、「半年に一回変な人がいる」止まりかもしれないのでもっと頻度を上げたいものの、関東の会社に勤めているし、空調がなく夏や冬の開催は難しいのが現実。品揃えももっと増やしたいし、この場所も毎年何かしらアップデートしていきたいので、仲間を増やしていきたいですね。そう思っていたら、少しずついい出会いが生まれているところでもあります。</p>



<p>これだと思って何かをやっていると、それが好きな人が集まったり、一緒にたくらむ仲間と出会えたりするようになって。屋台を共有して出店時だけ使ってみない？とか、コーヒー出してみたいとか、こういうことやりたかったんですと声を掛けてもらうことがあります。それぞれが自分の得意を発揮したり、好きなことやったり、協力したし合ったりできるかもしれないと考え始めているところで、こんな出会いがあるとは想像していなかったですね。なんなら開始前は、誰もこないかもしれないなーなんて思っていました（苦笑）。何か一緒にやりたいという方がいれば、ぜひ声を掛けてもらいたいです。</p>



<p>——どっしり場を構えずとも小さく始め、そこから次の何かが動き出していく予感がしますね。その軽やかさを知っていれば、自分にも何かできるかもしれないと思えてきます。</p>



<p>スタートは簡易的でいいんだと、改めて実証できた感覚もあります。準備に時間は掛けましたが、この空間でぽんとやるだけで人と出会っていく場を作れたのは大きな収穫の一つ。また、敷居が低いので真似しやすいんじゃないかと。学生、転勤で徳島に来た人など、予算を作るのが厳しいから、長期的に携われないからと地域に参入できない人はいると思います。徳島に骨を埋めると言わなくても、ちょっとのスペースでも、趣味の発展でも地域にアクションできる、それを一つ提示できていればうれしいです。</p>



<p>——堤さんは他にも、本棚を背負って歩く「歩く本棚」や知人限定で自宅を私設図書館として解放する「人んち図書館」など本にまつわる活動をされていますね。それぞれの位置づけは？</p>



<p>メインは池谷での無人駅本店で、それ以外は全部副産物です。無人駅本店をやるために本がたっぷりあり、それを運ぶついでに本を背負って歩き始めたら面白がってもらえて、知り合いも増えました。「人んち図書館」も同様に、たくさんある本をただ保管していたらつまらないし、将来的に駅舎をリノベーションしたい野望もあるので、内装施工の練習も兼ねて自宅アパートを図書館風にDIYしました。</p>



<p>——なんだか合理的ですね。無人駅本店含め、共通点はありますか？</p>



<p>あるものを活かして、できることから小さな予算でスタートでき、一度始めれば無理なく継続できることでしょうか。池谷駅でも賃料はお支払いしていますが、大きな予算は必要ありません。これって大事なことですよね。ちゃんと店舗を構えた方が地域にとってもいいのかもしれないけど、初期費用のハードルも、経営の不安もあります。今は失敗してもいい規模感でやってみたり、角度を変えていろいろ試したりできるようにしています。</p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img loading="lazy" decoding="async" width="1024" height="768" src="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/08/P1013362-1024x768.jpg" alt="" class="wp-image-2919" srcset="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/08/P1013362-1024x768.jpg 1024w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/08/P1013362-300x225.jpg 300w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/08/P1013362-768x576.jpg 768w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/08/P1013362-1536x1152.jpg 1536w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/08/P1013362-2048x1536.jpg 2048w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/08/P1013362-1200x900.jpg 1200w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/08/P1013362-960x720.jpg 960w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/08/P1013362-600x450.jpg 600w" sizes="auto, (max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<figure class="wp-block-image size-large"><img loading="lazy" decoding="async" width="1024" height="683" src="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/08/440932867_1174970177022173_9073653677693237208_n-1024x683.jpg" alt="" class="wp-image-2920" srcset="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/08/440932867_1174970177022173_9073653677693237208_n-1024x683.jpg 1024w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/08/440932867_1174970177022173_9073653677693237208_n-300x200.jpg 300w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/08/440932867_1174970177022173_9073653677693237208_n-768x512.jpg 768w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/08/440932867_1174970177022173_9073653677693237208_n-1536x1025.jpg 1536w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/08/440932867_1174970177022173_9073653677693237208_n-600x400.jpg 600w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/08/440932867_1174970177022173_9073653677693237208_n.jpg 2048w" sizes="auto, (max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /><figcaption class="wp-element-caption">池谷駅から、畑や田んぼが望む／写真提供：堤さん</figcaption></figure>



<p>——無人駅本店でお客さんが来ない時は、どうしています？</p>



<p>持ってきた椅子に座って、ぼーっとしています。実はこの時間がなかなか良くて。たまに列車が来て、人の乗降があって、列車が発車すれば静かになり、抜ける風が気持ちいい。大学時代に目を向けていた畑や田んぼが線路の向こう側に広がっている、この景色も好きです。一人で過ごしていてもピクニックみたいで、お客さんが来ない時間もいい感じなんです。ひっきりなしにお客さんがきたらうれしい悲鳴ですが、そんなに来られてものんびりできなくて困るのかもしれません（笑）。</p>



<p>無人駅本店を始める前、人に相談すると「無人駅で本って寂しいし、絶対きつくなるよ、やらないほうがいいよ」って言われたこともあったんですが、そもそも列車が好きで、眺めているだけで穏やかな気持ちになります。お客さん来ないなあってぼーっと待っている時間も楽しくて、それは私が列車や駅が好きだから。船が好きな人は港でできるんじゃないかな。たとえお客さんが来なくても、好きな場所だったらいい時間になると思いますよ。<br><br>（協力：四国旅客鉄道株式会社）<br>*</p>



<figure class="wp-block-image size-full is-resized"><img loading="lazy" decoding="async" width="2560" height="1920" src="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/08/P1013323-scaled.jpg" alt="" class="wp-image-2921" style="width:838px;height:auto" srcset="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/08/P1013323-scaled.jpg 2560w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/08/P1013323-300x225.jpg 300w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/08/P1013323-1024x768.jpg 1024w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/08/P1013323-768x576.jpg 768w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/08/P1013323-1536x1152.jpg 1536w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/08/P1013323-2048x1536.jpg 2048w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/08/P1013323-1200x900.jpg 1200w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/08/P1013323-960x720.jpg 960w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/08/P1013323-600x450.jpg 600w" sizes="auto, (max-width: 2560px) 100vw, 2560px" /></figure>



<p><strong>堤聡</strong><br>1990年、東京都生まれ。関東で会社員として働く傍ら、2023年より徳島県の無人駅「池谷駅」にて年2回、本屋POP UPとして「<a href="https://www.instagram.com/tabitabibooks/">無人駅本店</a>」を開催している。池谷駅近くには祖父が暮らしていて、幼い頃から何度も訪れていた。他にも本棚を背負って歩く「<a href="https://www.instagram.com/aruku_bookshelf/">歩く本棚</a>」、自宅アパートを私設図書館として知人に開く「<a href="https://www.instagram.com/hitonchi_library/">人んち図書館</a>」など、本にまつわる活動を行っている。<br>池谷駅での無人駅本店次回の開催は、2024年11月を予定。詳細決定次第、Instagramにて告知予定です。<a href="https://www.instagram.com/tabitabibooks/" target="_blank" rel="noreferrer noopener">無人駅本店 Instagram</a></p>



<p>*記事の内容は、掲載時点のものです</p>
<p>投稿 <a href="https://setouchipress.com/tsutsumi/">日常に変な空間を作って、自分の常識を超えてもらう。／堤聡さん（無人駅本店）</a> は <a href="https://setouchipress.com">瀬戸内通信社</a> に最初に表示されました。</p>
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			</item>
		<item>
		<title>必要な場所を自分たちで作り、続けていく。／Yuka Mizuharaさん（写真家）</title>
		<link>https://setouchipress.com/yuka/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[小林繭子]]></dc:creator>
		<pubDate>Sat, 20 Apr 2024 14:00:01 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[はたらく]]></category>
		<category><![CDATA[表現]]></category>
		<category><![CDATA[香川]]></category>
		<category><![CDATA[アート]]></category>
		<category><![CDATA[インタビュー]]></category>
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					<description><![CDATA[<p>写真家のYuka Mizuharaさ...</p>
<p>投稿 <a href="https://setouchipress.com/yuka/">必要な場所を自分たちで作り、続けていく。／Yuka Mizuharaさん（写真家）</a> は <a href="https://setouchipress.com">瀬戸内通信社</a> に最初に表示されました。</p>
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										<content:encoded><![CDATA[
<p>写真家のYuka Mizuharaさん（以下、Yukaさん）は、SNSで見たみずみずしい作品と、そこに添えられる柔らかな言葉にひかれ、気になっていた存在。Yukaさんは写真家として活動しながら、21歳でアトリエ兼ギャラリーショップ「minamo」を作家仲間と立ち上げ、運営しています。一度会ってみたいとminamoを訪れたことをきっかけに、Yukaさんとは時々一緒にお茶をするように。5周年を迎えたminamoのこと、香川にUターンして写真家として活動してきた数年のことを聞いてみました。</p>



<p>*</p>



<p>——高松の高校を卒業後、写真の専門学校に通うために大阪に引っ越されたんですね。</p>



<p>そうですね。18歳から大阪で一人暮らしをしていました。卒業後は就職することなく、京都に移り住んで写真の美術展のスタッフなどをしながら、香川にしょっちゅう帰ったりして。香川に拠点を移す夏までの数か月は、ふらふらしていましたね。</p>



<p>——就職しなかったのは？</p>



<p>写真館や写真スタジオ等に就職後に独立してフォトグラファーになるか、定期的に作品制作をして発表を続ける写真家になるか、大きく二つの道があって。私は写真家になろうと思っていたんですね。所属ゼミの先生が写真家として作品発表を継続されている姿を見ていたので、とても自然な選択でした。</p>



<p>香川に帰ったのは、大好きな祖父の体調が悪くなり、最期は一緒にいたかったことに加え、落ち着いて制作できる環境に身を置きたいと考えてのことでした。京都の部屋は、関西圏での展示を見に行く際に滞在できるよう一年半ほど借り続け、香川に拠点を移した後も行ったり来たりしていましたね。</p>



<p>——香川で暮らし始めてからは、どんなふうに過ごしていましたか？</p>



<p>社会人向けの写真学校に通い幅広い世代の人に出会えたり、落ち着いた環境で写真に取り組めたりとそれなりに満足していたものの、これからどうやっていこうかという不安は大きかったです。自分の制作もしながらフォトグラファーとして商業的な撮影もする「写真でご飯を食べていく」人と、生きるための仕事は別で制作・展示などの作家活動をする人がいると思うのですが、私は後者で。帰ってきてからはカフェなどのお仕事をしながら制作活動を続けていました。そして、香川に戻ってから5か月後に漆芸家の竹森滉さんとアトリエ兼ギャラリーショップ「minamo」をオープンしました。</p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img loading="lazy" decoding="async" width="1024" height="686" src="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/04/96F903CE-0D75-447A-B09F-04BA76E45F94-1024x686.jpg" alt="" class="wp-image-2868" srcset="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/04/96F903CE-0D75-447A-B09F-04BA76E45F94-1024x686.jpg 1024w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/04/96F903CE-0D75-447A-B09F-04BA76E45F94-300x201.jpg 300w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/04/96F903CE-0D75-447A-B09F-04BA76E45F94-768x514.jpg 768w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/04/96F903CE-0D75-447A-B09F-04BA76E45F94-1536x1028.jpg 1536w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/04/96F903CE-0D75-447A-B09F-04BA76E45F94-600x402.jpg 600w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/04/96F903CE-0D75-447A-B09F-04BA76E45F94.jpg 1840w" sizes="auto, (max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /><figcaption class="wp-element-caption">（関西時代にフィルムで撮影していた作品。モデルは竹森さん／写真：Yuka Mizuhara）</figcaption></figure>



<p>——minamoを共同運営されている竹森さんとのことを教えてください。</p>



<p>竹森さんとは、高校生の頃に通っていた雑貨店で出会って仲良くなりました。大阪時代も定期的にお茶をしたり、被写体になってもらったり。香川に帰ってきた当時の貴重な作家仲間であり、友人でもありました。彼女は香川の伝統工芸である漆芸の作家として、自分の手で一から作品を作り上げていきます。カメラを使って表現する私とは、全く違う視点を持っている人ですね。</p>



<p>そんな彼女と「制作する場所が欲しいよね」と会話したのがminamoの始まりでした。私の場合、実家のスペースでは制作が難しかったんですよね。そして、当時同世代で作家活動をしている人たちは、みな「気軽に展示をできる場所がない」という共通の悩みを持っていました。私自身、香川に帰ってきた節目に展示をしようとギャラリー探しをしたのですが、高松市内のギャラリーの少なさにとても驚かされました。また、20歳の私が一週間借りるには、なかなかハードルが高くもありました。</p>



<p>誰かに見てもらわないと、自分の手で生み出したものが光を浴びることはありません。それって、すごくもったいないことだと思うんです。私も展示をやったから気づけたこと、得るものがたくさんありました。自分とは全く違う視点で作品を捉えてくださる方の話を直接聞けたり、それがのちのち活かされることがあったり。そんな経験ができたのもあり、もっと気軽に展示ができるようになればと考えるようになりました。最初の一歩ってものすごく勇気がいるから、その後押しをしていきたいなと。</p>



<p>そういったことを竹森さんと話し合い、アトリエ兼ギャラリーショップという形でminamoができました。minamoは私たちの作品を展示・販売するだけでなく、若手作家の応援をコンセプトに、気軽に展示をしてもらう場の提供、作家同士の情報交換の場、いろんな世代の人と交流する空間を目指しています。それは結果的にアートに触れる機会を地域に増やしていくことにもなるのではと考えました。</p>



<p>——自分達の課題感を解決する場所を作れば、きっと誰かの困りごとの解決にもなるという発想があったのですね。この場所の決め手は？</p>



<p>居心地がいいと感じたのと、ちょうどいい広さだったこと、なにより街中にあることです。こんな街中の物件が借りられるって、香川ならではのチャンスですよね。また、大阪時代の感覚からすれば賃料的にも挑戦しやすいですし、価格を抑えて展示スペースの提供ができると思いました。</p>



<p>——5周年という節目に開催した企画展「海辺の景色」（現在は終了）は、どのように作っていきましたか？</p>



<p>私と竹森さんが海にまつわる作品を作っていることから、まず、テーマは「海」にしようとなって。今回は、私たち二人に加え、三人の作家さんに参加していただきました。タイトルを伝えて1、2点の作品と販売するグッズの用意をお願いし、内容は作家さんにお任せ。搬入の時にみなさんが用意してくださった作品を初めて見る感じです。</p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img loading="lazy" decoding="async" width="1024" height="768" src="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/04/IMG_2058-1024x768.jpg" alt="" class="wp-image-2869" srcset="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/04/IMG_2058-1024x768.jpg 1024w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/04/IMG_2058-300x225.jpg 300w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/04/IMG_2058-768x576.jpg 768w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/04/IMG_2058-1536x1152.jpg 1536w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/04/IMG_2058-2048x1536.jpg 2048w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/04/IMG_2058-1200x900.jpg 1200w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/04/IMG_2058-960x720.jpg 960w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/04/IMG_2058-600x450.jpg 600w" sizes="auto, (max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /><figcaption class="wp-element-caption">作家さんのグッズや、企画展に合わせてセレクトした商品も並ぶ</figcaption></figure>



<p>——企画側で作品を指定しないことで、全然違う雰囲気の作品が集まったら、なんて心配はないのでしょうか。</p>



<p>作品のトーンが合いそうな方たちに参加していただいたので、不安はありませんでした。何点か持って来てくださっている方もいて、作品同士の相性を考慮しながら、竹森さんと調整していきました。まだいろいろと手探りな部分もあって、他のギャラリーさんはどうしているのか聞いてみたいです（笑）。このような組み立て方は、ある程度面識のある作家さんたちとだから成立しているのかもしれません。</p>



<p>——企画展「海辺の景色」に参加した作家さんたちのことを教えてください。</p>



<p>但馬ゆり子さんは、minamoで一番多く展示していただいている方です。10代の時に高松で出会ったのが最初で、お互い県外に出てもSNSで繋がっていました。minamoができて作品をお店に飾らせてもらったり、海辺で貝や海のスケッチをしている制作風景を撮影したりと、ご縁が続いています。</p>



<p>河西紀亮さんは、minamoのお客さんが紹介してくれたのが最初でした。アトリエにお邪魔するようになり、今では友人の一人でもあります。描写に独特の美学があって、その世界観に惹かれています。頭の中はどうなっているのだろう？と不思議に思わせてくれる作家さんですね。</p>



<p>上野あづささんの作品とは、香川に戻ってきて一年目に、たまたま訪れた展示で出会いました。50作品以上展示されている中で一番印象的で。私、いいものをみると、怖いものを見た時みたいにその場から動けなくなってしまうんです。時が止まるっていう感じが近いかな……。上野さんの絵は、そんな作品でした。</p>



<p>その後上野さんの展示を見に行くようになって、どうやったらこの優しい色が出せるのだろう、やっぱりすてきだなあ、とすっかりファンになりました。いつか展示してもらえたらとお伝えしていて、念願叶ってご参加いただきました。今回の展示作品は上野さんと出会ったきっかけの一枚なので、とても感慨深いです。</p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img loading="lazy" decoding="async" width="1024" height="759" src="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/04/IMG_2060-1024x759.jpg" alt="" class="wp-image-2870" srcset="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/04/IMG_2060-1024x759.jpg 1024w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/04/IMG_2060-300x222.jpg 300w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/04/IMG_2060-768x569.jpg 768w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/04/IMG_2060-1536x1138.jpg 1536w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/04/IMG_2060-2048x1517.jpg 2048w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/04/IMG_2060-600x444.jpg 600w" sizes="auto, (max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /><figcaption class="wp-element-caption">右から時計回りに上野あづささん、但馬ゆり子さん、Yuka Mizuharaさんの作品</figcaption></figure>



<p></p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img loading="lazy" decoding="async" width="1024" height="768" src="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/04/IMG_2062-1024x768.jpg" alt="" class="wp-image-2871" srcset="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/04/IMG_2062-1024x768.jpg 1024w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/04/IMG_2062-300x225.jpg 300w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/04/IMG_2062-768x576.jpg 768w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/04/IMG_2062-1536x1152.jpg 1536w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/04/IMG_2062-2048x1536.jpg 2048w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/04/IMG_2062-1200x900.jpg 1200w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/04/IMG_2062-960x720.jpg 960w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/04/IMG_2062-600x450.jpg 600w" sizes="auto, (max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /><figcaption class="wp-element-caption">河西紀亮さんの作品</figcaption></figure>



<p>これまでは持ち込み企画の展示を開催していたので、自分たちによる企画展は今回初めてのことでした。実際にやってみると、この形がフィットすると感じていて。持ち込み企画は少しお休みして、しばらくは自主企画展を定期的に開催する予定です。</p>



<p>——Yukaさんにとって、minamoはどんな場所ですか？</p>



<p>新たに誰かと出会える場所、ですね。初めて見かける方がこのビルの4階まできてくれるって、どこで知ってくれたのかしらと気になって聞いちゃいます（笑）。近くにミニシアター、本屋さん、古本屋さんなどがあるので、その帰りにたまたま見つけてくださる方もいます。高松工芸高等学校の生徒さんや普段なかなか出会うことのない70代のおばあさんなど、幅広いお客さんが訪れてくれています。</p>



<p>作品の説明をしていたら、「最近香川に帰ってきたのですが、普段どうやって制作していますか？」と相談を受けることや、Uターンを検討している方から「どうして香川に帰ってきたんですか？」と聞かれることもあります。そうやって何か考えている人、答えを探している人がminamoにたどり着いてくれることがうれしいですね。</p>



<p>持ち込みの企画展示をやっていたことによって、作家さんを起点にした出会いもたくさんありました。ここで出会う人たちは、一生懸命制作活動をしている人が多いですね。制作の話を聞いていると、ものすごく制作意欲を掻き立てられることもあって。そんなふうに、刺激を受ける場所でもあります。</p>



<p>——場所を持つ醍醐味なのかもしれないですね。私も「minamoに行けば、Yukaさんに会える」と思っています。</p>



<p>そう思ってもらえるのは、うれしいです。別の場所で出会った人がminamoを訪れてくれて、そこからぐっと仲良くなることもありますし。そうしてご縁が長く続いていくことが多く、とてもありがたい環境です。</p>



<p>——私はまだギャラリーという空間に不慣れでどうしても緊張してしまうのですが、minamoは雑貨屋さんのような感覚で気負わずに過ごせて、くつろいで作品と向き合える気がしています。優しく、ぽつぽつと作品や作家さんのことを教えてくれる感じも好きです。何か意識していることはありますか？</p>



<p>ありがとうございます。うーん、強いてあげればですが、自分のペースでゆっくり喋ると相手とリズムが合うと気づいてからは、そうするようにしています。作品から受け取るものもある中、早口だと情報量が多くなってしまうので、ゆっくりは大事な気がしています。あとは、そっとしておいてほしそうな人にはあまり話し掛けないようにしていますね。</p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img loading="lazy" decoding="async" width="1024" height="766" src="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/04/IMG_2093-1024x766.jpg" alt="" class="wp-image-2872" srcset="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/04/IMG_2093-1024x766.jpg 1024w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/04/IMG_2093-300x224.jpg 300w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/04/IMG_2093-768x574.jpg 768w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/04/IMG_2093-1536x1149.jpg 1536w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/04/IMG_2093-2048x1532.jpg 2048w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/04/IMG_2093-600x449.jpg 600w" sizes="auto, (max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p>――その見極めって、なかなか難しくないですか？</p>



<p>そうですね、数年続けているカフェでのお仕事が活きているのかな。もともと私は人見知りなんですが、カフェでの接客はすごく楽しくて。いろんなお客さんと話すので、それがminamoでの接客に反映されているのかもしれないです。</p>



<p>——大阪の専門学校を卒業してからこれまでを振り返って、今感じることは？</p>



<p>いろいろなことが、時間をかけて望む形になってきた実感があります。写真というやりたいことがある中で住む場所を変えるのは、結構な不安がありました。でも、その場所で自分がやっていくしかない、どうにかしていい方向にもっていくしかないって根性みたいな（笑）、それは最初からありましたね。コロナ禍での浮き沈みを経験して、作家活動は生活と地続きなのでしんどいこともありましたが、糧になったと感じています。</p>



<p>商業的な仕事は向いてないと思っていたのですが、最近「思うように撮ってください」と言っていただけたお仕事があって。先方の依頼と自分の望む写真がいい感じに重なり合っている感覚があり、こういった相性のいい仕事も受けていきたいと思うようになりました。それは、自分の得手不得手でこうなってしまうという感じです。例えば、自然の中で人物を撮るのは得意ですが、商業写真のように、ライティングやセッティングを計算するスタジオワークには苦手意識があって。</p>



<figure class="wp-block-image size-large is-resized"><img loading="lazy" decoding="async" width="686" height="1024" src="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/04/FH010022_1-5-686x1024.jpg" alt="" class="wp-image-2873" style="width:840px;height:auto" srcset="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/04/FH010022_1-5-686x1024.jpg 686w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/04/FH010022_1-5-201x300.jpg 201w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/04/FH010022_1-5-768x1147.jpg 768w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/04/FH010022_1-5-1028x1536.jpg 1028w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/04/FH010022_1-5-600x896.jpg 600w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/04/FH010022_1-5.jpg 1232w" sizes="auto, (max-width: 686px) 100vw, 686px" /><figcaption class="wp-element-caption">（写真：Yuka Mizuhara）</figcaption></figure>



<p>——写真とギャラリーだけで食べていきたいと考えることはありますか？</p>



<p>なるべく作家活動に重きを置いていきたいですが、人生何が起こるかわからないし、引き続きカフェなどのお仕事でも安定は確保していく予定です。その分、お金のことから離れて制作に集中できるし、写真以外の場にいることでさまざまな出会いがあり、豊かな時間に繋がっています。ただ、最近は制作が増えて時間配分が難しくなってきているので、そろそろいろんなことを見直す時期なのかもしれないのかもしれないですね。</p>



<p>——今後の写真家としての活動や、minamoの展望はありますか？</p>



<p>minamoがあることに満足せず、ここで何ができるのかを考え続けていきたいです。目先の目標は、定期的にお店を開けて次の6周年を迎えること、作品制作をコツコツと続けて定期的に自分の展示を開催することですね。minamoを始めた時は二人だけの作品が並んでいましたが、今では十人以上の作家さんの作品が並んでいます。二人で運営することによって、お互いのアンテナ、作家さんとの関係性が交わったのは思いがけないうれしいことでした。続けてこられたこと、こうして変化してきたことがうれしいし、この5年で積み重ねてきたものを実感しています。</p>



<p>写真家としてのお仕事は、いくつになっても世代を問わず、いろんな人と会話ができると感じていて。おばあちゃんになっても若い世代の人とかかわっていけたらいいな、なんて理想像がぼんやり見えています。今一番大事にしていることは、続けることですね。minamoも、写真も、続ける先にまた新たに見えてくるものがあるはずなので、それを楽しみに頑張りたいです。</p>



<figure class="wp-block-image size-full is-resized"><img loading="lazy" decoding="async" width="2560" height="1920" src="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/04/IMG_2144-1-scaled.jpg" alt="" class="wp-image-2892" style="width:320px" srcset="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/04/IMG_2144-1-scaled.jpg 2560w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/04/IMG_2144-1-300x225.jpg 300w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/04/IMG_2144-1-1024x768.jpg 1024w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/04/IMG_2144-1-768x576.jpg 768w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/04/IMG_2144-1-1536x1152.jpg 1536w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/04/IMG_2144-1-2048x1536.jpg 2048w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/04/IMG_2144-1-1200x900.jpg 1200w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/04/IMG_2144-1-960x720.jpg 960w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/04/IMG_2144-1-600x450.jpg 600w" sizes="auto, (max-width: 2560px) 100vw, 2560px" /></figure>



<p><strong>Yuka Mizuhara</strong><br>1997年生まれ。写真家として活動する傍ら、アトリエ兼ギャラリーショップ「minamo」を共同運営している。作品づくりは、「今日、海がきれいだな」といった日常の些細な感動を、日記を書くような感覚で写真に収めている。作品制作以外にも、展示の記録や作品撮影、雑誌などの撮影も行う。2024/4/23～4/29に<a href="https://www.instagram.com/p/C5vN78avL5z/?utm_source=ig_web_copy_link&amp;igsh=MzRlODBiNWFlZA==" target="_blank" rel="noreferrer noopener">グループ展「光の森」</a>（大西・アオイ記念館）に参加。<br>最近良かった本は「柚木沙弥郎 Tomorrow」（著：柚木沙弥郎・大島忠智）。書籍、ZINE、雑貨を扱うオンラインショップ「<a href="https://www.instagram.com/umimachi_hutte/" target="_blank" rel="noreferrer noopener">海街Hutte</a>」を準備中。<br><a href="https://www.instagram.com/_ee37o/" target="_blank" rel="noreferrer noopener">Instagram</a></p>



<p></p>



<figure class="wp-block-gallery has-nested-images columns-default is-cropped wp-block-gallery-1 is-layout-flex wp-block-gallery-is-layout-flex">
<figure class="wp-block-image size-large"><img loading="lazy" decoding="async" width="1024" height="744" data-id="2875" src="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/04/IMG_1501-1024x744.jpg" alt="" class="wp-image-2875" srcset="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/04/IMG_1501-1024x744.jpg 1024w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/04/IMG_1501-300x218.jpg 300w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/04/IMG_1501-768x558.jpg 768w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/04/IMG_1501-1536x1116.jpg 1536w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/04/IMG_1501-2048x1488.jpg 2048w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/04/IMG_1501-600x436.jpg 600w" sizes="auto, (max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<figure class="wp-block-image size-large"><img loading="lazy" decoding="async" width="1024" height="768" data-id="2876" src="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/04/IMG_2150-1024x768.jpg" alt="" class="wp-image-2876" srcset="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/04/IMG_2150-1024x768.jpg 1024w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/04/IMG_2150-300x225.jpg 300w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/04/IMG_2150-768x576.jpg 768w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/04/IMG_2150-1536x1152.jpg 1536w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/04/IMG_2150-2048x1536.jpg 2048w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/04/IMG_2150-1200x900.jpg 1200w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/04/IMG_2150-960x720.jpg 960w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/04/IMG_2150-600x450.jpg 600w" sizes="auto, (max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>
</figure>



<p><strong>minamo</strong><br>写真家・水原優花と漆芸家・竹森滉が運営するアトリエ兼ギャラリーショップ。瀬戸内で活動する若手アーティストの作品の展示・販売、グッズの販売などを行う。常設作品に加え、そのときおりの企画展に合わせた作品が並ぶ。現在、令和６年能登半島地震復興支援チャリティー展として、「猫と共にある暮らし」を開催中（2024/3/16 &#8211; 4/28）。猫と暮らす5人の作家の作品が並んでいる。展示開催時のみの営業となるため、最新の営業情報はInstagramでご確認ください。<br><a href="https://maps.app.goo.gl/JiicyY2oR2CB8zB68" target="_blank" rel="noreferrer noopener">香川県高松市亀井町11-10 4F</a><br><a href="https://www.instagram.com/minamo_gallery/" target="_blank" rel="noreferrer noopener">Instagram</a></p>



<p>*記事の内容は、掲載時点のものです</p>
<p>投稿 <a href="https://setouchipress.com/yuka/">必要な場所を自分たちで作り、続けていく。／Yuka Mizuharaさん（写真家）</a> は <a href="https://setouchipress.com">瀬戸内通信社</a> に最初に表示されました。</p>
]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>不便だけど、不幸じゃない。／菰田雅人さん</title>
		<link>https://setouchipress.com/komoda/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[小林繭子]]></dc:creator>
		<pubDate>Wed, 20 Mar 2024 03:51:23 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[くらす]]></category>
		<category><![CDATA[地域コミュニティ]]></category>
		<category><![CDATA[香川]]></category>
		<category><![CDATA[インタビュー]]></category>
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					<description><![CDATA[<p>白杖とは、視覚に障がいを持つ人の歩行...</p>
<p>投稿 <a href="https://setouchipress.com/komoda/">不便だけど、不幸じゃない。／菰田雅人さん</a> は <a href="https://setouchipress.com">瀬戸内通信社</a> に最初に表示されました。</p>
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<p>白杖とは、視覚に障がいを持つ人の歩行を補助するもの。そう思っていたけれど、調べてみると、視覚障がいであることを周囲にわかってもらうためのシンボルでもあることを知りました。人の情報収集の約8割は、視覚情報によるものだといわれています。視力を失った人がどのように歩き、生活しているのか。白杖を持って歩くのは、どんな日常なのか。誰かの話を通して少しでも理解したいと思い、視覚障がいを持つ菰田（こもだ）さんに話を聞きました。</p>



<p>——菰田さんの目が見えなくなり始めたのは、いつですか？</p>



<p>4年前、2020年2月頃でした。夜、車を運転していたら対向車のライトが異様に眩しいというのが最初やったんかな。眼科では加齢ですよと言われて（苦笑）、当時46歳でした。一ヶ月後、それにしてもおかしいともう一度診察を受け、言われるがまま総合病院でさまざまな検査をするも病名がはっきりせず、医大附属病院へ。そこでやっと病名がわかり、指定難病「レーベル遺伝性視神経症」と診断されました。</p>



<p>僕の場合は両眼1.0ありましたが半年かけて視力がどんどん落ちていき、一年後には0.02まで下がって、現在もそれくらいの視力です。視神経に関わる病気のため、視力矯正では対処できません。そして、この病気の特徴のとおり、視野中央が見えなくなりました。病名がわかった時はどこか楽観的で、まさかこんなにも見えなくなるとは、思ってもいなかったですね。</p>



<p>——どんなふうに見えている状態なのでしょうか？</p>



<p>簡単にいえば、ほとんど見えておらんのです。例えば今、目の前に人が座っていること、白い服を着ていることはなんとなくわかりますが、髪の毛の色や顔の表情などはわかりません。真ん中が欠けているから、ずっと見続けるのが難しいのもあります。視界全体はビニールハウスを通したような感覚で、ぼやーっとしています。室内の蛍光灯くらいなら大丈夫ですが、眩しさに弱く、明るすぎる場所はきつい。一方で、暗すぎる場所は、ほとんど見えなくなってしまいます。視覚障がいといってもちくわを覗いているような「視野狭窄」や片側半分が見えないなど、その見え方は十人十色です。</p>



<p>——日常的に、どんなことに一番困りますか？</p>



<p>何もないって言えたらいいんやけど（苦笑）、すべてに困りますね。一番……うーん、やっぱりトイレかな。外でトイレに行くと、男性用の小便器はなんとなく見えるんですが、個室だと難しい。女性のヘルパーさんとショッピングモールで買い物中にトイレに行きたくなっても、中に入ってもらうわけにもいかんし。トイレットペーパーやウォシュレットの位置、流すボタンがどこにあるのか、センサーなのかレバーなのかもわからないので、トイレはかなり困ります。</p>



<p>仕方ないのでトイレにいる人に「すいませんけど目が見えなくて、ここは流すボタンどこにあるんです？」って聞きますね。立ち上がったら流れるタイプの時はなんやねんって感じで（笑）、これが一番わかりにくいです。流すボタンのつもりが非常用ボタンだったなんてことはあるあるです。そういうことを、場所ごとに覚えてなんとかやっています。</p>



<p>——なるほど。ほとんどの日常動作は視覚に頼っているのだと改めて気づかされますね。半年かけてだんだんと目が見えなくなっていった間のことを、聞いてもいいですか？</p>



<p>最初はとにかく混乱しました。片目の視力ががくんと落ち、もう片方も落ちていき、どんどん見えなくなっていく。勤めていた食品製造の会社にも言わなくちゃいけない、いつなんて言おうか。自分の見え方を説明してもうまく伝わらないし、会社側も初めてのケースでどうしていいのかわからない。そして、自分はできないことだらけになっていき、日常のあらゆることに困るようになりました。</p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img loading="lazy" decoding="async" width="1024" height="768" src="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/03/IMG_5483-1024x768.jpg" alt="" class="wp-image-2778" srcset="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/03/IMG_5483-1024x768.jpg 1024w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/03/IMG_5483-300x225.jpg 300w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/03/IMG_5483-768x576.jpg 768w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/03/IMG_5483-1536x1152.jpg 1536w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/03/IMG_5483-2048x1536.jpg 2048w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/03/IMG_5483-1200x900.jpg 1200w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/03/IMG_5483-960x720.jpg 960w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/03/IMG_5483-600x450.jpg 600w" sizes="auto, (max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p>例えば、それまで得意でしょっちゅうしていた料理ができなくなった。車の運転ができなくなり、買い物にすら自力で行けない。人の顔がわからなくなり、誰がどこにいるのかもわからない。相手の表情が見えないことで、コミュニケーションが取りにくくもなりました。</p>



<p>仕事では、工場の衛生管理をするにも自分に髪の毛が付着しているのかも、工場内のどこが汚れているのかもわからない。さらに、フォークリフトが頻繁に通るので、目がほとんど見えなくなった私が工場内をうろうろするのは危険だとなって。かといって、これまでのようにパソコン業務もできない。じゃあ、何をすればいいのか。やがて、会社に自分の居場所はなくなっていきました。</p>



<p>会社からは事務をするように言われたけれど、当時は画面読上げソフトの存在も知らなかった。画面を最大に拡大したり、虫眼鏡などを使ってみたりするも、うまくいきませんでした。最後はもう、会社に行ってもただ座っているだけ。非常に辛い状況でしたね。そんな状態が二か月ほど続いた後に会社を休職し、その二年後、2023年3月に退職しました。</p>



<p>——それはどうしていいのかわからず、結果的に二年経った感じでしょうか？</p>



<p>それもあったし、現実を受け入れられなかったのもありました。もしかしたら目が良くなるんじゃないかと淡い期待を抱いたり。でも、そんな奇跡は起こらなかった。休職中、最初の一年はふさぎ込んで、うじうじしていました。なんで自分だけが、って悲劇のヒロインじゃないけど。簡単な家事をするくらいで、ほとんどなにもせず、浴びるように酒を飲んでいましたね。</p>



<p>——菰田さんの目が見えなくなっていく中、ご家族の反応は？</p>



<p>子どもたちは幸い、独立した後でした。妻は、「目が悪いからってなんでもしてもらったらええわけじゃない。全盲で一人暮らしをする人もいるんやで。自分でできることは増やしていかないかんよ」っていう人で。長く福祉の仕事に携わり、視覚障がいを持つ人がどうやって生きているのかを知っていたんです。厳しいのかもしれませんが、そのおかげでできるだけ自分でやろうと思えるようになりました。もちろん、妻や周りの人、自治体のサポートなどに助けられながらですが。</p>



<p>——菰田さんは朗らかで、冗談も言うし、話しているとふさぎ込んでいた姿が想像つかないほどです。前向きになったのは、なにかきっかけがあったのでしょうか。</p>



<p>いろんなことが蓄積して、時間をかけて自分の病気を受け入れ、前向きになっていきましたね。一番は、「みとよ視覚障がい者支援センターひかり」（以下「ひかり」）での人との出会いが大きかったです。といっても、最初の頃は、定例会にちょっと出てすぐ帰っていました。当時は自分の状況に対してまだ前向きじゃなかったし、言葉は悪いですが、目の見えない人たちで集まって慰め合うのか、なんて捻くれてもいました。</p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img loading="lazy" decoding="async" width="1024" height="686" src="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/03/IMG_5556-1024x686.jpg" alt="" class="wp-image-2779" srcset="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/03/IMG_5556-1024x686.jpg 1024w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/03/IMG_5556-300x201.jpg 300w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/03/IMG_5556-768x515.jpg 768w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/03/IMG_5556-1536x1030.jpg 1536w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/03/IMG_5556-2048x1373.jpg 2048w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/03/IMG_5556-600x402.jpg 600w" sizes="auto, (max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p>でも、そんな場所じゃなかったんですね。視覚障がいを持つ人のQOL向上を掲げ、必要な情報共有をしたり、目が見えない状況をどう捉え、どのように困りごとを解消しているのかを会話したりと、前向きな場だったんです。</p>



<p>そのうち、会の最後までいるようになり、みなさんともいろいろ話すようになって。同じ悩みを抱えた人たちと話すことで、自分もできることからやってみようと思えるようになりました。会長の上村さんはほんまにすごいんですよ。親と同年代で、目がほとんど見えないそうですがパソコンをカチャカチャ自在に操作して、大好きな阪神タイガースを応援しに毎年甲子園まで行って。すごいバイタリティのお爺ちゃんやなぁと。</p>



<p>上村さんは「80の爺さんがこれだけやっているんやから、若いもんは目が見えなくてもしっかりせぇ。視覚障がいがあっても社会参加せないかん」と言ってくれる人。うじうじしとる場合ちゃうなと力をもらいました。そして、「ひかり」でいろんな制度や自治体の支援、白杖や便利なツール、やり方などを知ることで、自分にできることが増えていく喜びもありました。そうやって前向きになっていきましたね。僕の身体そのものは健康ですし、相変わらず不便だけど、不幸ではないと思うようにしています。今では運営の一人として、毎月「ひかり」に参加しています。</p>



<p>——「ひかり」で菰田さんが今意識していることはありますか？</p>



<p>最初はどんな人がいるのか、何をみんなで話すのかなど不安や警戒心のある方もいると思うので、極力明るく声を掛けるようにしています。「自販機で缶コーヒーを買うつもりがコーンポタージュやった」なんて失敗談を冗談めかして話したり。何に困っているのかを聞いたら、僕はこう対処しているよとか、ちょっとした雑談もします。話してみないと、お互いどんな見え方なのかわからないですしね。</p>



<p>白杖についてまだ何も知らない人も多いし、持たない選択をしている人もいるので、自分が使ってみてどう感じているのかや知っている情報は話すようにしています。「ひかり」には三豊市の福祉課の人も参加しているので、いろいろと教えてもらえますよ。</p>



<p>僕もそうやったけど、みんな何かに困っていても、どこに何を聞いたらいいのかわからないんですよ。視覚障がい者は移動障がいと情報障がいを併せ持っているんです。情報がどこかに掲示されていても、見えないから知ることができない。こういう集まりに参加すれば、いろんな情報や制度などを知ることができます。そして、孤独から解放されもします。</p>



<figure class="wp-block-image size-large is-resized"><img loading="lazy" decoding="async" width="1024" height="765" src="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/03/IMG_5525-1024x765.jpg" alt="" class="wp-image-2780" style="width:840px;height:auto" srcset="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/03/IMG_5525-1024x765.jpg 1024w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/03/IMG_5525-300x224.jpg 300w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/03/IMG_5525-768x574.jpg 768w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/03/IMG_5525-1536x1147.jpg 1536w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/03/IMG_5525-2048x1530.jpg 2048w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/03/IMG_5525-600x448.jpg 600w" sizes="auto, (max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /><figcaption class="wp-element-caption">音声で知らせる腕時計を活用。アラーム機能も。</figcaption></figure>



<p>仕事や生活、必要最低限のことだけができればいいわけじゃない。みんなで集まり、ああでもないこうでもないと悩みを相談し合い、一緒に外に出て、新しいことにも参加していく。そのなかで僕自身、「あん摩マッサージ指圧師を目指す」という次の目標ができ、国家試験を目指して盲学校で勉強中です。</p>



<p>——そうだったんですね。どういった経緯でその目標ができたのでしょうか。</p>



<p>会社を休職し、これからどうするのか見えてなかったのもあり、「ひかり」に集まる人たちにどんな仕事をしているのかをよく聞いていました。すると、圧倒的にマッサージの仕事が多かったんです。やったこともない仕事をゼロからやることに、最初は抵抗がありました。でも、もともと人体の構造に興味はあったし、手に職をつけるにはいいんじゃないかと思うようになって。県内外の盲学校をいくつか見学して、松山の学校に決めました。平日は寄宿舎で生活し、週末は香川に帰ってきています。</p>



<p>——土地勘のない場所での生活は、大変ではないですか？</p>



<p>そうでもないですね。食事は三食出ますし、寮は一人部屋で快適です。そして、パソコン操作や歩行の練習などができる「自立活動」を活用して、できることを増やしています。歩行練習では自分が覚えたい道のりに歩行訓練士が付き添ってくれ、白杖を使いながら行き方を覚えていきます。メモは取れないし、一回では覚えられないので三回は練習します。そうして道を覚えたら、白杖を持って一人で買い物に行けるようになります。</p>



<p>――行きたい場所に行けるようになるまで、時間がかかるんですね。どうやって知らない道を覚えるのですか？</p>



<p>音声信号機があればそれを頼りにします。あとは、点字ブロックに沿って歩くと格子状の蓋「グレーチング」があるので、何個目のグレーチングを左、といった感じで頭の中に目印を作って覚えていきます。歩く際は記憶を頼りにしつつ、白杖を使って道の状況や段差、目印を把握し、エンジン音など耳からの情報も活用します。</p>



<p>——白杖を持つことに、抵抗はありませんでしたか？</p>



<p>最初はかっこ悪いというか、目が悪いことを宣伝しながら歩くようだと、抵抗がありました。人からどう思われるのかも気になりますし。でも、周りの人にわかってもらう必要に迫られたら、そんなこと言ってられんのです。危ないですから。白杖を持たずに人ごみを歩いたら、人にぶつかってしまいます。白杖を持っていたら周囲の人が避けてくれたり、点字ブロックの周辺を空けてくれたりと、配慮してもらえるようになりました。私にとって白杖は、シンボルという意義が大きいです。</p>



<p>白杖を持っていることで店員さんや通りすがりの人から、「何かお手伝いすることはありませんか？」「大丈夫ですか？」と声を掛けてもらうことが最近よくあります。これ、本当にうれしいんです。CMやドラマなどによって白杖の認知がより進んでいると感じています。</p>



<p>——確かに、遠くからでも一目瞭然なので、何か困ってないかな？と、声を掛けやすいです。白杖の使い方は、どうやって覚えたのですか？</p>



<p>自己流で使いながら覚えつつ、歩行訓練士に自宅まで来てもらい、3時間ほど歩行訓練を行いました。杖の振り方、近所に多い側溝の探し方、補助の方がいるときはどこに掴まってどう歩くのかなどを指導してもらいました。あとは自分で応用していく感じです。僕はぼやっとわずかに見えている状態なので、大事なのは段差の確認。唐突な段差や溝、階段には特に気を付けています。車止めは思いっきり足をひっかけて転んでしまうので、本当に怖いです。歩行訓練は自治体のサポートにより無償で受けることができます。香川県には歩行訓練士が一人だけなので、日程調整が少し大変でしたね。</p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img loading="lazy" decoding="async" width="1024" height="768" src="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/03/IMG_5509-1024x768.jpg" alt="" class="wp-image-2781" srcset="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/03/IMG_5509-1024x768.jpg 1024w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/03/IMG_5509-300x225.jpg 300w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/03/IMG_5509-768x576.jpg 768w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/03/IMG_5509-1536x1152.jpg 1536w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/03/IMG_5509-2048x1536.jpg 2048w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/03/IMG_5509-1200x900.jpg 1200w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/03/IMG_5509-960x720.jpg 960w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/03/IMG_5509-600x450.jpg 600w" sizes="auto, (max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p>——白杖を持っている人を見かけたら、どのようにするのがいいのでしょうか。</p>



<p>もし余裕があったら、「何かお困りですか」、「お手伝いすることありませんか」と一声かけてもらうことでしょうか。嫌がる人もいるかもしれませんが、僕はうれしいですね。</p>



<p>——声を掛けるときに、どうしたら驚かせないか考えてしまいます。気を付けた方がいいことってありますか？</p>



<p>いきなり後ろから声かけられたら驚くこともあるので、横から、そっと。肩を優しく「ポンポン」と叩いてもらうのもいいかもしれません。誘導するときには自分の腕を掴んでもらうのがいいのか、左右どちら側に立つのが良いのかなど、相手に聞くのがいいと思います。僕はお喋りが好きなんで、誘導中の世間話も歓迎です（笑）。</p>



<p>——以前、人の多い交差点で白杖に気づいてお声がけしたら、信号を渡ってカフェに行きたいとのことで付き添ったことがあります。何かできることがあるかもしれない、困っているかもしれないと思っても、やっぱり声を掛けるのはとても緊張しました。歩いている間、どうしたら方角がわかるのかなと聞いてみたら、「喋ってくれたらそれで方角がわかるから、少し前を喋りながら歩いてほしい」と教えてもらって、「これくらいの速度でいいですか？」と確認しながら、一緒に歩いた経験を思い出しました。</p>



<p>きっとうれしかったと思います。周りの人が気に掛け、声を掛けることで障がいを持つ人も外に出やすくなるし、いろんなことに参加できるようになるんちゃうかな。僕もそうでしたが、どうしても家にこもりっきりになってしまうんですよね。怖いとか、家におった方が安全って気持ちはわかる。でも、今は行政の支援やいろんなデバイス、ツールがあります。障がいがあっても街に出られ、自分のしたいことが全部じゃなくても、一部叶う時代になっていることをあらゆる人に知ってもらいたいです。</p>



<p>白杖にしたって、知らない人はまだまだいるのが現状です。僕は白杖をあえて持っているし、オーバーアクションで歩いて、自然と見れば伝わるように意識しています。それは安全のためが第一ですが、「こういう人がいるんだよ」とアピールする気持ちもある。だからこそ極力外に出るようにしています。</p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img loading="lazy" decoding="async" width="1024" height="801" src="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/03/IMG_5553-1024x801.jpg" alt="" class="wp-image-2782" srcset="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/03/IMG_5553-1024x801.jpg 1024w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/03/IMG_5553-300x235.jpg 300w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/03/IMG_5553-768x601.jpg 768w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/03/IMG_5553-1536x1202.jpg 1536w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/03/IMG_5553-2048x1602.jpg 2048w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/03/IMG_5553-600x469.jpg 600w" sizes="auto, (max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /><figcaption class="wp-element-caption">この駅も、菰田さんは一人で利用する</figcaption></figure>



<p>——菰田さんが日々どんなふうに暮らしているのか、細かなことをもう少し詳しくお聞きしたいです。</p>



<p>移動については、練習して道を覚えれば白杖を持って自力で移動することができます。よく行く場所であれば、一人で公共交通機関を利用しています。タクシーを使うこともありますね。頼れるものには頼っていて、自治体の移動援護「同行支援」を利用し、病院やショッピングセンターまでヘルパーさんと移動することもあります。必要な時に依頼していますが、結果的に結構な頻度になっています。</p>



<p>これも最初は知らなくて、「ひかり」で教えてもらったことの一つです。生活に関することを援護する「居宅介護」を利用し、部屋の掃除などの家事をヘルパーさんと一緒にすることもあります。とても助けられていますね。自治体の援護は各人に合わせた利用時間の上限があり、今は平日松山にいるのもあって必要頻度が落ち着いていますが、香川に住んでいた時は規定時間を超えるからここまでだ、という感じはありました。</p>



<p>——家族ではなく、ヘルパーに頼る心理的なハードルはありませんでしたか？</p>



<p>最初はありましたね。トイレの場所を聞くのも恥ずかしいですし。でも、そうも言っておれんのです。妻も仕事があるので付きっきりは難しいし、必要に迫られたらしょうがない。ヘルパーさんの予約なども、自分でやっています。</p>



<p>——どのようにやりとりしているのですか？</p>



<p>LINEやメール、電話など、スマホで連絡しています。スマホでは読み上げ機能や音声操作を活用しています。iPadは携帯型拡大読書器を使って大きく拡大した文字を至近距離で確認し、今のところはなんとか自分の目で見て、キーボード入力もしています。でも、目がとても疲れてしまうんです。液晶画面は見やすくなるよう色調整していて、僕のように眩しさが苦手な人は黒背景にグレーっぽい白文字に設定することが多いです。</p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img loading="lazy" decoding="async" width="1024" height="768" src="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/03/IMG_3042-1024x768.jpg" alt="" class="wp-image-2784" srcset="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/03/IMG_3042-1024x768.jpg 1024w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/03/IMG_3042-300x225.jpg 300w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/03/IMG_3042-768x576.jpg 768w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/03/IMG_3042-1536x1152.jpg 1536w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/03/IMG_3042-2048x1536.jpg 2048w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/03/IMG_3042-1200x900.jpg 1200w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/03/IMG_3042-960x720.jpg 960w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/03/IMG_3042-600x450.jpg 600w" sizes="auto, (max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /><figcaption class="wp-element-caption">携帯型拡大読書器でスマホの文字を拡大し、至近距離で確認する</figcaption></figure>



<p>——買い物時の会計は、どうしているのですか？</p>



<p>最近増えたセルフレジは操作が難しいので、ヘルパーさんを信用して支払いを任せています。非セルフレジでは自分でお金を渡します。いくら持っているのか把握しているので、目の前にお金を持ってきて至近距離で確認して。それでも見間違うことがあるので、お店の人を信用して頼ってお釣りをもらう、という状況です。</p>



<p>——白杖を持っていたら、手がふさがってしまうのではないでしょうか。</p>



<p>そうならないよう、いろんな工夫をしています。荷物はリュックに入れて両手が空くようにして、白杖はクリップを服の前部分や上着につけることもあります。傘を持っていたら両手がふさがって不便ですが、しょうがないし、なんとかなっています。</p>



<p>——一人で買い物に行くときは、どうやって欲しい商品を見つけていますか？</p>



<p>お店の人に「目が悪いんで、買い物手伝ってくれへんやろか」とお願いしています。すると大体快諾してくれて、カゴを持って付き添ってくれます。間違えて、お客さんやったこともあるけど（苦笑）。お弁当の種類や新商品について聞くこともあるけど、忙しそうなときは欲しいものだけぱっと買う感じです。いろんなものを見てそこから選ぶ、という買い物とは少し違いますね。</p>



<p>——新しい場所に行くとき、怖くはないのでしょうか。</p>



<p>今はそうでもないですね。最初こそ人を頼れなかったですが、営業職の経験があったし、口八丁手八丁じゃないけど（笑）、「この場所、どこにあるんかな」って近くにいる人に聞けるようになりました。でも、誰もがそうではないと思います。聞きたいと思っても最初はなかなか話しかけらなかったし、ふさぎ込んでいるときは、人を頼るのはかっこ悪い、嫌だと思っていましたね。だって、鏡を見たって自分の顔や髪がどうなっているのかもわからないし、服の汚れや乱れもわからない。今は吹っ切れていますが、自分が変じゃないか気になって、最初の頃は外に出るのも嫌でした。</p>



<p>——見えない相手、よくわからない人を頼る、信用するのって、結構勇気がいることですよね。</p>



<p>そうですね。慣れるのには時間がかかりました。今の目の状態になってから、一年くらいかかったかな。たまに、冷たくあしらわれたことも、めんどくさそうにされたことだってあります。僕がどの程度目が見えないのか想像つかず、「あそこにあります」って指差して終わることもあった。でも、そういう時は「目が悪いので、一緒に探してもらえますか」とお願いするしかない。そうやって伝われば、サポートしてもらえます。たまにカチンとくるようなことだってありますよ。でも、しょうがないんです、こうなってしまったら。配慮してもらうしか生きていく道はない。自分も50になって、丸くなったしね（笑）。</p>



<p>——今の暮らしは、どのように生計を立てているのでしょうか。</p>



<p>僕個人でいうと、休職以降、今も収入はゼロです。盲学校は国からの補助があり、世帯所得によって負担額が変わります。妻は働いていて、私は障害年金をいただいています。幸いだったのは、子どもが就職していたことですね。</p>



<p>——今でも、後ろ向きな気持ちになることはありますか。</p>



<p>ゼロではないです。一人っきりになった時にはどうしても……。考えないようにしているけれど、今よりもっと見えなくなったら、もし全盲になったらとか。でも、なったらなったでなんとかできるわ、と思うようにしています。</p>



<p>困ることはたくさんあるんですけど、今の自分でどう生きるのかを考えるようにしています。なんでも捉え方次第。例えば、目が見えなくなったことで、僕は「ひかり」の人たちと出会えました。そんな人との出会いによって、新しい自分の居場所ができ、次の目標もできた。今はいい方向に進んでいるんちゃうかな。そういうものの見方をすることで、視覚障がいをちょっとでも受け入れられるようになる。ときには後ろ向きになったっていい。きっとまた、前を向けますから。</p>



<p></p>



<figure class="wp-block-image size-large is-resized is-style-default"><img loading="lazy" decoding="async" width="1024" height="748" src="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/03/IMG_5530-1-1024x748.jpg" alt="" class="wp-image-2785" style="width:512px" srcset="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/03/IMG_5530-1-1024x748.jpg 1024w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/03/IMG_5530-1-300x219.jpg 300w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/03/IMG_5530-1-768x561.jpg 768w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/03/IMG_5530-1-1536x1122.jpg 1536w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/03/IMG_5530-1-2048x1496.jpg 2048w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2024/03/IMG_5530-1-600x438.jpg 600w" sizes="auto, (max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p><strong>菰田雅人</strong><br>1974年香川県生まれ。調理師を経て食品加工会社に17年勤めていたが、中途視覚障がいとなり、退職。現在はあん摩マッサージ指圧師を目指し、盲学校で勉強に励む。学校では生理学、解剖学を学ぶかたわら、フロアバレーボール、サウンドテーブルテニスなどのスポーツも楽しみ、学生生活を満喫している。「みとよ視覚障がい者支援センターひかり」役員、香川県網膜色素変性症協会会員。</p>



<p><strong>みとよ視覚障がい者支援センターひかり</strong><br>目の見えない方や見えにくい方、そのご家族を対象にした支援活動、支援者として活動したい方に向けたサポートを行っている（原則、香川県三豊市内に住民票のある方が対象）。スマートフォンやタブレット端末などの使い方を学ぶICTセミナー、視覚補助具や福祉制度に関する情報提供、相談受付などを行っており、毎月交流会を開催している。<br>◆交流会：原則毎月第4土曜日13:30～15:30に<a href="https://maps.app.goo.gl/YnnKCizbcKYpR9vh7" target="_blank" rel="noreferrer noopener">みとよ未来創造館</a>にて実施。参加無料、要事前申し込み（事務局：090-6902-8621／受付：月～金9:00～12:00）。日程が変わることもあるので、必ずご確認・お申し込みの上ご参加ください。</p>



<p>*記事の内容は、掲載時点のものです</p>
<p>投稿 <a href="https://setouchipress.com/komoda/">不便だけど、不幸じゃない。／菰田雅人さん</a> は <a href="https://setouchipress.com">瀬戸内通信社</a> に最初に表示されました。</p>
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			</item>
		<item>
		<title>次の誰かの「好き」を作る／天体望遠鏡博物館（香川県さぬき市）</title>
		<link>https://setouchipress.com/telescope/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[小林繭子]]></dc:creator>
		<pubDate>Thu, 09 Nov 2023 02:40:44 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[めぐる]]></category>
		<category><![CDATA[であう]]></category>
		<category><![CDATA[インタビュー]]></category>
		<category><![CDATA[香川]]></category>
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					<description><![CDATA[<p>世界で唯一の天体望遠鏡専門博物館、そ...</p>
<p>投稿 <a href="https://setouchipress.com/telescope/">次の誰かの「好き」を作る／天体望遠鏡博物館（香川県さぬき市）</a> は <a href="https://setouchipress.com">瀬戸内通信社</a> に最初に表示されました。</p>
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										<content:encoded><![CDATA[
<p>世界で唯一の天体望遠鏡専門博物館、その名も「天体望遠鏡博物館」は、さぬき市の88番札所大窪寺の麓にあり、ボランティアによって運営されています。月に一度の夜間観望会の日、イベント前に天体望遠鏡博物館を訪れると、10名ほどのボランティアのみなさんが迎えてくれました。</p>



<p>「今日は県外のボランティアがたまたま数名来てくれていて、いつもより人数が多いですね。通常の開館日には3、4人、夜間の観望会には7、8人が集まります。ボランティアは現在125名で、香川県在住者は5割弱ほど。県外のボランティアの方が多いんですよ」</p>



<p>そう教えてくれたのは、ボランティアの中心的メンバーの漆原さん。普段は経営コンサルタントとして仕事をする傍ら、開館当時からボランティアとして活動しています。開館日以外も天体望遠鏡博物館に関する活動で忙しいと聞いて、大変じゃないですか？と尋ねると、「誰かが楽しんでくれる姿を見たら私もうれしいし、自然とやる気になるんですよね。なにより、天体望遠鏡が大好きですし」とにっこり。</p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img loading="lazy" decoding="async" width="1024" height="777" src="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/11/IMG_2165-4-1024x777.jpg" alt="" class="wp-image-2760" srcset="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/11/IMG_2165-4-1024x777.jpg 1024w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/11/IMG_2165-4-300x228.jpg 300w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/11/IMG_2165-4-768x583.jpg 768w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/11/IMG_2165-4-1536x1166.jpg 1536w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/11/IMG_2165-4-2048x1554.jpg 2048w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/11/IMG_2165-4-600x455.jpg 600w" sizes="auto, (max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /><figcaption class="wp-element-caption">漆原さん</figcaption></figure>



<p>天体望遠鏡博物館の役割は、天体望遠鏡を収集・展示・活用し、天体望遠鏡とその文化を次世代へ引き継いでいくこと。なかでも望遠鏡寄贈の受け入れを大切にしており、個人が所有する小型望遠鏡から天文台の大型望遠鏡まで、あらゆる望遠鏡の寄贈を全国から受け付けています。</p>



<p>「集まった望遠鏡は、まもなく500台に到達しそうです。ときには行政手続きが必要な場合や、クレーンを手配して専門業者に依頼するような、大がかりな受け入れもあります。廃棄されてしまったら、その望遠鏡は二度と蘇りません。なので、望遠鏡の寄贈は基本的に受け入れ、メンテナンスをした上で保管しています」（漆原さん）</p>



<p>そして、寄贈の引き取りで活躍するのが、全国各地にいるボランティアメンバーです。寄贈者から対応依頼があれば、各地のメンバーが望遠鏡の状態を確認しに行くことや、直接受け取りに行くことも。有料の展示スペースでは、そうして集まった天体望遠鏡の数々を、ボランティアスタッフの丁寧なガイドで楽しむことができます。</p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img loading="lazy" decoding="async" width="1024" height="768" src="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/09/IMG_2343-1024x768.jpg" alt="" class="wp-image-2711" srcset="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/09/IMG_2343-1024x768.jpg 1024w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/09/IMG_2343-300x225.jpg 300w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/09/IMG_2343-768x576.jpg 768w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/09/IMG_2343-1536x1152.jpg 1536w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/09/IMG_2343-2048x1536.jpg 2048w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/09/IMG_2343-1200x900.jpg 1200w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/09/IMG_2343-960x720.jpg 960w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/09/IMG_2343-600x450.jpg 600w" sizes="auto, (max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<figure class="wp-block-image size-large"><img loading="lazy" decoding="async" width="1024" height="696" src="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/09/IMG_2367-1024x696.jpg" alt="" class="wp-image-2713" srcset="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/09/IMG_2367-1024x696.jpg 1024w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/09/IMG_2367-300x204.jpg 300w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/09/IMG_2367-768x522.jpg 768w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/09/IMG_2367-1536x1044.jpg 1536w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/09/IMG_2367-2048x1392.jpg 2048w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/09/IMG_2367-600x408.jpg 600w" sizes="auto, (max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /><figcaption class="wp-element-caption">年代ごとに集められた天体望遠鏡たち</figcaption></figure>



<p>寄贈された望遠鏡は、観望会イベントで実際に使用されることも。天文台の閉館や入れ替え、所有者が亡くなるなど、役目を終えるかと思われた天体望遠鏡が集まり、この場所で第二の人生を歩んでいきます。</p>



<p>*</p>



<p>夕方にボランティアのみなさんと簡単に腹ごしらえをした後、夜の観望会に向けて準備が始まりました。あの望遠鏡を使ってみたい、じゃあ私はこの望遠鏡を出そうか、など会話をしながら、次々と望遠鏡を外へ運び出し、角度やピントを調整していきます。</p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img loading="lazy" decoding="async" width="1024" height="768" src="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/09/IMG_2124-1024x768.jpg" alt="" class="wp-image-2714" srcset="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/09/IMG_2124-1024x768.jpg 1024w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/09/IMG_2124-300x225.jpg 300w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/09/IMG_2124-768x576.jpg 768w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/09/IMG_2124-1536x1152.jpg 1536w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/09/IMG_2124-2048x1536.jpg 2048w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/09/IMG_2124-1200x900.jpg 1200w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/09/IMG_2124-960x720.jpg 960w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/09/IMG_2124-600x450.jpg 600w" sizes="auto, (max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /><figcaption class="wp-element-caption">観望会イベントで使用する望遠鏡を選ぶのも楽しい</figcaption></figure>



<figure class="wp-block-image size-large"><img loading="lazy" decoding="async" width="1024" height="768" src="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/09/IMG_2099-1024x768.jpg" alt="" class="wp-image-2715" srcset="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/09/IMG_2099-1024x768.jpg 1024w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/09/IMG_2099-300x225.jpg 300w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/09/IMG_2099-768x576.jpg 768w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/09/IMG_2099-1536x1152.jpg 1536w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/09/IMG_2099-2048x1536.jpg 2048w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/09/IMG_2099-1200x900.jpg 1200w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/09/IMG_2099-960x720.jpg 960w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/09/IMG_2099-600x450.jpg 600w" sizes="auto, (max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /><figcaption class="wp-element-caption">屋外へ一台ずつ運び出す</figcaption></figure>



<p></p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img loading="lazy" decoding="async" width="1024" height="768" src="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/09/IMG_2202-1024x768.jpg" alt="" class="wp-image-2716" srcset="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/09/IMG_2202-1024x768.jpg 1024w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/09/IMG_2202-300x225.jpg 300w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/09/IMG_2202-768x576.jpg 768w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/09/IMG_2202-1536x1152.jpg 1536w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/09/IMG_2202-2048x1536.jpg 2048w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/09/IMG_2202-1200x900.jpg 1200w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/09/IMG_2202-960x720.jpg 960w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/09/IMG_2202-600x450.jpg 600w" sizes="auto, (max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /><figcaption class="wp-element-caption">参加者がすぐ楽しめるよう、ピントを合わせておく</figcaption></figure>



<figure class="wp-block-image size-large"><img loading="lazy" decoding="async" width="1024" height="768" src="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/09/IMG_2135-1-1024x768.jpg" alt="" class="wp-image-2717" srcset="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/09/IMG_2135-1-1024x768.jpg 1024w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/09/IMG_2135-1-300x225.jpg 300w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/09/IMG_2135-1-768x576.jpg 768w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/09/IMG_2135-1-1536x1152.jpg 1536w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/09/IMG_2135-1-2048x1536.jpg 2048w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/09/IMG_2135-1-1200x900.jpg 1200w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/09/IMG_2135-1-960x720.jpg 960w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/09/IMG_2135-1-600x450.jpg 600w" sizes="auto, (max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /><figcaption class="wp-element-caption">備え付けの大型望遠鏡のために天井が開く部屋</figcaption></figure>



<p>この日は愛媛、徳島、滋賀、東京と、全国からボランティアが集まっていました。人手が多い分、たくさんの望遠鏡を準備することができます。参加者が集まる前のオリエンテーションでは各望遠鏡担当者の振り分け、時間配分、悪天候時の対応、全体に向けて誰が何を解説するのかなどを確認し、準備は万端。そうこうしていると、観望会に申し込んだ参加者たちが集まってきました。</p>



<p>この日の申し込みは50名ほど。たまたま地図アプリで見つけてデートで来てみたという二人組、子どもが最近星に興味を持つようになったのでという家族連れ、すっかり天体観測から離れていたけれど、この場所を知って久しぶりに望遠鏡で星を見たくて、という人など、さまざまな年代の人たちが集まりました。それぞれが望遠鏡を覗き込み、思い思いに空を見つめる時間の始まりです。</p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img loading="lazy" decoding="async" width="1024" height="768" src="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/09/IMG_2259-1-1024x768.jpg" alt="" class="wp-image-2718" srcset="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/09/IMG_2259-1-1024x768.jpg 1024w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/09/IMG_2259-1-300x225.jpg 300w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/09/IMG_2259-1-768x576.jpg 768w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/09/IMG_2259-1-1536x1152.jpg 1536w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/09/IMG_2259-1-2048x1536.jpg 2048w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/09/IMG_2259-1-1200x900.jpg 1200w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/09/IMG_2259-1-960x720.jpg 960w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/09/IMG_2259-1-600x450.jpg 600w" sizes="auto, (max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<figure class="wp-block-image size-large"><img loading="lazy" decoding="async" width="1024" height="768" src="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/09/IMG_2261-1024x768.jpg" alt="" class="wp-image-2719" srcset="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/09/IMG_2261-1024x768.jpg 1024w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/09/IMG_2261-300x225.jpg 300w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/09/IMG_2261-768x576.jpg 768w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/09/IMG_2261-1536x1152.jpg 1536w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/09/IMG_2261-2048x1536.jpg 2048w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/09/IMG_2261-1200x900.jpg 1200w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/09/IMG_2261-960x720.jpg 960w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/09/IMG_2261-600x450.jpg 600w" sizes="auto, (max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p>望遠鏡ごとにボランティアメンバーが付き添い、望遠鏡の調整をしたり、それぞれが持っている知識を個別に披露しながら観望会は進みます。子どもたちからは「月が見えた！」とはしゃぎ声が上がりました。ちなみに、観望会で一番人気なのは土星。土星の輪を驚くほどくっきり見られるだけでなく、輪に黒い筋のように入った隙間まで見えることがあり、とても盛り上がるのだそう。</p>



<p>この日は残念ながら空が曇りがちだったため、途中からは室内での講座へ切り替えに。講座では、漆原さんによる解説が始まりました。</p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img loading="lazy" decoding="async" width="1024" height="768" src="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/09/IMG_2287-1024x768.jpg" alt="" class="wp-image-2720" srcset="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/09/IMG_2287-1024x768.jpg 1024w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/09/IMG_2287-300x225.jpg 300w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/09/IMG_2287-768x576.jpg 768w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/09/IMG_2287-1536x1152.jpg 1536w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/09/IMG_2287-2048x1536.jpg 2048w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/09/IMG_2287-1200x900.jpg 1200w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/09/IMG_2287-960x720.jpg 960w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/09/IMG_2287-600x450.jpg 600w" sizes="auto, (max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<figure class="wp-block-image size-large"><img loading="lazy" decoding="async" width="1024" height="799" src="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/11/IMG_2310-1024x799.jpg" alt="" class="wp-image-2728" srcset="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/11/IMG_2310-1024x799.jpg 1024w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/11/IMG_2310-300x234.jpg 300w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/11/IMG_2310-768x599.jpg 768w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/11/IMG_2310-1536x1198.jpg 1536w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/11/IMG_2310-2048x1597.jpg 2048w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/11/IMG_2310-600x468.jpg 600w" sizes="auto, (max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p>「この部屋にある望遠鏡は長いですね、どうしてかわかる？　そう、大きく見えるから。屈折望遠鏡は長ければ長いほど大きな倍率を出しやすくなります。こちらは50年前、私が中学生の頃に高松市の五色台少年自然センターに設置されたものです。中学生の時にこの望遠鏡で星をみて、その美しさとこの望遠鏡のかっこよさに惚れ込みました。当時、ある高校の天文部に入ったらこの天体望遠鏡が使えると聞いて、その高校に入学したほどです（笑）」（漆原さん）</p>



<p>「高校生になって天文部に入ったら、早速五色台までこの望遠鏡を見に行きました。汽車に乗って高松駅に着いたら五色台の麓までバスで移動し、着いたら夕方。麓までセンターの方が迎えに来てくれて、この天体望遠鏡で朝まで好きに天体観測ができました、そういう時代だったんです。そうして天体観測や望遠鏡に夢中になっていきました。その望遠鏡が役目を終え、今ボランティアで活動しているこの場所にあるなんて、なんだかロマンがありますね」（漆原さん）</p>



<p>その後、パソコンソフトと3Dメガネを活用し、立体映像で宇宙の果てまで星を見に行く疑似体験をして、この日の観望会は終了。季節によって見えるものが変わり、天気によって楽しみ方が変わるので、何度訪れても楽しめそうです。次はぜひ、快晴の日に参加してみたい。ちなみに、晴天時にはこんなふうに星が輝いているそうです。</p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img loading="lazy" decoding="async" width="1024" height="683" src="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/11/98ab30daeee1c504d35d2996b4b57481-1024x683.jpg" alt="" class="wp-image-2729" srcset="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/11/98ab30daeee1c504d35d2996b4b57481-1024x683.jpg 1024w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/11/98ab30daeee1c504d35d2996b4b57481-300x200.jpg 300w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/11/98ab30daeee1c504d35d2996b4b57481-768x512.jpg 768w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/11/98ab30daeee1c504d35d2996b4b57481-1536x1024.jpg 1536w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/11/98ab30daeee1c504d35d2996b4b57481-2048x1365.jpg 2048w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/11/98ab30daeee1c504d35d2996b4b57481-600x400.jpg 600w" sizes="auto, (max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /><figcaption class="wp-element-caption">写真提供：天体望遠鏡博物館</figcaption></figure>



<p>この日集まっていたボランティアメンバーに、話を聞いてみました。</p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img loading="lazy" decoding="async" width="1024" height="801" src="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/11/IMG_2190-1024x801.jpg" alt="" class="wp-image-2730" srcset="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/11/IMG_2190-1024x801.jpg 1024w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/11/IMG_2190-300x235.jpg 300w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/11/IMG_2190-768x600.jpg 768w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/11/IMG_2190-1536x1201.jpg 1536w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/11/IMG_2190-2048x1601.jpg 2048w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/11/IMG_2190-600x469.jpg 600w" sizes="auto, (max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p>「現役時代は家電メーカーでデジカメのレンズ設計の仕事をしていました。星よりも機材の方が好きで、機材を楽しむために星をみています（笑）。天体望遠鏡の使い方教室を担当しつつ、観望会にはできるだけ参加しています」</p>



<p>「ここでの一番のやりがいは、展示している天体望遠鏡の説明をしながら館内を一時間かけて一周するガイドです。もともとは技術中心の説明なら自分の経験を活かせそうだとボランティアを始めたのですが、一台一台の歴史や持ち主にまつわる物語なども先輩方から教えてもらい、今ではいろんな話をできるようになりました。来館者に合わせた自分なりのガイドで喜んでいただけたとき、とてもうれしいですね」（阿部さん／愛媛県）</p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img loading="lazy" decoding="async" width="1024" height="783" src="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/11/IMG_2456-1024x783.jpg" alt="" class="wp-image-2731" srcset="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/11/IMG_2456-1024x783.jpg 1024w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/11/IMG_2456-300x229.jpg 300w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/11/IMG_2456-768x587.jpg 768w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/11/IMG_2456-1536x1174.jpg 1536w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/11/IMG_2456-2048x1566.jpg 2048w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/11/IMG_2456-600x459.jpg 600w" sizes="auto, (max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /><figcaption class="wp-element-caption">左から多田さん、杉本さん</figcaption></figure>



<p>「知人から天体望遠鏡を譲り受けたものの、使い方がわからなくて。ここなら何かわかるかなと訪れてみたら、『使えると思うよ。じゃあこのネジを開けて鏡を洗ってみましょう』といきなりドライバーを渡されて、スパルタでした（笑）。言われるがまま手入れをして、操作を教えてもらって。今では無事自分で使えるようになりました。以来、ボランティアとして時々参加しています。私のようになにかきっかけがあって訪れた人を迎えるのは、とても楽しいです」（多田さん／香川県）</p>



<p>「ここでの活動は、年齢も人生もさまざまな人たちと活動を通じて交流し協力し合い、それぞれの経験を持ち寄って解決しながら、幅広い体験ができる面白さがあります。天文現象を見るのが好きな人、機械が好きな人、写真を撮るのが好きな人など、各々の興味で集まる人たちといい時間を共有しています。ボランティアの集まりなので、自分でできること、やってみたいことに手を挙げながら楽しむのがいいと思っています」（杉本さん／香川県）</p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img loading="lazy" decoding="async" width="1024" height="762" src="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/11/IMG_2245-1-1024x762.jpg" alt="" class="wp-image-2732" srcset="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/11/IMG_2245-1-1024x762.jpg 1024w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/11/IMG_2245-1-300x223.jpg 300w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/11/IMG_2245-1-768x571.jpg 768w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/11/IMG_2245-1-1536x1143.jpg 1536w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/11/IMG_2245-1-2048x1524.jpg 2048w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/11/IMG_2245-1-600x446.jpg 600w" sizes="auto, (max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p>「小学生の頃から、足掛け60年星を見ています。多くのメンバーは子どもの頃に覗いた望遠鏡を忘れられなくて活動しているんじゃないかな、私もその一人です。天体写真撮影も好きで、天文イベントでの撮影は私と阿部さんが担当することが多いです。ここが開館するのをニュースで知って訪れ、翌週にはボランティアに登録しました。それから毎週のように土日に参加して、気づけば7年です。メンバーにはそれぞれ得意があって、星に関しては一番詳しいつもりです（笑）」（堀川さん／香川県）</p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img loading="lazy" decoding="async" width="1024" height="766" src="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/11/IMG_2208-1024x766.jpg" alt="" class="wp-image-2733" srcset="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/11/IMG_2208-1024x766.jpg 1024w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/11/IMG_2208-300x224.jpg 300w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/11/IMG_2208-768x574.jpg 768w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/11/IMG_2208-1536x1149.jpg 1536w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/11/IMG_2208-2048x1532.jpg 2048w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/11/IMG_2208-600x449.jpg 600w" sizes="auto, (max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p>「登録したのは一週間前、新人ボランティアです（笑）。2017年にお遍路で大窪寺に向かう途中、たまたまこの場所を見つけました。学生時代に星を見るのが大好きだったので立ち寄り、館内をガイドしていただきました。大型の天体望遠鏡の由来や歴史を一つずつ説明してくれて面白かったし、全国から寄贈された望遠鏡の中には、かつて学生の頃に使っていたものもあり、懐かしかったです」</p>



<p>「社会人になって一度望遠鏡から離れてしまっていたのですが、望遠鏡って、最後はみんな捨てられないんですよ。それが寄付としてここに集まり、50年前の望遠鏡が今も整備されていて、『昔こういうものがあったんだ』と今の人たちに伝わるって、いいなぁと。そして、ここにある望遠鏡で星を見てみたいと思いました。初訪問時にボランティアに参加したい気持ちはあったものの、仕事が忙しかったので登録はしませんでした。定年を機に、最近やっと参加できるようになりましたね。訪れた人に天体観測の面白さを知ってもらい、好きになる人が増えたり、仲間とコミュニケーションを取りながら子どもたちの喜ぶ顔が見られたらいいなと思います」（野島さん／徳島県）</p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img loading="lazy" decoding="async" width="1024" height="818" src="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/11/IMG_2233-1024x818.jpg" alt="" class="wp-image-2734" srcset="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/11/IMG_2233-1024x818.jpg 1024w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/11/IMG_2233-300x240.jpg 300w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/11/IMG_2233-768x614.jpg 768w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/11/IMG_2233-1536x1228.jpg 1536w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/11/IMG_2233-2048x1637.jpg 2048w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/11/IMG_2233-600x480.jpg 600w" sizes="auto, (max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p>「中学生のときに天文に出会い、以来星と天体望遠鏡のことを頭に浮かべればすべてのストレスが消えていくという幸せな人生を送ってきました。今は一人でも多くの方、特に子どもたちに、私が経験したような科学との出会いをこの場所で提供したいと思っています。先日は京都の会員三名と富山市まで大型天体望遠鏡の引き取りに行ってきました。現地の天体望遠鏡関係者とも親交を温めることができ、とてもいい時間でしたね」（天体望遠鏡博物館代表理事・村山さん／京都府）</p>



<p>ボランティアのみなさんにはそれぞれに得意や興味があり、一人ひとりのペースで楽しみながら関わっていることが伝わってきました。夢中になれるものがあること、それを何らかの形で続けていけること。もし一度離れても、再び楽しんでいけること。その世界と誰かの出会いをつくること。ボランティアと聞くと、奉仕活動というイメージを持ったり、自分から少し遠く感じてしまうこともありましたが、この日私が感じたのは、もっとわくわくするような、仲間と共に自ら楽しんでいく感覚でした。</p>



<p>天体望遠鏡博物館ではさまざまなイベントや発信をしています。また、天体望遠鏡寄贈の受け入れ、ボランティア登録、寄付などを歓迎しています。詳細は、<a href="https://www.telescope-museum.com/" target="_blank" rel="noreferrer noopener">公式ホームページ</a>をご覧ください。</p>



<p>*</p>



<figure class="wp-block-image size-large is-resized"><img loading="lazy" decoding="async" width="1024" height="867" src="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/11/IMG_2046-1024x867.jpg" alt="" class="wp-image-2735" style="width:512px" srcset="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/11/IMG_2046-1024x867.jpg 1024w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/11/IMG_2046-300x254.jpg 300w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/11/IMG_2046-768x650.jpg 768w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/11/IMG_2046-1536x1300.jpg 1536w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/11/IMG_2046-2048x1734.jpg 2048w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/11/IMG_2046-600x508.jpg 600w" sizes="auto, (max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p><strong>天体望遠鏡博物館</strong><br>世界で唯一の天体望遠鏡専門博物館。閉校した旧多和小学校を活用し、体育館や教室のスペースに全国から寄贈された500台近い天体望遠鏡が保存されている。また、天文図書室には天文専門書と主な天文雑誌が創刊時から揃っており、一日過ごす来館者もいるほど。望遠鏡の寄贈受け入れや館内ガイド以外にも、定期的に天体望遠鏡工作教室・使い方教室、夜間観望会などのイベントも開催している。「みんなで作る博物館」を掲げ、ボランティアメンバーにて運営（随時募集中）。各問合せ、申込みは公式ホームページにて受け付けている。</p>



<p>・<a href="https://goo.gl/maps/k3t88GEA2DPEJAkX8" target="_blank" rel="noreferrer noopener">香川県さぬき市多和助光東30-1</a><br>・<a href="https://www.telescope-museum.com/" target="_blank" rel="noreferrer noopener">ホームページ</a><br>・原則土・日開館（開館カレンダーをご確認ください）<br>・10時～16時／館内ガイド最終受付15時、最終受付15時半<br>・0879-49-1772（開館時間内のみ／できるだけ<a href="https://www.telescope-museum.com/inquiry/" target="_blank" rel="noreferrer noopener">メールフォーム</a>にてお問い合わせください）<br>・入館料：一般500円、高校生・大学生400円、小中学生300円<br>・JR志度駅、オレンジタウン駅からさぬき市コミュニティバスに乗車、「天体望遠鏡博物館前」下車すぐ</p>



<p>*記事の内容は、掲載時点のものです</p>
<p>投稿 <a href="https://setouchipress.com/telescope/">次の誰かの「好き」を作る／天体望遠鏡博物館（香川県さぬき市）</a> は <a href="https://setouchipress.com">瀬戸内通信社</a> に最初に表示されました。</p>
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		<item>
		<title>芸術に触れる場所を開いていく／よしおかりつこさん（1つだけ美術館）</title>
		<link>https://setouchipress.com/yoshioka/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[小林繭子]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 18 Aug 2023 09:31:45 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[めぐる]]></category>
		<category><![CDATA[であう]]></category>
		<category><![CDATA[表現]]></category>
		<category><![CDATA[香川]]></category>
		<category><![CDATA[アート]]></category>
		<category><![CDATA[インタビュー]]></category>
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					<description><![CDATA[<p>美術館に行くなら、できるだけ多く、さ...</p>
<p>投稿 <a href="https://setouchipress.com/yoshioka/">芸術に触れる場所を開いていく／よしおかりつこさん（1つだけ美術館）</a> は <a href="https://setouchipress.com">瀬戸内通信社</a> に最初に表示されました。</p>
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<p></p>



<p>美術館に行くなら、できるだけ多く、さまざまな作品を見られる方がいい。無意識にそういう価値観にとらわれていたことに気づいたのは、「1つだけ美術館」を訪れた時でした。1つだけ美術館は、コンパクトなスペースに一つの作品だけが展示されています。「一つしか見られない」のではなく、一つの作品にだけ集中する時間と空間があり、ここでの鑑賞は特別なアート体験になりました。あとから度々反芻するほど忘れられず、この場所を作ったよしおかりつこさんにお話を聞きました。</p>



<p></p>



<p>*</p>



<p>——どうしてこの形の美術館を？</p>



<p>美術館を作ることは、もともと漠然とした私の夢でした。きっかけは、高校生の時に丸亀市猪熊弦一郎現代美術館が開館したことだと思います。初めて訪れた時の「うそみたい」という衝撃に近い感動が、私の中にずっと残っていて。田舎にすごい存在感のうつくしい美術館が誕生し、それが開かれていて、見たことのないような建築・空間に絵がかけられていて……。通学の車窓からは毎日眺め、学校帰りに訪れるようになりました。美術館やアーティストへの強い憧れが、この時期に培われたと思います。</p>



<p>ただ、自分が美術館を作りたいと思っていると意識したのはわりと最近で、コロナ禍でした。イベントごとが中止になったことでデザインの仕事が減少し、ぽかりとできた時間に残りの人生のことを考えるようになって。ああ私は美術館さえ作ることができたら、自分のやりたいことは達成できるなと気が付いたんです。とはいえ、複数の展示室や作品の収蔵量が必要だったりと、私には無理なもの、夢でしかないと思っていました。</p>



<p>そんなタイミングに、今1つだけ美術館が入居している「TAKAMATSU JAM 4.5」を運営するひだまり不動産との出会いがあり、この場所のサインデザインに関わることになりました。TAKAMATSU JAM 4.5は一部屋4.5畳の独身寮をリノベーションした複合施設。飲食店、ギャラリー兼アトリエ、美容室などが集まり、面白い場所になりそうだ、自分もなにかできるんじゃないかと興味が湧きました。そこに「美術館を作りたい」という夢への気づきが掛け合わされ、芸術や美術館が好きな人がもっと増えるような開かれた場所、美術館を作ろうと思いつきました。</p>



<p></p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img loading="lazy" decoding="async" width="1024" height="768" src="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/IMG_0676-1024x768.jpg" alt="" class="wp-image-2666" srcset="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/IMG_0676-1024x768.jpg 1024w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/IMG_0676-300x225.jpg 300w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/IMG_0676-768x576.jpg 768w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/IMG_0676-1536x1152.jpg 1536w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/IMG_0676-2048x1536.jpg 2048w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/IMG_0676-1200x900.jpg 1200w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/IMG_0676-960x720.jpg 960w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/IMG_0676-600x450.jpg 600w" sizes="auto, (max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /><figcaption class="wp-element-caption">複合施設「TAKAMATSU JAM 4.5」</figcaption></figure>



<figure class="wp-block-image size-large"><img loading="lazy" decoding="async" width="1024" height="696" src="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/IMG_4092-1024x696.jpg" alt="" class="wp-image-2665" srcset="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/IMG_4092-1024x696.jpg 1024w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/IMG_4092-300x204.jpg 300w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/IMG_4092-768x522.jpg 768w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/IMG_4092-1536x1044.jpg 1536w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/IMG_4092-2048x1392.jpg 2048w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/IMG_4092-600x408.jpg 600w" sizes="auto, (max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p>——作品を一つだけ展示するというコンセプトは、どのように生まれたのでしょうか？</p>



<p>理由は二つあって、一つは、「疲れない」ためです。準備段階では、都会含めてさまざまな美術館を巡りました。そのとき、どんなに美術館が好きでも、どうしても最後は疲れてしまうことに気が付きました。アートや建築、空間を味わうはずが「全部回らなくては」、「あとどれくらいあるのだろう」と気が急いてしまうのもあると思います。</p>



<p>——確かに、企画展を見るのに精一杯で、常設展まで回れないこともしばしばあります。体力もありますが、感受のキャパオーバーになってまうような。</p>



<p>ありますよね。もう一つは、「比べない」ためです。たくさんの作品があることで「こっちの方が好き」と無意識に比べることや、「これは油絵の抽象画だ」とカテゴライズしながら鑑賞することが以前から気になっていました。他の作品との対比やカテゴライズによって見えることもありますが、そこにとらわれず、作品の魅力そのものや作者の思いが伝わる機会を作りたい、それなら他の作品を置かないのが一番だなと。</p>



<p>そして、一つの作品から受け取るメッセージって意外とたくさんあるんです。一つしかないのかと思う人も多いかもしれませんが、せっかく来たのだから「何か持ち帰ろう」という心理が働くのもあって、規模感のある美術館とは違う受け取り方をしたり、深い部分に気づけたりするのではないかと考えています。</p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img loading="lazy" decoding="async" width="1024" height="768" src="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/IMG_3996-1024x768.jpg" alt="" class="wp-image-2667" srcset="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/IMG_3996-1024x768.jpg 1024w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/IMG_3996-300x225.jpg 300w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/IMG_3996-768x576.jpg 768w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/IMG_3996-1536x1152.jpg 1536w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/IMG_3996-2048x1536.jpg 2048w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/IMG_3996-1200x900.jpg 1200w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/IMG_3996-960x720.jpg 960w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/IMG_3996-600x450.jpg 600w" sizes="auto, (max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p>——約10か月で10の展示を開催されましたが、展示内容はどのように決めていくのでしょうか。</p>



<p>企画展では、私が今まで出会った人や作品の中から、これはぜひ見せたいというものを引き出している感じです。その一つ「identify」は、偏光顕微鏡で見た岩石の薄片（はくへん）に感動した経験から生まれました。香川県は日本有数の石の産地ではありますが、石の薄片を見たことがある人って少ないだろうし、美術館であまり展示されないというのもあって、展示することに。薄片のうつくしさは、グレーっぽいものから華やかなものなどさまざまで、一つに絞るのには悩みました。</p>



<p>——どうやって決めたのですか？</p>



<p>1つだけ美術館のテーマでもある「見えないものが見えている」を軸に、見た人に何を持ち帰ってほしいのかを掘り下げて考え、橄欖岩（かんらんがん）の研磨薄片に決めました。石そのものはグレーがかった緑ですが、偏光顕微鏡を通した薄片は光の反射角度によって多様な色が鮮やかな虹色のように見えます。石そのものと薄片のギャップがある方が、より関心を持ってもらえそうだと考えました。</p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img loading="lazy" decoding="async" width="1024" height="683" src="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/367639930_1461843284592414_7709626621267422670_n-1024x683.jpg" alt="" class="wp-image-2671" srcset="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/367639930_1461843284592414_7709626621267422670_n-1024x683.jpg 1024w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/367639930_1461843284592414_7709626621267422670_n-300x200.jpg 300w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/367639930_1461843284592414_7709626621267422670_n-768x512.jpg 768w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/367639930_1461843284592414_7709626621267422670_n-1536x1024.jpg 1536w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/367639930_1461843284592414_7709626621267422670_n-2048x1365.jpg 2048w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/367639930_1461843284592414_7709626621267422670_n-600x400.jpg 600w" sizes="auto, (max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /><figcaption class="wp-element-caption">橄欖岩（写真提供：1つだけ美術館）</figcaption></figure>



<p>展示では、角度で色が変化する過程を伝えたいと考え、薄片を回転させながら撮影した映像を流すことにしました。展示制作に協力してくださった専門家の方にとっては普段の研究対象がアートになるという驚き、私にとってはいつも見ている当たり前とは違う世界を見せるための視点の転換があり、展示完成までの試行錯誤もとても面白かったです。</p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img loading="lazy" decoding="async" width="1024" height="683" src="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/367639930_830194345779032_3266527363984643513_n-1024x683.jpg" alt="" class="wp-image-2670" srcset="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/367639930_830194345779032_3266527363984643513_n-1024x683.jpg 1024w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/367639930_830194345779032_3266527363984643513_n-300x200.jpg 300w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/367639930_830194345779032_3266527363984643513_n-768x512.jpg 768w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/367639930_830194345779032_3266527363984643513_n-1536x1024.jpg 1536w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/367639930_830194345779032_3266527363984643513_n-2048x1365.jpg 2048w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/367639930_830194345779032_3266527363984643513_n-600x400.jpg 600w" sizes="auto, (max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /><figcaption class="wp-element-caption">偏光顕微鏡を通して橄欖岩の研磨片薄を見た映像作品「identify」（写真提供：1つだけ美術館）</figcaption></figure>



<p>——企画展の制作はどんなふうに、どれくらい時間をかけているのでしょうか？</p>



<p>「この方の作品を展示したい」とアーティストに制作を依頼する場合はテーマをアーティストに委ねていますが、それ以外では「こういうことを伝えたい」という私の思いが先にあって、そこからモチーフや協力者を考えていく形をとっています。とはいえ、実際にモチーフを前にしたり、協力者と話したりすることで伝える内容を変更・調整することは多々あります。</p>



<p>モチーフや協力者が決まったら、展示の三、四か月前からいろいろなものを見に行き、どう展示するのかを考え続けます。そうやって生まれた最初のアイデアは、大体ボツになります。「見栄えはいいけれど、伝えたいこととは違うのではないか」といった感じで自分のアイデアに対して多角的にダメ出しをする感じです。</p>



<p>最初のアイデアは表層であり、根にはもっと違うなにかがあるはずだと意図的に捨てるようにしてもいます。自分が今思っていることを肯定せず、ずっと考え続けたり、誰かと話して思考を深めたり、新しい視点から考え直したり。そうしていると、最初に伝えたいと思っていたことが、本当に伝えたいこととずれていることに気づくことが多いです。なにかアイデアを練る際は、その時の最適解だという確信は持てても、一年後の自分だったらもっといい見せ方を考えるだろう、もっといいものがあるのかもしれないという気持ちがいつもどこかにありますね。</p>



<p>——ご自身の作品も展示されているのですね。</p>



<p>伝えたいことが先にあり、そのために作品を制作したり、過去の作品を選んだりすることがあります。自分の作品であれば、鑑賞者が作品に触れる、手を加えるなど、自由度の高い展示を叶えることができます。例えば、「嘘こそ」は、私のファイバーアートを展示し、鑑賞者が短冊に嘘を書いて作品に結び付けてもらう参加型の展示にしました。嘘が溜まるほど花が咲くように見えて一見うつくしいのですが、最初の形がどんどん見えなくなっていきます。</p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img loading="lazy" decoding="async" width="1024" height="683" src="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/368163461_624631679810100_1548304313506800759_n-1-1024x683.jpg" alt="" class="wp-image-2668" srcset="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/368163461_624631679810100_1548304313506800759_n-1-1024x683.jpg 1024w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/368163461_624631679810100_1548304313506800759_n-1-300x200.jpg 300w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/368163461_624631679810100_1548304313506800759_n-1-768x512.jpg 768w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/368163461_624631679810100_1548304313506800759_n-1-1536x1024.jpg 1536w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/368163461_624631679810100_1548304313506800759_n-1-2048x1365.jpg 2048w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/368163461_624631679810100_1548304313506800759_n-1-600x400.jpg 600w" sizes="auto, (max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<figure class="wp-block-image size-large"><img loading="lazy" decoding="async" width="1024" height="683" src="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/368409517_236511052179258_1390924908623870931_n-1024x683.jpg" alt="" class="wp-image-2669" srcset="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/368409517_236511052179258_1390924908623870931_n-1024x683.jpg 1024w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/368409517_236511052179258_1390924908623870931_n-300x200.jpg 300w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/368409517_236511052179258_1390924908623870931_n-768x512.jpg 768w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/368409517_236511052179258_1390924908623870931_n-1536x1024.jpg 1536w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/368409517_236511052179258_1390924908623870931_n-2048x1365.jpg 2048w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/368409517_236511052179258_1390924908623870931_n-600x400.jpg 600w" sizes="auto, (max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /><figcaption class="wp-element-caption">「嘘こそ」（写真提供：1つだけ美術館）</figcaption></figure>



<p>この展示は、嘘をつくことが自分にとってどういうことなのかを考えてもらえたらと企画しました。あえて嘘を書くって意外と難しいこと、日常で咄嗟に嘘をつくことってあるのにそれはどうしてなのか、うその功罪など、参加してくれた方がそれぞれに答えを見つけてくれたらいいなと。</p>



<p>——そういった企画趣旨について、どこまで言語化して発信していますか？</p>



<p>私が伝えたいことを書きすぎるのも違うかなと、あまり言葉では伝えていないかもしれません。体験を通してこの展示の趣旨を感じてくれた方もいるし、「嘘を書くっておもしろい」とシンプルに面白がってくれた方もいました。それぞれの受け取り方は千差万別、それがいいと思っています。今後は年鑑を発行する予定で、企画趣旨をもう少し掘り下げて言語化していくつもりです。</p>



<p>——私が訪れた時にはよしおかさんから作品展示に至った経緯や作家さんのことなどを詳しくお聞きしたのですが、基本的には無人運営なんですね。</p>



<p>香川と東京の二拠点で生活しているのもあって、そのようにしています。普段は周りの店舗の方が鍵を開けてくださったりと、助けられながら運営しています。私がいるときにはお客さんに声を掛けて展示の背景を話したり、どんなことを感じたのかをお聞きしたりしていて、お客さんから新たな気づきをもらうことが多々あり、私自身の刺激になっています。</p>



<p>——見た人が自分で金額を決めるドネーション（寄付）制の入館料で運営されていますが、その理由は？</p>



<p>「みんなで運営する美術館」を目指したのと、開かれた美術館として、同じものを何度も観ることや学生さん、お子さま連れの方などへのハードルを下げたいと考えたからです。この制度によって芸術への接触機会が増えればうれしいです。</p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img loading="lazy" decoding="async" width="1024" height="768" src="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/IMG_4006-1-1024x768.jpg" alt="" class="wp-image-2673" srcset="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/IMG_4006-1-1024x768.jpg 1024w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/IMG_4006-1-300x225.jpg 300w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/IMG_4006-1-768x576.jpg 768w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/IMG_4006-1-1536x1152.jpg 1536w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/IMG_4006-1-2048x1536.jpg 2048w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/IMG_4006-1-1200x900.jpg 1200w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/IMG_4006-1-960x720.jpg 960w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/IMG_4006-1-600x450.jpg 600w" sizes="auto, (max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p>この場所をいいと思っていただけたり、作品を一つだけ展示する意味を感じてくださった方がドネーションしやすいよう、目安金額100円～の展示ごとのオリジナルカード、目安金額200円～のカードホルダーなどをご用意しています。また、年会費制の賛助会員を随時募集しています。</p>



<p>——ドネーション制と賛助会員によって入館料を気にせず、誰もが気軽に訪れることができる仕組みを構築しているのですね。</p>



<p>そうですね。そして、2年目からはNPO法人として運営していく予定です。私の引き出しで一年展示を実施してきましたが、このまま継続していくとだんだんと閉じた場、「私の美術館」になってしまうのではないかと危惧していて。美術館として社会に開いていくために、私一人ではなく、さまざまなメンバーと共に考える運営にシフトチェンジしていこうと思っています。</p>



<p>——開館してまもなく一年ですが、現時点での達成度はいかがですか？</p>



<p>「カフェのように気軽に、ふらっと来られるのがいい」、「一つの作品と深く向き合える」という声をいただくことが多く、叶えたかった芸術とのかかわりを創出できている手応えがあります。また、企画・展示をしながら、私自身もカテゴライズや比較などにまだとらわれている部分があると気づかされることもありますね。</p>



<p>なかなかわかりにくいことをやっている自覚はあるのですが、それを理解して応援してくださる方が地道に増えていることがとてもうれしいです。一方で、もっと丁寧に発信をしたいとか、展示の内容を広く探しに行きたい、認知を拡大する努力が足りないなど、なかなか達成できていない部分もあります。それらをやみくもにやればいいとは思っていないので、いい塩梅を模索しながら進めているところです。</p>



<p>——今後1つだけ美術館としてやってみたいことはありますか？</p>



<p>企業の会議室に作品を一つ設置したり、学校や病院などに出向いたりする「出張美術館」をやってみたいです。1つだけ美術館の活動の根底には、誰もが芸術に触れられる機会のある世界になってほしいという願いがあります。亡くなった私の母は、最期の方は病院から出られず、予定といえば治療と、なかなか楽しみがありませんでした。側で見ていて、人って楽しみがないと生きている感じがしないんじゃないかと感じたこともありました。週末にアート作品が来るみたいよ、というだけでも楽しみを一つ作れると思うので、病院や施設と協力して実現していきたいです。</p>



<p>*</p>



<figure class="wp-block-image size-large is-resized"><img decoding="async" src="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/IMG_4967-1024x768.jpg" alt="" class="wp-image-2702" style="width:512px" width="512" srcset="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/IMG_4967-1024x768.jpg 1024w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/IMG_4967-300x225.jpg 300w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/IMG_4967-768x576.jpg 768w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/IMG_4967-1536x1152.jpg 1536w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/IMG_4967-2048x1536.jpg 2048w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/IMG_4967-1200x900.jpg 1200w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/IMG_4967-960x720.jpg 960w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/IMG_4967-600x450.jpg 600w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p><strong>よしおか　りつこ</strong><br>1975年香川県丸亀市生まれ。1つだけ美術館主宰、アートディレクター、グラフィックデザイナー、ファイバーアート作家など活動は多岐にわたる。主にアートディレクターとしてデザイン、ロゴ制作、サインデザイン、展示の総合演出などを手がける。一緒に暮らしている猫が日に日にかわいい声としぐさを習得していて、わがままに抗えなくなっている。最近面白かった本は、「土偶を読む」（著：竹倉 史人）。とにかく美術館が好き。<br><a href="https://www.ritsuto.com" target="_blank" rel="noreferrer noopener">https://www.ritsuto.com</a></p>



<p></p>



<figure class="wp-block-gallery has-nested-images columns-default is-cropped wp-block-gallery-2 is-layout-flex wp-block-gallery-is-layout-flex">
<figure class="wp-block-image size-large"><img loading="lazy" decoding="async" width="1024" height="764" data-id="2675" src="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/IMG_5117-1024x764.jpg" alt="" class="wp-image-2675" srcset="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/IMG_5117-1024x764.jpg 1024w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/IMG_5117-300x224.jpg 300w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/IMG_5117-768x573.jpg 768w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/IMG_5117-1536x1146.jpg 1536w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/IMG_5117-2048x1528.jpg 2048w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/IMG_5117-600x448.jpg 600w" sizes="auto, (max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<figure class="wp-block-image size-large"><img loading="lazy" decoding="async" width="1024" height="769" data-id="2676" src="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/IMG_4100-1024x769.jpg" alt="" class="wp-image-2676" srcset="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/IMG_4100-1024x769.jpg 1024w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/IMG_4100-300x225.jpg 300w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/IMG_4100-768x577.jpg 768w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/IMG_4100-1536x1154.jpg 1536w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/IMG_4100-2048x1539.jpg 2048w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/IMG_4100-1200x900.jpg 1200w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/IMG_4100-960x720.jpg 960w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/IMG_4100-600x451.jpg 600w" sizes="auto, (max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>
</figure>



<p><strong>1つだけ美術館</strong><br>2022年11月に開館した、4.5畳のスペースに一つの作品だけを設置した美術館。照明や音、香りまで一つの作品のためだけに自由度高く計画することができ、さまざまな企画展のほか、アートをより楽しむためのワークショップなども開催している。賛助会員は、<a href="https://1museum.jimdofree.com/" target="_blank" rel="noreferrer noopener">HP</a>にて受付中。いつでも繋がれる美術館として、館内を<a href="https://www.youtube.com/@1museum" target="_blank" rel="noreferrer noopener">YouTubeで24時間生配信</a>している。現在企画展「のるもの のりもの」を開催中（～2023/8/28）。入居している複合施設「<a href="https://www.takamatsu-jam.com/" target="_blank" rel="noreferrer noopener">TAKAMATSU JAM 4.5</a>」には飲食店やセレクトショップなど、さまざまな楽しみが集まる。ことでん志度線八栗駅から徒歩4分。</p>



<p>・<a href="https://goo.gl/maps/5JXPsJbSsDjmyGQx7" target="_blank" rel="noreferrer noopener">香川県高松市高松町2175-33</a><br>・10：30ｰ17：00<br>・火曜定休＋不定休<br>・開館日はHPのカレンダーをご確認ください<br>・入館料：ドネーション（寄付）制<br>・<a href="https://1museum.jimdofree.com/" target="_blank" rel="noreferrer noopener">https://1museum.jimdofree.com/</a><br>・<a href="https://www.instagram.com/1museum203/?__coig_restricted=1" target="_blank" rel="noreferrer noopener">Instagram</a></p>



<p>*記事の内容は、掲載時点のものです</p>
<p>投稿 <a href="https://setouchipress.com/yoshioka/">芸術に触れる場所を開いていく／よしおかりつこさん（1つだけ美術館）</a> は <a href="https://setouchipress.com">瀬戸内通信社</a> に最初に表示されました。</p>
]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>ことでんで行く、スパイスカレー：6.RET COFFEE（三条駅）</title>
		<link>https://setouchipress.com/retcoffee/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[小林繭子]]></dc:creator>
		<pubDate>Wed, 09 Aug 2023 03:02:51 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[めぐる]]></category>
		<category><![CDATA[はたらく]]></category>
		<category><![CDATA[香川]]></category>
		<category><![CDATA[インタビュー]]></category>
		<category><![CDATA[おいしい]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://setouchipress.com/?p=2586</guid>

					<description><![CDATA[<p>2022年11月にオープンした「RE...</p>
<p>投稿 <a href="https://setouchipress.com/retcoffee/">ことでんで行く、スパイスカレー：6.RET COFFEE（三条駅）</a> は <a href="https://setouchipress.com">瀬戸内通信社</a> に最初に表示されました。</p>
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										<content:encoded><![CDATA[
<p>2022年11月にオープンした「RET COFFEE」は、ことでん三条駅からすぐの喫茶店。こぢんまりとしたお店ながらガラス張りの店内は開放感があり、行きかう人を眺めながら、ゆったりとした時間を過ごすことができます。</p>



<p>メニューにはコーヒーをはじめ、モーニング、お昼にはスパイスカレーとナポリタンなど、さまざまメニューが並びます。アイスクリームやチーズケーキなどのスイーツ、ナポリタンで使用するベーコン、モーニングのオムレツに添えるトマトソースまで、店主の久本和明さんの手作り。現在、お店で提供しているうちのほとんどが自家製です。</p>



<p>「子どもの頃、お店で出されるものは全部お店で作っているって勝手に夢見ていたのもあって。せっかくお店をやるなら、ここだけで食べられるものを作りたいなぁと。なんでも自分で作るのが好きなだけなんですけどね（笑）」</p>



<p>自家焙煎のコーヒーは常時2、3種類。焙煎したての香りの良さを楽しんでほしいと新鮮さにこだわり、焙煎して二週間ほどで豆を使い切るようにしています。</p>



<p>「豆の種類や味わいに合わせて、どんなふうに飲んでもらうのかをイメージして焙煎しています。例えば、『ブラジルショコラ』はチョコレートのような甘味と重厚なボディが特徴で、ミルクで割ってチョコレートミルクのように飲んでもらえたらと深めに焙煎しています。コーヒーでも料理でも、自分で作ったものをどう調理し、どうやって味わってもらうのか、それを考える工程がとにかく楽しいです」</p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img loading="lazy" decoding="async" width="1024" height="768" src="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/IMG_4449-1024x768.jpg" alt="" class="wp-image-2590" srcset="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/IMG_4449-1024x768.jpg 1024w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/IMG_4449-300x225.jpg 300w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/IMG_4449-768x576.jpg 768w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/IMG_4449-1536x1152.jpg 1536w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/IMG_4449-2048x1536.jpg 2048w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/IMG_4449-1200x900.jpg 1200w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/IMG_4449-960x720.jpg 960w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/IMG_4449-600x450.jpg 600w" sizes="auto, (max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /><figcaption class="wp-element-caption">お店を切り盛りする久本裕子さん･和明さん夫妻</figcaption></figure>



<p>ランチタイムに提供しているスパイスカレーは基本週変わりで、この日は「ラムのキーマカレーとスペアリブのカレー」と、食べ応えのあるあいがけ。ラム肉のカレーはスパイシーな香りの中にラムのいい風味が広がり、どんどん食べ進めてしまう。スペアリブはとても柔らかく、スプーンで簡単にほぐれるほど。ジューシーな脂の甘い味わいもたまらない。</p>



<p>「うちでは、刺激的な南インドのカレーと野菜の甘さを生かしたネパールのカレーを意識しています。今日だとラム肉のキーマは南インド、スペアリブのカレーはネパールといった感じです。お肉の柔らかさにはこだわっていて、スペアリブや手羽元でも、手を汚さずにスプーンでするっと食べられる柔らかさを目指しています」</p>



<p>どちらのカレーも最初は辛い！と感じたのに、ラム肉のキーマの後にスペアリブのカレーを食べると優しく感じるから不思議。RET COFFEEのカレーは、食べてすぐスパークする辛みがそのまま長く持続していく感覚があり、気づけばいつも、じんわりと汗をかいている。</p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img loading="lazy" decoding="async" width="1024" height="739" src="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/IMG_1386-1024x739.jpg" alt="" class="wp-image-2591" srcset="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/IMG_1386-1024x739.jpg 1024w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/IMG_1386-300x217.jpg 300w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/IMG_1386-768x555.jpg 768w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/IMG_1386-1536x1109.jpg 1536w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/IMG_1386-2048x1479.jpg 2048w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/IMG_1386-600x433.jpg 600w" sizes="auto, (max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /><figcaption class="wp-element-caption">スパイスカレーはサラダ付き。この日は味変ができる「ミントアチャール」も</figcaption></figure>



<p>「最初にキレのいい辛さがきた後にじわじわ他のスパイスが効いていき、しょうがやにんにくで辛い印象が持続するようなカレーを目指しています。僕自身はとにかく辛いカレーが大好きで、本当はもっと辛くしたいくらい。でも、あまりにも辛いというお客さんの声を受けて、最近は自分の思うベストな辛さから少し抑えて『ピリッとしているな』くらいに調整するようにしています。カレーが辛すぎたのか、一時期はナポリタンの方がよく出ていたことも（笑）。でも、この辛さがたまらないという常連さんもいらっしゃいます」</p>



<p>久本さんは、お店を始める前はずっと食品製造会社に勤めていました。何をするのかは特に決めずに一度会社を辞め、単発アルバイトなどをしながら半年ほどゆっくり過ごしたのち、妻の裕子さんの提案をきっかけに、夫婦で喫茶店を始めることに。</p>



<p>「お店で提供しているメニューのベースは、料理好きな夫が趣味であれこれ自作していたものです。いろんなものを一から作る彼の料理が好きだったし、すごく楽しんで作っている姿を見て、仕事にしてみたらいいんじゃないかと思ったんです」（裕子さん）</p>



<p>駅を降りて、ふらっと立ち寄れる場所ってなんだかいい、そう考えて駅近の物件を探し、クリーニング屋として営業していたこの場所にたどり着き、自らリノベーションして喫茶店に。突然一からお店をはじめることに、不安はなかったのでしょうか。</p>



<p>「不安がゼロだったといえば嘘になりますが、私たち夫婦が食べていければいいので、うまくいかなかったらまた働きに出るなり、なんとでもできると思っていました。オープン前に十分な告知もせず、前日までシャッターが閉まっていた場所に突然お店ができるような形で始まって。最初は素通りされることが多く、しばらくは苦戦しましたね」（裕子さん）</p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img loading="lazy" decoding="async" width="1024" height="768" src="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/IMG_1494-1024x768.jpg" alt="" class="wp-image-2592" srcset="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/IMG_1494-1024x768.jpg 1024w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/IMG_1494-300x225.jpg 300w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/IMG_1494-768x576.jpg 768w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/IMG_1494-1536x1152.jpg 1536w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/IMG_1494-2048x1536.jpg 2048w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/IMG_1494-1200x900.jpg 1200w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/IMG_1494-960x720.jpg 960w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/IMG_1494-600x450.jpg 600w" sizes="auto, (max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p>「ぱっと見で何のお店かわかりづらく、入りにくかったのかもしれません。僕と違って妻は人と話すのが得意なタイプで、『おはようございます』と通勤・通学する方に窓から声を掛けたり、ちょっと足を止める人がいたら『新しくできた喫茶店なんです』と話しかけたりと、とても心強かったです」(和明さん）</p>



<p>お客さんに言われてGoogle Mapの登録はしたけれど、オープンして半年はSNSのアカウントもなく、ひっそりと営業していたRET COFFEE。それでも、裕子さんの地道な声がけやSNSでの口コミをきっかけに訪れた人が常連になったり、一人で来ていたお客さんが週末に家族を連れて訪れたり。他のお客さんがいるのを見て『実は気になっていたの』とふらりと訪れる人も増え、だんだんとお客さんが増えていきました。</p>



<p>「たくさんの人でにぎわって回転率を良くして、というよりは、この場所を気に入ったお客さんがのんびりと過ごしてくれたらうれしいですね。最近、『家みたいにくつろげて、居心地がいい』と言っていただけたことがあって、とてもうれしかったです」（裕子さん）</p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img loading="lazy" decoding="async" width="1024" height="768" src="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/9dfc35f8e80cdd48812ca55e5420578e-1024x768.jpg" alt="" class="wp-image-2603" srcset="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/9dfc35f8e80cdd48812ca55e5420578e-1024x768.jpg 1024w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/9dfc35f8e80cdd48812ca55e5420578e-300x225.jpg 300w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/9dfc35f8e80cdd48812ca55e5420578e-768x576.jpg 768w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/9dfc35f8e80cdd48812ca55e5420578e-1536x1152.jpg 1536w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/9dfc35f8e80cdd48812ca55e5420578e-2048x1536.jpg 2048w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/9dfc35f8e80cdd48812ca55e5420578e-1200x900.jpg 1200w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/9dfc35f8e80cdd48812ca55e5420578e-960x720.jpg 960w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/9dfc35f8e80cdd48812ca55e5420578e-600x450.jpg 600w" sizes="auto, (max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p></p>



<p>RET COFFEEの特徴は、一部を除いて常時変化しているメニューにあります。新しい味わいに出会うことができるのは、ついつい足を運んでしまう理由の一つ。たくさんの新作を前に悩んでいると、裕子さんが詳しく教えてくれます。</p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img loading="lazy" decoding="async" width="1024" height="768" src="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/P6131829-1-1024x768.jpg" alt="" class="wp-image-2596" srcset="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/P6131829-1-1024x768.jpg 1024w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/P6131829-1-300x225.jpg 300w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/P6131829-1-768x576.jpg 768w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/P6131829-1-1536x1152.jpg 1536w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/P6131829-1-2048x1536.jpg 2048w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/P6131829-1-1200x900.jpg 1200w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/P6131829-1-960x720.jpg 960w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/P6131829-1-600x450.jpg 600w" sizes="auto, (max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /><figcaption class="wp-element-caption">カラメルソースたっぷりの『おとなプリン』</figcaption></figure>



<p>「夫が新しいものを作るのが好きでメニューがよく変わるため、お客さんからしたらわかりにくいかもしれないですね（苦笑）。でも、そういった説明含めてお客さんと話ができるお店になればと思っています。会話ができるサイズのお店だし、自分たちの思う『喫茶店らしさ』みたいな雰囲気にできたらいいなぁと」（裕子さん）</p>



<p>「スイーツの中で開店当時から唯一変わっていないのは、『おとなプリン』です。実はずっとコーヒーとプリンを推しています、これぞ喫茶店というメニューですね。固めの生地に、カラメルソースはたっぷりと。オレンジのリキュールをほんのり香りづけ程度に入れて、大人向けのプリンに仕上げています」（和明さん）</p>



<p>お店がスタートして10か月。これからどんなふうに変化していくのだろう。</p>



<p>「この場所にあったクリーニング店は、私たちが借りる直前はお菓子やたばこを販売し、近所の大人や子どもたちが集まる、寄り合いのような場所でした。そんなふうに、気兼ねなく人が集まり、会話ができるようなお店にしていきたいです」（裕子さん）</p>



<p>「いつ訪れても新しい楽しみがあると思ってもらえるよう、何を進化させていくのかは日々悩みながらチャレンジしているところです。今後はさらに、明るい時間からお酒やちょっとした一品料理も提供してみたいですね。飲み会前に一杯お酒を飲んで、ぱっと電車に乗って街に出るという感じで。とはいえ、うちはあくまで喫茶店。今の形は崩さずに、どんな形でやっていくのかを楽しみながら考えていきたいです」（和明さん）</p>



<p>*</p>



<figure class="wp-block-gallery has-nested-images columns-default is-cropped wp-block-gallery-3 is-layout-flex wp-block-gallery-is-layout-flex">
<figure class="wp-block-image size-large"><img loading="lazy" decoding="async" width="1024" height="768" data-id="2597" src="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/IMG_1384-1-1024x768.jpg" alt="" class="wp-image-2597" srcset="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/IMG_1384-1-1024x768.jpg 1024w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/IMG_1384-1-300x225.jpg 300w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/IMG_1384-1-768x576.jpg 768w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/IMG_1384-1-1536x1152.jpg 1536w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/IMG_1384-1-2048x1536.jpg 2048w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/IMG_1384-1-1200x900.jpg 1200w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/IMG_1384-1-960x720.jpg 960w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/IMG_1384-1-600x450.jpg 600w" sizes="auto, (max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<figure class="wp-block-image size-large"><img loading="lazy" decoding="async" width="1024" height="768" data-id="2598" src="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/P6131784-1024x768.jpg" alt="" class="wp-image-2598" srcset="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/P6131784-1024x768.jpg 1024w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/P6131784-300x225.jpg 300w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/P6131784-768x576.jpg 768w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/P6131784-1536x1152.jpg 1536w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/P6131784-2048x1536.jpg 2048w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/P6131784-1200x900.jpg 1200w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/P6131784-960x720.jpg 960w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/P6131784-600x450.jpg 600w" sizes="auto, (max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>
</figure>



<p><strong>RET COFFEE（レトコーヒー）</strong><br>自家焙煎のコーヒー、プリンをはじめとした自家製スイーツから食事まで楽しめる喫茶店。朝はドリンクに＋100円で自家製フォカッチャやオムレツのプレートが付くモーニングサービスがあり（8:00-10:30L.O.）、ランチタイムにはスパイスカレーや自家製ベーコンのナポリタンなどの食事も（11:00-15:00L.O.）。店内のディズニー雑貨は裕子さん、本は和明さんの趣味と、お店には夫婦それぞれの好きなものが集まっている。ことでん琴平線三条駅すぐ。</p>



<p><strong>・</strong><a href="https://goo.gl/maps/Un3ij3H7S5NrCXHs5" target="_blank" rel="noreferrer noopener">高松市上ノ町3-9-38</a><br><strong>・</strong>平日8:00-18:00／土日祝8:00-17:00（平日のみ17:30 L.O.）<br><strong>・</strong>モーニング、ランチは売り切れ次第終了<br><strong>・</strong>TEL：なし<br><strong>・</strong>8月は木曜定休<br><strong>・</strong>最新の営業情報は<a href="https://www.instagram.com/ret.coffee/" target="_blank" rel="noreferrer noopener">Instagram</a>をご確認ください</p>



<p><strong>〇店主おすすめ、近くの場所：野田池緑地公園</strong></p>



<div class="wp-block-group"><div class="wp-block-group__inner-container is-layout-constrained wp-block-group-is-layout-constrained">
<figure class="wp-block-image size-large"><img loading="lazy" decoding="async" width="1024" height="768" src="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/IMG_3817-1024x768.jpg" alt="" class="wp-image-2602" srcset="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/IMG_3817-1024x768.jpg 1024w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/IMG_3817-300x225.jpg 300w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/IMG_3817-768x576.jpg 768w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/IMG_3817-1536x1152.jpg 1536w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/IMG_3817-2048x1536.jpg 2048w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/IMG_3817-1200x900.jpg 1200w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/IMG_3817-960x720.jpg 960w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/IMG_3817-600x450.jpg 600w" sizes="auto, (max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>
</div></div>



<figure class="wp-block-image size-large"><img loading="lazy" decoding="async" width="1024" height="779" src="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/IMG_3864-1024x779.jpg" alt="" class="wp-image-2601" srcset="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/IMG_3864-1024x779.jpg 1024w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/IMG_3864-300x228.jpg 300w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/IMG_3864-768x584.jpg 768w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/IMG_3864-1536x1168.jpg 1536w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/IMG_3864-2048x1558.jpg 2048w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/08/IMG_3864-600x456.jpg 600w" sizes="auto, (max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p>「店名の『RET』は以前私たちが飼っていた犬の名前で、お店を始める前はよく野田池～三条駅周辺を散歩していました。野田池はすごく大きくて、いい運動になりますよ。季節によって草花が変化し、途中の川の生き物を眺めているだけでも楽しいです。気候のいい日にことでんで三条駅で降りたらぐるっと散歩をして、お店でコーヒーを飲んでひとやすみ、なんていいコースだと思います」（裕子さん）<br><a href="https://goo.gl/maps/mgTS98Pir1grpB5V6" target="_blank" rel="noreferrer noopener">香川県高松市松縄町</a>（RET COFFEEから徒歩15分）</p>



<p><strong>●ことでんで行く、スパイスカレー</strong><br><a href="https://setouchipress.com/curry001sakujitsu/" target="_blank" rel="noreferrer noopener">1. 朔日</a>（※善通寺市へ移転）<br>2.<a href="https://setouchipress.com/curry002shioriya/" target="_blank" rel="noreferrer noopener">栞や／琴電琴平駅</a>（※閉店）<br><a href="https://setouchipress.com/curry003maru/" target="_blank" rel="noreferrer noopener">3.カリー屋MARU／栗林公園駅</a><br><a href="https://setouchipress.com/curry004kinco/" target="_blank" rel="noreferrer noopener">4.Kinco.hostel+cafe／花園駅</a>（※閉店）<br><a href="https://setouchipress.com/curry005/" target="_blank" rel="noreferrer noopener">5.ヒッカリー／仏生山駅</a><br>*記事の内容は、掲載時点のものです</p>
<p>投稿 <a href="https://setouchipress.com/retcoffee/">ことでんで行く、スパイスカレー：6.RET COFFEE（三条駅）</a> は <a href="https://setouchipress.com">瀬戸内通信社</a> に最初に表示されました。</p>
]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>この姿は、僕の怒りの表現／まひろさん（研究職・ドラマー）</title>
		<link>https://setouchipress.com/mahiro/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[小林繭子]]></dc:creator>
		<pubDate>Tue, 20 Jun 2023 04:33:09 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[くらす]]></category>
		<category><![CDATA[LGBTQ]]></category>
		<category><![CDATA[表現]]></category>
		<category><![CDATA[香川]]></category>
		<category><![CDATA[インタビュー]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://setouchipress.com/?p=2547</guid>

					<description><![CDATA[<p>まひろさんを見つけたのは、SNS。投...</p>
<p>投稿 <a href="https://setouchipress.com/mahiro/">この姿は、僕の怒りの表現／まひろさん（研究職・ドラマー）</a> は <a href="https://setouchipress.com">瀬戸内通信社</a> に最初に表示されました。</p>
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										<content:encoded><![CDATA[
<p>まひろさんを見つけたのは、SNS。投稿されていた写真の長い髪やメイクから、何も考えずに女性だと思っていたけれど、投稿をよく読むと男性であることに気づいた。自分の先入観を恥じつつ、髪を伸ばしてメイクをする理由を聞いてみると、性差別やルッキズムへの批判、アライ（LGBTQの人たちを理解し、支援する人）であることを示すための表現であり、その思想はパンクからきているのだという。詳しく話を聞いてみた。（取材・ライティング／小林繭子）</p>



<p>*</p>



<p>——性差別・ルッキズムへの批判姿勢とアライであること、それぞれにきっかけがあるのでしょうか？</p>



<p>性差については、子どもの頃からずっと違和感を持っていました。当時、妹は「女の子はあぐらをかいちゃいけない」、僕は「男だからこうあるべき」などと祖父母から言われることがしょっちゅうありました。小学校でも「男のくせに吹奏楽部」なんて同級生から言われることがあり、子ども心に「男と女の違いってなに？」「どうして性別であるべき姿が変わるのだろう」と疑問を持っていました。</p>



<p>ルッキズムへの批判が芽生えたのは、大学生になってライブハウスに出入りするようになった頃でした。友人から「ライブハウスって派手な人が多い、危ないんじゃないの」と言われることや、タトゥーを入れた仲間を通して偏見を目の当たりにすることがあり、見た目で人柄を決めるのはなぜだろうと違和感を持つようになりました。</p>



<p>大学生になって髪を染めたら、祖父母から「そんなチャラチャラして」と言われたこともありました。外見が人に与える印象があることは理解していますが、「チャラチャラ」って内面で使う言葉だと僕は思っていて。自分のことをよく知っているはずの家族に言われると、どうして外見のことで内面まで言及されるのだろうと、怒りに近い気持ちがありました。</p>



<p>アライであろうと意識するようになったのは、比較的大人になってからです。自分の身近でなにかがあったというよりは、メディアを通してLGBTQの方たちが抱えている課題を知り、自分はアライでいたいと思うようになりました。なにより、誰かを好きになることは他人にとやかく言われることではないはずです。具体的になにかアクションをするというよりは、一人ひとりの在り方に寄り添える人でありたいです。</p>



<p>——ずっと持っていた思いを髪型やメイク、ファッションで表現するようになったきっかけは？</p>



<p>パンクとの出会いです。パンクは音楽のジャンル名でもありますが、精神性を示す言葉であり、いろいろな解釈があります。僕の理解は「DIY精神」や「自治行為」、つまり自分たちの生きやすい、幸せでいられる環境を自分たちで作るという考えです。例えば、災害時に寄付をすることや炊き出しに行くこともパンクだし、政治に対する反骨精神やデモもパンクです。</p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img loading="lazy" decoding="async" width="1024" height="768" src="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/06/IMG_4052-1-1024x768.jpg" alt="" class="wp-image-2551" srcset="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/06/IMG_4052-1-1024x768.jpg 1024w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/06/IMG_4052-1-300x225.jpg 300w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/06/IMG_4052-1-768x576.jpg 768w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/06/IMG_4052-1-1536x1152.jpg 1536w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/06/IMG_4052-1-2048x1536.jpg 2048w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/06/IMG_4052-1-1200x900.jpg 1200w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/06/IMG_4052-1-960x720.jpg 960w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/06/IMG_4052-1-600x450.jpg 600w" sizes="auto, (max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p>パンク文化を理解した上で性差別やマイノリティであるという理由で苦しんでいる人たちを見ると、いてもたってもいられなくなり、何か意志を表現したいと考えるようになりました。そうしてたどり着いたのが今の僕の姿——長い髪、メイク、それに合わせたファッションです。</p>



<p>——そうだったんですね。まひろさんがパンク精神を知ったのは？</p>



<p>ミュージシャンたちの活動や言葉を通してですね。彼らの表現は音楽やライブのMC以外にも、ZINEの発行、投げ銭制で音楽をオンライン販売して世界中から寄付を集めるなど、さまざまな活動があります。バンド「<a href="http://gezan.net/" target="_blank" rel="noreferrer noopener">ＧＥＺＡＮ</a>」のライブMCで聞いた「パンクは自分と隣にいる人が幸せになるための自治行為だ」という表現が、僕にとっては一番しっくりきています。</p>



<p>——まひろさんのスタンスが長い髪やメイク、ファッションなどに昇華されたのは、どうしてでしょうか？</p>



<p>一番強く、長く感じてきた違和感は性差別だったので、あえて中性的な見た目にしようと思ったんです。そうして伸ばし始めた髪がいい感じに長くなったのは、大学3年生の頃でした。その髪型に合わせつつ、中性的な見た目をイメージしてメイクやファッションが後からついてきたという形です。</p>



<p>——最初、周りの反応はどんな感じでしたか？</p>



<p>「どうしたの？」「かわいくなったね」とさまざまな反応がありましたが、「女の子みたいだね」と言われた時は、そりゃそうだし、批判するつもりはないけれど、自分が闘いたいのはこういう発想だと思いました。見た目でどういう人かを判断しない世の中や、男性・女性だけではない世界になればいいと思っています。</p>



<p>——髪を伸ばしてメイクをする意図を、当初から人に話していましたか？</p>



<p>その頃は伝えてなかったので、周りの人はただのファッションだと理解していたと思います。説明するのもやぼだと思っていたし、迷いというか……自分の意志とはまた別に、この形が本当に正しいのか自問自答していたのもありました。</p>



<p>——それを言語化したり、SNSで発信したりするようになったのは？</p>



<p>社会人になった2019年からです。会社では一個性として今のスタイルを認めてもらっていますが、知人から「社会人としてその恰好はどうなの」と言われることや、心の性が女性だと勘違いされることも依然としてあって。実際にそういう体験をすると、こんな世の中——見た目で人を判断したり、固定概念に人を押し込めようとしたりするから人がありのままでいられないんじゃないか、自分を覆い隠している人がいるんじゃないか、でもそれは違う、と強い気持ちが生まれました。そこから、言葉にして発信しようと変わっていきました。</p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img loading="lazy" decoding="async" width="1024" height="837" src="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/06/IMG_4082-3-1024x837.jpg" alt="" class="wp-image-2552" srcset="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/06/IMG_4082-3-1024x837.jpg 1024w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/06/IMG_4082-3-300x245.jpg 300w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/06/IMG_4082-3-768x628.jpg 768w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/06/IMG_4082-3-1536x1256.jpg 1536w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/06/IMG_4082-3-2048x1674.jpg 2048w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/06/IMG_4082-3-600x490.jpg 600w" sizes="auto, (max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p>——言葉で発信するようになって、変化はありましたか？</p>



<p>何か劇的に変化するということはないです。正確に言うと、僕が怒りを表現していること自体が大事で、その時点で完結している、伝わっていようがいなかろうが関係ないと思っていたので、周りがどうなるのかはあまり考えていませんでした。ただ、言葉で発信する前は心ないことを言われることや、ネガティブなリアクションもあったけれど、最近はうれしいことのほうが断然多いです。</p>



<p>——どんなうれしいことがありましたか？</p>



<p>「周りには公表してなかったけれど、バイセクシャルなんだ」とその人のそのままの姿を打ち明けてもらうことや、「まひろさんみたいに声を上げてくれる存在が心の支えになる」と言っていただくこと、「なぜそうやって表現をしているのか」とSNS上で聞かれて意見交換が生まれることなどです。あと、「似合うね」と言われることが増えて、自分の思いがファッションとして不自然ではなく、成立しているのであればうれしいですね。</p>



<p>最初は伝わることを期待していなかったけれど、自分の思いがひとかけらでも伝わっている実感があると素直にうれしいし、思いがけず誰かの支えになるのだなと気づきもありました。</p>



<p>——見た目での表現以外に、普段から積極的にしていることはありますか？</p>



<p>性差別的な発言など、気になることがあったらどうしてその発言をしたのか、問い詰めるのではなく、相手に理由を聞くようにしています。言葉を通すからわかることもありますね。うやむやにされることもあるし、僕の問いによってこの言い方は違ったなって考えてくれる人もいるし、僕自身が新たな気づきをもらうこともあります。</p>



<p>——問いを投げることによって、多少なりとも摩擦が生まれそうですが。</p>



<p>もしそれをきっかけに疎遠になるなら、それまでなのかな……実際には僕の問いに対して考えてくれる人たちに恵まれているので、感謝しています。摩擦も人間関係の一部。それも含めて愛せるのが人間関係なんじゃないでしょうか。摩擦が悪いとは思ってないですね。</p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img loading="lazy" decoding="async" width="1024" height="768" src="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/06/IMG_4043-1024x768.jpg" alt="" class="wp-image-2553" srcset="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/06/IMG_4043-1024x768.jpg 1024w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/06/IMG_4043-300x225.jpg 300w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/06/IMG_4043-768x576.jpg 768w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/06/IMG_4043-1536x1152.jpg 1536w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/06/IMG_4043-2048x1536.jpg 2048w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/06/IMG_4043-1200x900.jpg 1200w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/06/IMG_4043-960x720.jpg 960w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/06/IMG_4043-600x450.jpg 600w" sizes="auto, (max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p>——大人になってから、祖父母と性差別について会話する機会はありましたか？</p>



<p>ありませんでした。僕の場合は違和感を覚えながら生きてきたけれど、きっと祖父母はそうじゃなかったんじゃないかな。個人差もあるし、家庭環境や世代、社会の変動で考えや視点は違ってきます。僕と祖父母の間にはその違いの幅が大きく広がっているのだと感じているので、相手によってはぶつかることにこだわらなくていいかなと。祖父母とはぶつかるよりも、いろんな人がいることを学ぶ存在として関わっていたいです。</p>



<p>——今の表現を始めてから4年、自分自身の変化はありますか？</p>



<p>「こうだ」と思ったらずっと同じというよりは、考えながら、時に自分を疑いながらやっていて、最近では見た目で印象を持つことが悪でもないなと、少し変化があります。見た目でこういう人だと決めつけてレッテルを貼るのは良くないけれど、なにか印象を持つっていうのは誰しもあることなので、そこに対してまで怒るのは違うなと。以前はそれすらむっとすることもあって（苦笑）。いつも、自分はこうだと思っていたけれど、たまにあれ、違うんじゃないかと思うこともあって……あやふやなのかもしれないけど。</p>



<p>——自分の外と接触しながら「こうかもしれない」と考えていくことをやめないって、すてきですね。他にも変化はありますか？</p>



<p>最初はとにかく怒りが原動力で、性別があるから差別がおこり、苦しむ人がいて、マジョリティとマイノリティが生まれ、マイノリティが虐げられている、だから性別なんていらないと思っていたけれど、今はすべての人が自分の感じている性別を楽しめる世の中になったらいいなと思っています。</p>



<p>——性別を楽しめる世の中とは？</p>



<p>周りから干渉を受けずにその人が自分の好きな状態、そのままで心地良くいられる状態です。そんな願いを込めてずっと髪を伸ばしてきましたが、実は最近、切ってもいいのかなという気持ちも出てきて。髪を伸ばすという形に固執しちゃっているのかな？と思うようになって……。そんなふうに考えてばかりですが、自分の変化も楽しめたらいいですよね。</p>



<p></p>



<p>*</p>



<p></p>



<figure class="wp-block-image size-large is-resized"><img loading="lazy" decoding="async" width="1024" height="768" src="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/06/P1211500-1024x768.jpg" alt="" class="wp-image-2554" style="width:512px;height:384px" srcset="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/06/P1211500-1024x768.jpg 1024w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/06/P1211500-300x225.jpg 300w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/06/P1211500-768x576.jpg 768w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/06/P1211500-1536x1152.jpg 1536w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/06/P1211500-2048x1536.jpg 2048w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/06/P1211500-1200x900.jpg 1200w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/06/P1211500-960x720.jpg 960w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/06/P1211500-600x450.jpg 600w" sizes="auto, (max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p><strong>まひろ</strong><br>1994年徳島県生まれ。高校までを徳島で過ごし、岡山の大学へ進学し生化学を学んだ後、会社員として研究職に就く。大学生の頃からカメラとバンドを始め、言葉を綴る。空き時間ができれば、生活のにおいを見つめに散歩に出る。現在は二つのバンド<a href="https://www.tunecore.co.jp/artists?id=591561" target="_blank" rel="noreferrer noopener">alligator 13 foot</a>と<a href="https://deservetodie.bandcamp.com/album/s-t-limited-ver" target="_blank" rel="noreferrer noopener">DESERVE TO DIE</a>でドラムを担当。<br><a href="https://www.instagram.com/masahiro.mahiro/" target="_blank" rel="noreferrer noopener">Instagram（メイン）</a><br><a href="https://www.instagram.com/my.own.reality/" target="_blank" rel="noreferrer noopener">Instagram（フィルム写真）</a><br><a href="https://www.tumblr.com/ihatetheflowoftime" target="_blank" rel="noreferrer noopener">https://www.tumblr.com/ihatetheflowoftime</a></p>



<p></p>



<figure class="wp-block-gallery has-nested-images columns-default is-cropped wp-block-gallery-4 is-layout-flex wp-block-gallery-is-layout-flex">
<figure class="wp-block-image size-large"><img loading="lazy" decoding="async" width="1024" height="841" data-id="2556" src="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/06/IMG_4061-1024x841.jpg" alt="" class="wp-image-2556" srcset="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/06/IMG_4061-1024x841.jpg 1024w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/06/IMG_4061-300x246.jpg 300w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/06/IMG_4061-768x630.jpg 768w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/06/IMG_4061-1536x1261.jpg 1536w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/06/IMG_4061-2048x1681.jpg 2048w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/06/IMG_4061-600x493.jpg 600w" sizes="auto, (max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<figure class="wp-block-image size-large"><img loading="lazy" decoding="async" width="1024" height="698" data-id="2555" src="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/06/IMG_4024-1024x698.jpg" alt="" class="wp-image-2555" srcset="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/06/IMG_4024-1024x698.jpg 1024w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/06/IMG_4024-300x204.jpg 300w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/06/IMG_4024-768x523.jpg 768w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/06/IMG_4024-1536x1047.jpg 1536w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/06/IMG_4024-2048x1396.jpg 2048w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/06/IMG_4024-600x409.jpg 600w" sizes="auto, (max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>
</figure>



<p><strong>燦庫-SANKO-（撮影協力）</strong><br>イベントスペースを備えたカフェバー。ライブ、ポップアップショップ、ギャラリーと多面的に活用できる場として幅広いイベントが開催され、日々音楽、飲食、文化、人が交わる。不定期での夜カフェ営業も（<a href="https://www.instagram.com/sanko.takamatsu/" target="_blank" rel="noreferrer noopener">Instagram</a>にて告知）。姉妹店のライブハウス<a href="http://impulse-records.main.jp/toonice/" target="_blank" rel="noreferrer noopener">TOONICE</a>と共に、まひろさんの思い入れのある場所の一つ。ことでん瓦町駅から徒歩6分。<br><a href="https://goo.gl/maps/YncCoA5cFNJTQ7oq8" target="_blank" rel="noreferrer noopener">香川県高松市亀井町8−8 2階</a><br><a href="https://www.instagram.com/sanko.takamatsu/" target="_blank" rel="noreferrer noopener">Instagram</a>、<a href="https://san-ko.site/" target="_blank" rel="noreferrer noopener">https://san-ko.site</a></p>
<p>投稿 <a href="https://setouchipress.com/mahiro/">この姿は、僕の怒りの表現／まひろさん（研究職・ドラマー）</a> は <a href="https://setouchipress.com">瀬戸内通信社</a> に最初に表示されました。</p>
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			</item>
		<item>
		<title>踊りが私を伝えてくれる／廣瀬桜子さん（大学生・ダンサー）</title>
		<link>https://setouchipress.com/hirose/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[小林繭子]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 24 Mar 2023 08:16:15 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[くらす]]></category>
		<category><![CDATA[表現]]></category>
		<category><![CDATA[香川]]></category>
		<category><![CDATA[インタビュー]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://setouchipress.com/?p=2432</guid>

					<description><![CDATA[<p>この春大学を卒業し、就職を控えている...</p>
<p>投稿 <a href="https://setouchipress.com/hirose/">踊りが私を伝えてくれる／廣瀬桜子さん（大学生・ダンサー）</a> は <a href="https://setouchipress.com">瀬戸内通信社</a> に最初に表示されました。</p>
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<p>この春大学を卒業し、就職を控えている廣瀬さんとは、2022年にダンスの舞台で共演しました。踊りで自分を放ち輝く姿、感受性の豊かさによる迷い、もがきながらも大切なものを見つめて進んでいく強さ。そんな廣瀬さんの多面性の奥にどんな思いがあるのか、また、今の彼女がどんなことを語るのかを知りたくて、話を聞いてみました。（取材・ライティング／小林繭子）</p>



<p>*</p>



<p>——ダンスを始めたのは？</p>



<p>大学1年目の夏休みです。2年生になったら、大学で演劇・インプロ（即興劇）・コンテンポラリーダンスの授業を受けることができるので、「2年次に何を選択しようか」と考えていたら、大学でコンテンポラリーダンスのワークショップ参加募集があったんです。</p>



<p>海外講師の方から教えてもらえるなんて二度とないかもしれない、未経験だけどやってみたい、先輩や同期、教授に私を知って覚えてもらいたい、そういったさまざまな思いから、勇気を出して参加を決めました。コンテンポラリーダンスは、亀梨和也さんがドラマで踊っていたのを見て、憧れと興味を持っていました。</p>



<p>ワークショップは2週間毎日行われ、先輩たちと朝から夕方までダンス漬けの日々。人を持ち上げたり、支えたりと誰かと交わりながらダンスを学ぶ時間で、人の重さや熱、肌の感覚などを体感する不思議な経験の連続でした。</p>



<p>最初は、踊るといってもどんな動きをすればいいのかわからなくて、HIPHOPを踊る人、わーっと子供っぽい動きをする人、なにか模索している人など、周りをよく見ながら盗むことに必死でした。踊ろうとばかりしていたのですが、ある時先輩が上半身裸になって表現しはじめたのを見て、もっと自由にやればいいんだと気づいて。</p>



<p>固定概念を超えて身体を動かし始めたら、今まで感じていたストレスや情熱を自然と表現に変換できている感覚があって、自分ってこんな感じなんだと驚いたことを覚えています。その時の楽しさや興奮が忘れられなくて、ダンスにはまっていきました。</p>



<p>でも、当時ダンスの授業を継続的に受講できるのは2年生からで、それまでは一旦ブランクがありました。2年生になると、授業で週に4日もダンスができて、どんどん夢中になっていきました。最初は自分の抱えているものや感情を出したいと必死にやっていましたが、一年も経つと、私って同じ動きが多いなと気づきも出てきて、このままじゃだめだと焦ることもありました。</p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img loading="lazy" decoding="async" width="1024" height="768" src="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/03/IMG_2259-1024x768.jpg" alt="" class="wp-image-2434" srcset="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/03/IMG_2259-1024x768.jpg 1024w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/03/IMG_2259-300x225.jpg 300w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/03/IMG_2259-768x576.jpg 768w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/03/IMG_2259-1536x1152.jpg 1536w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/03/IMG_2259-2048x1536.jpg 2048w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/03/IMG_2259-1200x900.jpg 1200w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/03/IMG_2259-960x720.jpg 960w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/03/IMG_2259-600x450.jpg 600w" sizes="auto, (max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p>——どうやってその状況を打破しましたか？</p>



<p>いろんな動画を参考にしながら、自分なりの身体の動かし方を模索しました。身体だけじゃなくてもっと顔を使ってみよう、床ではなく高い空に向けて動こう、背中で表現してみよう、そうやって試行錯誤して、だんだんと自分らしさが出せるようになりました。</p>



<p>その頃はまだ恥ずかしさが拭えなかったり、きれいに動きたい気持ちが一番に出ていたと思います。でも、時間の経過と共にきれいに動けているなかでなにか壊したいとか、ちょっと乱暴さを感じさせるような大きな動きをしたいという欲求が膨らんでいきました。ただただ踊りたくて、ダンスのことばかり考えていましたね。</p>



<p>3年生になると後輩の見本にならなくちゃという気概も出てきて、自分ができているかどうかに敏感になっていきました。でも、「できている」という感覚は、慣れが出てきたり、一度できたことをなぞっているだけになったりと、自己嫌悪になることも多々あって……。</p>



<p>——一度できたことを新鮮な表現で再現するのって、なかなか難しいですよね。学内の公演や映像作品へも出演もされていますが、特に印象的だったことは？</p>



<p>映像作品「<a href="https://youtu.be/UqDJqLoCYTw" target="_blank" rel="noreferrer noopener">solos</a>」で、11月の冷たい土砂降りと強風の中、薄着で噴水に入って踊ったことです。足先の感覚もなくなるような過酷な環境で出し切ろうしていたら、自分の限界を一つ超えたというか、自分の中の鍵のかかった扉を開けられたような感覚がありました。</p>



<p>——その時までかかっていた鍵は、何だと思いますか？</p>



<p>「人に嫌われたくない」かな……だから、勉強が苦手なこと、自己愛、性的嗜好や自分勝手さ、人への依存性は普段、隠しています。自分の弱い部分を出すと舐められるんじゃないかっていう不安もあります。だから、信頼した一握りの人以外には自分のことはあまり言わないし、出さないようにしています。あの時、人からどう見えるのかという自意識を一つ乗り越えて、自分を解放できたような感覚がありました。</p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img loading="lazy" decoding="async" width="1024" height="768" src="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/03/IMG_2229-1024x768.jpg" alt="" class="wp-image-2435" srcset="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/03/IMG_2229-1024x768.jpg 1024w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/03/IMG_2229-300x225.jpg 300w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/03/IMG_2229-768x576.jpg 768w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/03/IMG_2229-1536x1152.jpg 1536w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/03/IMG_2229-2048x1536.jpg 2048w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/03/IMG_2229-1200x900.jpg 1200w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/03/IMG_2229-960x720.jpg 960w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/03/IMG_2229-600x450.jpg 600w" sizes="auto, (max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p>——踊っているときは、いつも自分らしくいられている？</p>



<p>自分らしいとは思うけど、それが全てではないですね。どうしても恥じらいがあるときや、お客さんの目線を意識しちゃっている部分はあるし。そういうものが外れない限り、自分はプロにはなれないと思いつつ、好きという気持ちだけでダンスは続けていきたいです。観てくれた人が楽しいとか、なにか共感して楽になったとか、それだけでも私はうれしいです。</p>



<p>——ダンスをしていて嫌になったことは？</p>



<p>ないですね。ダンスの先生が「その動き、面白い」っていつも肯定してくれたお陰だと思います。厳しく言われると「私はだめなんだ」って落ち込んじゃう。私は認めてもらえた、この感じで動いていいんだっていう安心感の中で前に進めるのだと思います。大学では、まずは受け入れてくれて、その上でアドバイスをくれるすばらしい先生に恵まれました。</p>



<p>ダンスを続けてきたのは、単純にやりたいっていうのもあるけど、自分自身を周りに受け入れてほしかったからでもあります。私にはこんな部分もあるよ、私のことを知ってほしい、という欲求ですね。「陰キャ」よりは「陽キャ」が好かれる世の中だと勝手に思っていますが（苦笑）、私みたいに暗い人間もいるし、そんな私も受け入れてほしいなと。</p>



<p>その場に合わせてテンションを上げることだってできるけど、自分を偽り続けることはできないし、いずれ自分が壊れてしまう。自分の一面を正直に出せる場が私には必要で、その手段が踊ることだったのかもしれません。</p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img loading="lazy" decoding="async" width="1024" height="768" src="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/03/IMG_2245-1024x768.jpg" alt="" class="wp-image-2436" srcset="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/03/IMG_2245-1024x768.jpg 1024w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/03/IMG_2245-300x225.jpg 300w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/03/IMG_2245-768x576.jpg 768w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/03/IMG_2245-1536x1152.jpg 1536w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/03/IMG_2245-2048x1536.jpg 2048w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/03/IMG_2245-1200x900.jpg 1200w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/03/IMG_2245-960x720.jpg 960w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/03/IMG_2245-600x450.jpg 600w" sizes="auto, (max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p>——自分に自信はある？</p>



<p>うーん、調子に乗らないようにはしています（笑）。周りの人にもっと自信を持て、調子に乗るくらいでいい、なんてよく言われますが、これまでの経験上、天狗になると人間関係がうまくいかなくなるなど、なにかが崩れるんです。でも、自信がなさ過ぎてもなにもできないので……バランスって難しいですね。自信を意識的に少し盛って、でも謙虚さや誠実さも一緒に抱えて歩いていく、っていう感じでやっていきたいです。これから仕事でも、プライベートでも、ダンスでも。</p>



<p>でも、最近になって、少しずつ自信が持てるようになってきました。褒めてくれる人が増えたからかもしれません。自己を客観視しているつもりでも、人と会話してみると、自分はネガティブなことばかり想像しているんだと気づかされることが多いです。それいいねって言ってくれる人のお陰で、ポジティブな気持ちで自分と向き合えるようになりました。</p>



<p>昨年、瀬戸内国際芸術祭2022で「<a href="https://setouchi-artfest.jp/event/detail489.html" target="_blank" rel="noreferrer noopener">Come and Go　ひびのこづえ×島地保武×小野龍一×OGIJIMA</a>」に出演したことも大きかったです。初対面の方に「ファンになりました」と言われたり、男木島の子どもと仲良くなったり、いろんな人に声を掛けてもらって、自分がそのまま認められていると感じられました。</p>



<p>——この公演を経て、なにか変化はありましたか？</p>



<p>きれいに動くことがすべてじゃない、もっといろんな表現があることを改めて学べました。リハーサルではきれいな線を意識して踊っていたけれど「桜子さんはリスっぽいから、リスっぽい動きをしてみて」と、全然違うところからボールが飛んできたことがあって（笑）。動物的な擬態がダンスになるっていうのも面白くて、自由な表現の幅が広がりました。</p>



<p>——もっと踊りたくなったのでは？</p>



<p>それはあるけど、これからのことを考えると、ダンスはできる範囲でやれたらなっていうのが正直なところです。4月からの就職を踏まえて、ダンスは一区切りつけたというのもあります。今後は無理のない範囲で自由に踊ったり、表現できたらいいかな。ダンスを通して自分が築いてきた感性、観察眼、表現すること、伝えること——そういったことは、日々誰かと接するときにも活きてくるはず。ダンスは私の一部で、これからも私と共に生きていくんじゃないかと思います。</p>



<figure class="wp-block-image size-large is-resized"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/03/IMG_2225-1024x768.jpg" alt="" class="wp-image-2437" style="width:512px;height:384px" width="512" height="384" srcset="https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/03/IMG_2225-1024x768.jpg 1024w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/03/IMG_2225-300x225.jpg 300w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/03/IMG_2225-768x576.jpg 768w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/03/IMG_2225-1536x1152.jpg 1536w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/03/IMG_2225-2048x1536.jpg 2048w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/03/IMG_2225-1200x900.jpg 1200w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/03/IMG_2225-960x720.jpg 960w, https://setouchipress.com/wp/wp-content/uploads/2023/03/IMG_2225-600x450.jpg 600w" sizes="auto, (max-width: 512px) 100vw, 512px" /></figure>



<p><strong>廣瀬桜子</strong><br>2002年、香川県高松市生まれ。四国学院大学4年生（2023年3月現在）。高校では演劇、大学ではダンスに出会い、自身の表現を広げてきた。最近好きなダンサーは、アオイヤマダさん。料理と読書が趣味で、今読んでいるのは三島由紀夫の「音楽」。<br>瀬戸内国際芸術祭2022「<a href="https://setouchi-artfest.jp/event/detail489.html" target="_blank" rel="noreferrer noopener">Come and Go　ひびのこづえ×島地保武×小野龍一×OGIJIMA</a>」、「<a href="https://www.city.takamatsu.kagawa.jp/event/bunka_geijutsu/artcitytakamatsu.html" target="_blank" rel="noreferrer noopener">アート・シティ高松」文化芸術創出事業</a>dance+live music「solos」、<a href="https://youtu.be/DcR1uXKf1y4" target="_blank" rel="noreferrer noopener">Re:Rosas ×Shikoku Gakuin University Theater course</a>、<a href="https://vimeo.com/367786218" target="_blank" rel="noreferrer noopener">SHOWING Heini Nukari × Marcelo Evelin × Shikoku Gakuin University</a>などに出演。</p>
<p>投稿 <a href="https://setouchipress.com/hirose/">踊りが私を伝えてくれる／廣瀬桜子さん（大学生・ダンサー）</a> は <a href="https://setouchipress.com">瀬戸内通信社</a> に最初に表示されました。</p>
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